誰かが聞いた話3
日本のとある地方に不思議な女の子がいる。
その女の子は現在三歳で、周りに理解できない言葉を流暢に話す。
彼女が一歳の時、両親は彼女を連れて旅行をしようとしていた。
ところが、駅で彼女が力いっぱいに泣き叫んで嫌がったので、電車には乗れなかった。
その後、その電車は脱線した。
両親は驚き、彼女には未来を予知する力があるのではないかと思った。
それ以来、彼女が何かを必死に訴えかけていた後には必ず悪いことが起き、家族はそれを回避している。
最近、ある雑誌の記者が噂を聞き付けて、彼女を取材しに来たと言う。
記者は少しふざけて、「将来の日本はどうなりますか?」と質問した。
彼女は平然と、こう答えた。
「おやったかんのひなをろかててくほにたた」