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004 キャラ トウオウ領 ナザムの町

名前 バンリ (バンリ・リュウコウ)

性別 男性   種族 人間

作中年齢 43

身長 177cm 体重 71kg

普段の服装 着流し 肩掛け


現在のトウオウ領の領主兼龍津軍頭目の男。

着流しに肩掛けをかけた質素な格好をしており白髪交じりのセミロングの髪を真ん中分け、無精髭を生やし左眼には眼帯をしている。

元々は帝都の侠客として用心棒などをして生計を立てていたが、当時御忍びで町を周っていた聖帝の目に止まり、分家のひとつであるリュウコウ家に養子として迎え入れられる。その後聖帝の隠密として市政の情報収集及び要人の暗殺などを請け負うようになり、セイテイ領の反体制派の貴族を殺し回ったりもしていた。

その後自身の私設の兵団を持つようになってから各地を帝政の傘下に治めるための武力制圧を開始し、トウオウ領とガザイ領を傘下に治めることに成功する。

以降はトウオウ領に拠点を置き、ナザムの町を中心とする反体制派の面々を掃除した後、帝都傘下の軍「龍津軍」を発足する。

天性の人を見る才能があり、自身の周りにいる人物のほとんどはそうして傘下に入れた者達である。また過去にナザムの町を制圧する際にそうして集めた見込みのある少年少女を集めて「泥濘の子供達」という少年部隊を作ったりなどしている。

本人は至って常識的な人物だが、状況によっては手段を選ばず敵対勢力に対しては容赦なく潰す非情さを見せる。妻と子供もいたが流行り病で死別しており、ゼロには自身の子供の影や昔の自分を重ねて見る節がある。それ以外の所では市中見回りと称して夜の街に繰り出したり、仕事を投げ出してあちこち彷徨いたりするなど俗人くさい所も多く、周囲には権力者らしくないと呆れられている。

実戦を行う機会は少ないが刀の使い手としては随一であり、過去にも大勢殺し回っていた事から達人相手にも引けを取らない。

近年は老齢のため戦の場から身を引くことも考えており、そのためにトウオウ領、ガザイ領内の何処かの村落に隠居しようかと思っている。それとは別に現在睨み合いの続くオース領に関しても帝政の傘下に入れ次第未踏の土地の開拓、及び穀倉地帯化することを考えており、現在戦準備のほかにその計画を実行するための足掛かりも作っている。




名前 ミサオ (旅籠屋たるとのミサオ)

性別 女性   種族 獣人

作中年齢 31

身長 169cm 体重 54kg

普段の服装 お洒落着 ヒラヒラした羽織


旅籠屋「たると」の支配人の女性。魔女スグリの弟子の一人であるが術式使いとしては生活に根ざした庶民派術士。

ウェーブのかかった長髪を真ん中に分け、後ろを装飾品で縛っている。化粧はやや濃いが母性の通った柔らかい印象の顔をしている。

ちなみにスタイルは非常に良い。

十年以上前に同じ出身の獣人たちと奴隷船に乗ってこのヒノエに渡ってきた。その際に売られた先で仲間とともに散々な扱いを受けたが、持ち前の気質で精神的支柱となり周囲を励ました。その後バンリに救出され、スグリやゼロたちと出会ったことにより、誰かを助けたい、支えたいといった気持ちが生まれる。そしてバンリやスグリの支援の下、いくつかの慈善団体の立ち上げなどを行い、同じ志を持った獣人たちと共に邁進していった。

その後拠点をナザムに置き、バンリの密偵や隠密役をしたり奴隷を身請けして社会復帰させたりなどをしている。

ゼロとは10年近い付き合いであり、「初めて」の人でもある。基本的に自分と近しい関係になった人は男女問わず愛情を振りまき、撫でたり抱きついたりすることが多い。そして嫌がられるとすごく落ち込む。

天真爛漫で明るい性格。基本的に人を嫌ったりすることはなく、誰にでも分け隔てなく接する。子供っぽい所や頭の回転がやや鈍い所もあるが、自身の役割と仕事に関しては一貫しており責任感も強い。

