旅の終わり
「ヨーコの言う事、今でも私分からないね〜
憎悪、怨み、妬み、嫉妬が有っての魔女さ〜
でもショコラ帰って来なかったね〜 寂しいね〜
悲しいね〜 」
ふみこ、それが愛なんだよ! ……
って、ふみこ! そのアロハシャツ着た不細工な猫、いつの間に?
「あっ、これね〜 帰りに拾ったさ〜 西表山猫ね〜 マロンちゃんって呼んでね〜 」
「・・・」
(全員無言)
「ショコラ帰って来なかったから、本当に、お礼の宝石無しね〜 」
ケチッ!
「何か言ったかい、ヨーーーーーコ!!! 」
(ふみこの顔がメーディアに変わったヨーコはアヤのポケットに飛び込んだ、そして窓頃家の三日間のバカンス? が終了した)
「本当に帰っちゃうの? 寂しいね〜 悲しいね〜 」
ふみこは大丈夫ね〜ゲコ、
マロンも居るさ〜ゲコ、
ホテルのスタッフも家族ね〜ゲコ、
又、会おうね〜ゲコ、
(ヨーコは親友ふみこと別れ帰りの船に乗船した。ヨーコは気付いて居ないが徐々にリアルなカエルに変わっていた、魔界の男達もリアルな石に侵食し始めていた)
とにかく乗った乗ったゲコ、何だい帰りの船は小さいねゲコ、私は船の探索してくるからねゲコ、
「お母さん、自分がカエルだって事忘れてる?
でも、さっきからゲコゲコ言ってるけど大丈夫かな? 」
アヤ! この船何にも無いよ!ゲコ、
でね、若いあんちゃんが、お前はカエルだから雨雲読めるだろ、うちの航海士に成らないかって、
声を掛けて来たんだよ、カエルに成っても溢れ出る美女オーラは隠せ無かった見たいだよゲコ、
「私も今、声を掛けられた、料理の本を持ってるんなら、うちのコックに成らないかって、この船まだコックが居ない見たい…… 」
「お母さん! アヤ!大変だ! 私達、乗る船間違えた見たい……
この先のあり得ない滝に向かって進んでる、
このままだとヤバい世界に連れてかれるかも」
そりゃマズイねゲコ、アヤ! お前の力でどうにかしろゲコ、
「ヤバい世界も魅力的だけど、今回は疲れた、
どうにかしろ!私! 」
(アヤの手のひらの六芒星が激しくピンクに光りゴーイングペリー号が空に舞い上がる、あり得ない滝を回避して横浜港に向かい進み出した)
「アヤ、もう操縦しなくても大丈夫だゲコ、
あの、お兄ちゃん良い奴で横浜まで送ってくれるってさゲコ、もっと仲間を集めてから滝を登っるってさゲコ、
でねゲコ、アヤ、その私のレシピ本は今ここで海に捨てるねゲコ、復活の酒は封印、これからはアヤが創作した料理を白のレシピ本に記して行くんだよゲコ」
(ヨーコはアヤに黒のレシピ本を海に葬るよう命じた、レシピ本は海の底に沈んで行った、そして若く気さくなあんちゃんに横浜港まで送って貰ったヨーコ達は家路に着くので有った)
やっぱり家が一番だねゲコ
(旅行帰りに良く聞く有りがちな会話である)
何か男達が居ないと静かだねゲコ…… ?
忘れてたゲコ、ハブゴン姉妹を殺さないと男達の石化を止められないんだったゲコ、
「お母さんどうするの? 」
その内どうにかしろゲコ、お前の秘めた力でゲコ
「その、お母さんの無茶振り、いい加減勘弁して! 」
ゲコ、
「えっ? 」
ゲコ、
「お姉ちゃん、お母さん喋らなく成っちゃった…… 」
「マジ、ヤバいかも」
(ヨーコが喋らなく成って何日かしたある日、ヨーコは突然、元の姿に戻った。同じ頃、魔界の石化も溶け、石カエル島の呪いも溶けた、しかし島の石化は年月が長かった為、沢山の魂が天に登った)
ありゃ、元に戻っちまったよ、
「お母さん! 」
「おが〜さ〜ん…… 」
(ユウとアヤがヨーコに抱き付く)
「もう元に戻らないかと思った」
お前達が解術剤作ってくれたんじゃ無いのかい?
