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(クリスマスの決戦)


(少し戻って西のクレーター、11:50 )


「それではラストシーンスタート」


(フェイレスの合図で、クレーターの端々に停めてある五台のタンクローリーが、クレーターに掘られた、堀にガソリンを流し込む、堀は五芒星の形に成って居て、堀全体にガソリンが充たされた。

12時にタンクローリーが爆発し堀のガソリンに引火した、そしてクレーター全体が五芒星の印に成り燃え上がった)


「気にするな、演出だよ、演出!

デモンドは殺すなよ、私との戦いのシーンが有る、魔女も殺すな、黒羽音が欲しがって居る、

アスタロスは、もうどうでもいい、影達と一緒にルシファード様の血肉にしてしまえ、

幻影魔獣は待機、ここを終わらせた後に、壊滅した東京で生き残った人間達を恐怖のどん底に落としてやる。

ルシファード様率いる幻影魔獣が東京へ、やがては日本全土に…… 溢れ出る、イメージで爆発しそうだ、黒羽音よ、お前に出会えて良かった感謝するぞ、さて、東京はどうなって居る? 」


(黒羽音はタブレットのスイッチを入れた、

タブレットの映像には燃え盛る東京では無く、

次々と捕まる信者達と教団施設に雪崩れ込む捜査官の姿だった)


「何? なんて事だ! そうか、遅れているモリーレイと、その娘の仕業か……

落ち着け黒羽音、大丈夫だ、ここを終わらせた後に私達がお前の夢を引き継いでやる」


(黒羽音の身体が反応する、黒羽音の肉体は徐々にフェイレスに支配去れつつ有った)


「さあ、私達も、そろそろ行くよ! 」


(死闘が始まった、影達は下級コウモリとの戦い、しかし、多勢に手間取っていた、

ユウはバイクに乗り、釘バットで下級悪魔をなぎ倒す、しかし、下級悪魔はゾンビの様に

這い上がって来た。

アスタロスは背中から翼を出し脅威のスピードで上空の悪魔の首を手刀で跳ねる。流石に元サタンの王が娘の婿に選んだだけ有って、実は強者だった。

デモンドは掌手で下級悪魔を吹き飛ばしフェイレスの元に突き進む)


「しかし、きりが無い、こいつらゾンビか? 」


「ユウ! 悪魔を殺した事は有るか? 」


「タイマンは得意だけど、殺しはしないよ、当たり前だろ」


「コイツらは下級悪魔、ただの邪悪の塊、首を切らないと死なない、気にするな! 」


「私は、そんな技、持って無いから、援護するよ、アスタロス、下級悪魔は、たのんだ!

…… てか、初めて話した?

良い声、持ってんじゃん! 旦那さん! 」


「・・・」


(アスタロス赤面して無言)


「では、私も、そろそろ参戦するか! 」


(フェイレスに玉座に座ったまま、両手をクロスに振り下ろした)


「手刀カマイタチ!! 」


(無数のカマイタチが縦横無尽に飛び交う、そしてアスタロスの背中に刺さった。アスタロスは地上に落ちた)


「アスタロス…… 」


(ユウはアスタロスに駆け寄り、急かさず木葉シールドを貼った)


「よくも、我が息子を!

怒りの、掌手ー!!! 」


「魔法の使えぬ、インパクト無しの

只の掌手など、ここに、届きもしないだろう、

何?…… 何だと! 」


(デモンドの放った掌手(手の平で相手にダメージを与える空手の技)が4〜500メートルの距離は有ろうフェイレスに直撃した)


「何て事だ、カメラが壊れた、黒羽音、すまない。少し力を使わせて貰うぞ」


(黒羽音の背中が割れ黒く大きな哺乳類の翼が生えた)


「手刀インパクト! 」


(黒羽音の放たれた巨大な手刀がデモンドを襲うデモンドも深手を受ける。

その頃、西のクレーター手前の上空)


「アヤ、着いたよ、ここが西のクレーターだよ!