過去に受けた虐待や暴力などから自身がそれを行うことも他人がするのを見るのも基本的には嫌う。しかしそうは言っても慈善行為や医療団の護衛のための私設の戦闘班を持ってはいるので一概に否定をしているわけではない。

彼女とその仲間は現在はヒノエの各地に散っているが、その役割や意味などから現聖帝やバンリからも重く見られており、価値観の変革が出来るのではないかと期待されている。



名前 ディザイア (ディザイア・ルメイル)

性別 女性   種族 獣人

作中年齢 29

身長 174cm 体重 58kg

普段の服装  術士服(外套のみ) 質素な服


ナザムの目抜き通りに術士御用達の古書店を構える獣人の女性。ミサオと同じくスグリの弟子であり立場としてはミサオの先輩にあたる。研究者かつ稀覯本のコレクターであり、自身の自宅兼店内は勿論、様々な場所に貴重な書物を大量に保管している。当然その知識量も常人を突出しており、その知識を買われて出向くこともままある。

高めの背と切れ長の目、痩せぎすの体型 (なぜか胸は大きい)。髪の毛はヘアバンドでオールバックで纏めており術式用の化粧や装飾品のせいでやや派手めな印象を受ける。

基本的に自分の興味のあること以外には無頓着で服も術士用の服以外は質素なものを好んで常用する。家事もほとんど出来ないため食事は「たると」にほぼ毎日食べに行っている。

元々魔女スグリの従者として共に各地を廻っていたが、その過程で稀覯本に出会い様々な書物を集めるようになる。一時期は帝都の帝立図書館で司書をしていたこともあったが業務に不真面目であった事からクビを切られている。その後成り行きでミサオと共にいた獣人の少女たちに勉強を教えることになり共にナザムへと移住。バンリの手引きにより自分の土地と現在の書店の元になった建物を所有することになった。

基本的には不真面目でズボラ、自分のやりたいことしかやらない主義。反面自分と同じモノに興味を持ってくれた人には誠心誠意で尽くすところがあり昨今では同じく魔女の弟子であるリシテアを気に入っている。



名前 フェルティナ (フェルティナ・マルバス)

性別 女性   種族 獣人

作中年齢 40

身長 144cm 体重 36kg

普段の服装 白衣 


ナザムの一角に診療所を構えるかかりつけ医の女性。ミサオ、ディザイアと同じく魔女スグリの弟子であり、弟子としては古参にあたる。元々はヒノエの医療技術の発展のために大陸からスグリと共に渡って来ており、それ以前は戦闘地域で個人でのモグリの医者をやっていた。なお彼女の診療所は看護士と後輩の医者二人を抱えており、病床も備えているのでナザムの中では比較的大きめの診療所である。

身長は小さく、ほぼ子供の見た目をしている。伊達の眼鏡をつけて糖分摂取のために常に棒付き飴を咥えており、腰まである長い栗色の髪を頭の左右でお団子状にして纏めている。

現状ヒノエにおいても術式を利用した医療従事者としても指折りの人物であり遠くから彼女に診療をお願いする者も多い。彼女は彼女でその患者たちに紹介状を書いて、より専門性の高い(というか特化し過ぎておかしくなった)知り合いの医者に送り付けるのが仕事になっている。

医者の腕としては広く浅くを信条にしており、自分から率先して技術を披露することはない。その感覚は彼女の妹弟子でもあるヤノにも受け継がれておりスグリの代わりに直接手解きをしたことで、ヤノをエンリ村の診療所を任せるくらいにまで育てている。

有事の際にはミサオの私設の医療班の筆頭スタッフとして陣頭指揮を行う。元々はスグリの紹介でミサオの補助を頼まれたのだが、ミサオの危なっかしい所や人柄を気に入り進んで手を貸すようになった。そのため気持ちが先行しがちなミサオを嗜めることもある。

性格は年相応に落ち着いており必要以上に他人と話すことはない。ただし診療所に新人が入るとコスプレ衣装を着せようとしたり何も知らないのを良いことに嘘を吐いたりするなど子供っぽい所も持ち合わせている。

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