「違う私達じゃ無い」
ハブゴン三姉妹が死んだのか?
それとも、もしかしたら黒神の仕業かも……
「黒神? 」
死神の事だよ、
黒神は時として寿命に関係なく、今回の様に行きすぎた事をすると危険分子と見なし排除する事が有るんだよ、
ハブゴン三姉妹が自決したとは思えない、
もし排除去れたとしたら、それは残念な結果だが、それも運命。
もしかしたら、死ななきゃ術が溶けないなんてのが、そもそも迷信で三姉妹は何処かで楽しく遣っているかもしれないね
「ハブゴン姉妹死んじゃったのかな、なんか、悲しい ステルスさん大食い大会の時とても楽しそうだった…… 」
「カラン〜 カラ〜ン」
「あれ? ヨーコ、カエルは」
戻っちまったよ
「何だ楽しみにして来たのに
ユウちゃん生ビールと枝豆ね! 」
岡田、よくも裏切ってくれたね!
「ペガサスがハブゴン姉妹とは戦えないって言うから…… 」
それじゃ仕方が無いね、
今日は久し振りにガンガン飲むよ!
「カラ〜ン カラ〜ン」
「只今、戻ったぞ! 」
あっ! お父さん、お帰りなさい
「ハアックション!! 」
「何だか風を引いたみたいだ、アスタロスも風を引いて何故か魔界の連中が皆、風を引いている
そして、ここ何日かの記憶が無い、
困ったものだ…… 」
「新種のインフルエンザ? タクマに移さないでね
親父!
なんだ、石に成った男達、見たかったのに…… 」
「何か言ったか? ユウ」
「何でも無いよ!お爺ちゃん」
「で、今日は薬を貰いに来た」
今、温っかい物作るから皆席に着いて!
(岡田と影達を含めレストラン窓頃は久し振りのだんらんを見せた。
そしてアヤは厨房に入り沢山の料理を作った)
「久し振りのわが家の食卓、風など一発で治りそうだなアスタロス! 」
「はい、長老」
「で、何の話をして居た」
神界の黒神の話だよ、
「黒神か…… 今後は私達にも、関係してくる話だ、良く聞いて置けユウとアヤ。
昔、
この世界は三つの層に別れて居てな、一番下の層が人間界、真ん中の層が魔界そして上の層が神界に成っている、
魔界では今の様に魔女と悪魔が共に暮らしていた、
しかし有る事件で魔界は魔女界と悪魔界に別れた、
その事件とは王族による無意味な虐殺、ただ狩りを楽しむかの様に下級悪魔を残虐して回った。
その家系から生まれし子孫を恐れ、神界が動いた。
悪魔界と魔女界を二つに分けた。
そして虐殺から誕生した幻影獣達の幻影界を白神が作った、
これで五つの世界が誕生したのだが、
神界にも分裂が起きた、白神と黒神の間に確執が生まれた、
黒神達は白神の気まぐれの創世に嫌気を差していた、白神が無闇に作った生き物や自然や大地を黒神達が世界のバランスを考えながら滅ぼさなければ成らない、
黒神達は神界の一つ下の層に自分達の世界を作り、これ以上の白神との確執を避けた。
そして世界は六つに成った。
簡単に説明すると、お前達は既に幻影獣の世界は知って居るのだから、この他に死神の世界と天使の世界が有ると言う事だ」
(デモンドが長老に成り、男の威厳をちらつかせ
自慢気に話す姿は、赤ちゃん言葉を話していたデモンドを知って居るユウとアヤは少し納得が行かなかった。心の中では偉く成ったな〜 元魔界の王! 魔界に行って石に成った姿を撮影しとけば良かったと思っていた)
「アヤ、席と料理が三人分多いのだが誰か来るのか? 」
ううん、誰も来ない、
…… でも、きっと届いたと思う、お母さんの怒涛の叫びは、もう誰かを凍らせる力は無いけど、きっと伝わってる……




