石とカエル
戻ったよステルス!
「エウレカ姉さん、お帰りなさい、
さっきまで、ヨーコさん達が島に来ていて…… 」
ヨーコ?
「ザウスの家族」
ダイナの事か?
「はい、でもヨーコはモリー レイと言う名前で
ダイナは遠い昔に死んでいて人間違えとかで、
私達は、あの男に騙されているって…… 」
今頃に成って何を訳の分からない事を言って居るんだ!
もし、その話が本当でも、もう魔界など必要無い、全てを終わらせる!
「復活の酒の材料は手に入ったの? 」
ああ全て揃った、後は仕上げるだけだ
「その薬でハビューサ姉さんは生き返るの? 」
分からない、あの男も復活の酒で甦ったと言っていたが、あの男、完全じゃ無かった……
「ハビューサ姉さんが生き返ったら他の国で三人で暮らさない? 」
こそこそ生きるのはもう嫌だ、魔城に移りあの男と一緒に魔界を支配する
「エウレカ姉さん、何か悪魔臭い、
もしかして、あの男と会って居た? 」
材料探しを手伝ってくれた……
あの男を完全にしてやる手助けもしてやりたい
「エウレカ姉さん…… 」
(謎の男の出現に、姉妹の絆も壊れ欠けようとしていた。そしてエウレカはレシピ通りに復活の酒を作り始めた)
ヨーコ達は出直して来るって言ったんだね、私は復活の酒を作るから洞窟の中には誰も入れるんじゃ無いよ、邪魔する奴は誰であれ、
お前の術で始末するんだよ。
……
返事をするんだステルス!
ハビューサ姉さんを生き返えさせる為だよ
私達がどれだけ辛い思いをして来たか、思い出せ
「はい…… 」
(翌朝、再びやって来たヨーコ達とステルスは再度対面する)
何だい、出迎えとは嬉しいね、斎藤ちゃん
でも何か企んでるね、わずかながらも殺気を感じるよ
「お願いです、エウレカ姉さんの邪魔をしないで下さい」
そうも言ってられないんだよ!
男達が石に帰られっちまったんなら
もう、ここから先は小悪魔の悪戯じゃ済まない、お互い家族を背負った勝負だよ。
「そすうですか……
ならば仕方無いです」
(ステルスの瞳が蛇眼に変わった)
ハブゴンの蛇眼だね、でも魔女は石には変られ無いんだろ?
ユウ、アヤ、ステルスを取り押さえろ!
「駄目、お母さん逃げよう! 」
何言ってるんだい? レシピ本も取り返さないと、
やることいっぱい有るんだよ……
あれ?ユウ! アヤ? お前ら何時からそんなに大きく成った?
「違うの…… お母さんが小さく成ったの
でも結構大きい方、カエルにしては…… 」
ありゃ! 本当だ、
ユウ! アヤ! 一端退却だよ
(それはステルスの秘めた力で有った、洞窟内に追いやられてから生き延びる為に備わったステルスの新たな能力だった、ヨーコの大きな身体が盾と成り後ろに居たユウとアヤは無事だった。
アヤはカエルに成ったヨーコを拾いあげ再びアハホテルに逃げ戻った)
除菌スプレーっちゃ無いだろアヤ
「だってベタベタするんだもん…… 」
で、どうするのさ不自由でしょうがないよ
アヤの魔法でどうにかしておくれよ
「こんな状況でも、生ビール飲むんだ、
お母さん…… 」
お前に言われたか無いねユウ!
アヤが拾い上げてくれなかったら今頃私ゃ……
「普通にびびったマジやばい女だった、
ごめんね、お母さん」
そりゃそうだ、私が甘かった、やつらは、お婆ちゃんより前に生まれてる。
装わず、媚びらず、生きている
そこらの魔女とは格が違う
(アハホテルのバイキング会場でめぐみとタクマにツンツンされながらもヨーコは生ビールのピッチャーに必死によじ登りビールを飲みながら語った)
「あれま、偉い事に成っちゃたね〜 ヨーコ
だから気を付けろ言ったね〜 」
ふみこ、どうにかしておくれよ!
お前の魔法で徐々に元の姿に戻せ無いのかい?
「徐々に増やす事は出来るさ〜
でも、この術は怨念がこもって居るね〜
ハブゴン姉妹を殺さないと術は溶けないね〜 」
でも、うちら家族はオフェンスの魔法使えないんだよ、もしユウとアヤがカエルに変えられちまったら窓頃家は終わっちまう
力を貸しておくれよ、ふみこ
「分かったよね〜
その代わりショコラのお礼の宝石は無しね〜 」
ケチッ!
「何か言ったかね〜 ヨーコ」
何も言って無いよ! ふみこ
のケチッ!
アヤ! スマホを貸しておくれ、
もしもの保険を掛けとかなければ、結構ヤバい状況だからね、
もしもし岡田かい、沖縄で、ちっとマズイ事態に成っちまって、こっちに来れないかい?
あと奴らも連れて来ておくれ
「カエルが生ビール飲みながらスマホを
掛けてる、ばえる〜 」
何、写真撮ってるんだよ!
あっちに行きな! シッシッ!
「キャー! カエルが喋った! 」
お前達も撮影してるんじゃ無いよ!
(一般客に混じりユウとアヤもスマホで撮影して居た、しかしカエルと龍がスマホで連絡を取り合う事態、可笑しな光景である)
で、これから先はマジな話だ、お前達は、ふみこの盾と成り今夜ハブゴン姉妹の寝首をかく
ステルスの蛇眼を直視したら、お前達もカエルに変えられちまう、昔、ペスタロスが殺った様に鏡越しに首を落とす、お前達には出来そうも無いから、ふみこに殺って貰う、お前達、覚悟を決めるんだよ!
「でも…… 殺さなくても、何か違う方法は無いの? 」
私のレシピ本取り返して解術剤作っても、
私のカエルの料理と奴の呪いの術では根本的な違いが有る、元に戻るか分からない
「そうよね〜 術を掛けた奴を葬るのが一番手っ取り早いさ〜
何より私が困るさ〜 島に、そんな危ない魔女は要らないさ〜 私が、この家宝のムラサメで三姉妹の首一刀で落とすね〜 」
(ふみこが一番危ないとヨーコ達は思った。
三人と一匹は再び石ガエル島に向かうので有った、
そして、同時刻、洞窟内ではエウレカがハビューサの墓に復活の酒をかけた。
地中から軋む音が成り出し、ハビューサの墓の周りの土が盛り上がる、
四方から蛇の様な茸の様な触手が顔を出す、辺りを確認しながらエウレカとステルスの元に迫り来る。
触手は大きな口を開けエウレカとステルスを取り込もうとしたが、ためらい他の洞窟に移動しコウモリの巣を見つけた、
触手は洞窟内の全ての生物を吸収しハビューサは復活した。しかし眼は陥没して身体は真っ黒で頭から無数の触手を生やすおぞましい姿で有った)
ハビューサ姉さん!
(エウレカが肩を揺するが反応は無く肩の肉が崩れ落ちた)
腐ってる
「そうだ、腐ってる居るのだ」
(謎の男が再び現れた)
「復活の酒には何かが足りないのか……
もしくは既に、この地の全てが汚染去れているのか? 」
貴方は誰なのですか? 私達の眠りを覚まし、
ハビューサ姉さんの復活の手助けまで
「私も分からぬ、だが、この腐った身体に死ぬ間際の少しの記憶が残っていた、デモンドと言う悪魔が私の事をグラウサバンと呼んでいた。
私は微かな記憶を辿り、この腐った身体でデモンドに復讐する為にレシピ本とお前達の力が必死な事を知ったのだ」
デモンド! 私達の姉もデモンドの一族に殺された、やはり奴らは私達の敵!
ステルス、ヨーコ達に術を掛けたの?
「ヨーコはカエルにしたわ、でも子供達には…… 」
その甘さが命取りに成るんだよ、ステルス、次に会う時は、私が始末する
「もう大丈夫だ、男達を石に変えたの成らば
この世界は我が物、後は、お前達が生きている間に、魔界の石像を全て壊せば良いだけの事
何時までも、こんな場所に居ないで魔界に移り、
私達の帝国を築き上げるのだ」
グラウサバン! お前の仕業だったのか
(ヨーコ達が洞窟に現れた)
「誰だお前は? 」
アンソニアの親友のモリー レイだよ!
「アンソニア? 思い出したぞ、あの忌々しいルシファードの女、二人共、私が葬った、しかしデモンドが現れて、私は死んだ」
お前らを魔界には行かせない、ここで決着を着ける、寝首をかいてやろうと思ったんだが、まだ起きて居たとは、良い子は寝てる時間だよって、
なんで私が先頭なんだよ。
「だって、お母さん、もう術に掛かってるから、これ以上は何も起きないでしょ」
馬鹿言ってんじゃ無いよ! 踏み潰されたら終わりだろ。
(ヨーコは後退してアヤのアロハシャツのポケットに入った)
まさか私が第三のキャラに成るとは思いもしなかったよ、ふみこ頼んだよ!
「誰から殺れば良いのさ〜 」
ハブゴン姉妹だよ、呪いを先に解かなければ
「そうは差せないハブゴン姉妹に死なれると私の計画が台無しだ」
(グラウサバンはふみこの前に立ちはだかる
エウレカとステルスはハビューサを連れ洞窟の奥へ逃げて行った)
「ヨーコ、お前のお陰で我が魔力も思い出した
死ぬが良い、魔女共め、大鎌インパクト!! 」
「危ないふみこさん!
フラワーシールド! 」
(アヤのシールドが大鎌インパクトを弾く)
ありがとね〜 ムラマサで受けていたら大事な家宝が折れてたね〜
「だれだお前は、そんな老いぼれの魔女に何が出来る! 」
私? アハホテルの社長のふみこだね〜
でも昔は皆に、こう呼ばれていたね〜
太陽神の孫娘、アハ メーディアと
「メーディアだと」
「お母さん、メーディアって誰? 」
(ヨーコはアヤのポケットから出て来ない)
それじゃサクッと終わらせるよ!
ダイヤモンドソード!!
(ふみこの身体中のジュエリーカットの六芒星が色とりどりに激しく光り、
手のひらからダイヤモンドの剣が出現した)
「まさか、メーディアが、まだこの世界に存在して居たとは……
グァァァァー 」
(ふみこの正体は魔女界で最恐で残酷な魔女メーディアで有った。グラウサバンはメーディアの一太刀で消滅した)