……? 何か燃えてるね

……?何か飛んでくる!

アヤ!危ない! 」


(前にフェイレスが放ったカマイタチがヨーコのポルシェをかすめた、二人は頭を下げ交わしたが

後ろの花に直撃した)


「アヤ! 花は大丈夫かい? 」


うん、なんか、食べちゃったみたい……


「こいつ、使えるね、アヤ、戦いの時は何時も持って居るんだよ! 」


結構重いんですけど、この子……


(ヨーコとアヤは上空を舞うカマイタチを掻い潜り地上に降りた、其処には瀕死のアスタロスがユウのシールドで守られて居た)


「ア、アヤ! アスタロスが死んじゃう! 」


大丈夫だよ、回復ホワイトレディが有るから!


(アヤはリュックから花を出し、回復ホワイトレディを出してアスタロスに与え、又、リュックに花を戻した。アヤさん、それ結構無駄な作業だと私は思います)


「アヤちゃん、ありがとう。これで又、戦える!」


いいえ、どう致しまして……? 喋った! 初めて話した。でも何か嬉しい。回復の薬、少なく成っちゃたけど、《お父さん》の分足りるかな?


(アヤは放棄に乗り、デモンドの元に向かった。

ユウはバイクに乗り、ヨーコもポルシェに、二人はアヤを援護しながらクレーターの中心部に向かった。

しかし幻影魔獣が動き出す。一体の魔獣が紫色の液体を吐き出す、液体はヨーコのポルシェとユウのバイクに掛かり、車体が溶け出す。ヨーコとユウは急かさず地上に脱出、アヤに迫る液体は花が食べた)


「私のポルシェに何て事してくれるんだよ、まだローン終わって無いってのに! 」


「何だ、あのバケモノは! 」


(ユウが言う)


「幻影獣だよ、黒羽音に何か食べさせられて、違う者に変わっちまったね」


(ヨーコが言うと、もう一体の魔獣が紫色の毒霧を吐き出した)


「ユウ、危ない! 」


(二人はシールドを張り毒霧を免れたが、上空のコウモリ達に振りかかった、そしてアヤにも)


「コウモリ! 何かシールド的な事は出来ないのか! 」


(地上の影達がコウモリ傘を差したが、

本体のコウモリに毒霧が、かかりコウモリは地上に落ち、影達は消滅した、

そして、毒霧で放棄が消え、アヤも落下する、

その時、アヤの目の前に金色の竜巻が現れ、中から龍が顔を出した)


「間に合ったね! 岡田だよ」


(龍は地上スレスレでアヤを背中で受け止め上空に舞い上がった。ヨーコの周りの毒霧も、赤い風が現れ、毒霧を書き消した。赤い翼の一振で……

フェニックスだ)


「何が起きてるの? 」


「岡田に頼んで置いたんだよ! アドリブのサプライズ? サプライズのアドリブ? まあ結果オーライって事で良いじゃ無いか!


悪かったね、フェニックス! せっかくのバカンス台無しにしちゃったかい? 又、美味しい料理作るから、今日は力を貸しておくれ

……てか 私がフェニックスかい?

私は金色の龍に乗るつもりだったんだよ!!

私が、暑いの苦手なの、お前も知ってんだろ……

今から、アヤに言って、取っ替えて貰う! 」


「小学生かっ!! てか、私は? 」


「もう来てるよ! 」


(ユウが上空を見上げると、白い翼が、

ペガサスだ。ペガサスはユウの元に降り立ち、ユウを背中に乗せた)


「ユウ! 三獣神の力を借りて、私達の魔法を復活させるよ! 」


「はい、お母さん!

ペガサスさん、私のつむじ風を巨大化差せて! 」


(ユウのつむじ風がペガサスの羽ばたきで巨大化、つむじ風が、木枯らしトルネードに変わり二体の幻影魔獣を宙に巻き上げる)


「フェニックスよ、私の氷柱(つらら)を吹き飛ばしてごらん」


(ヨーコは90度のテキーラを口に含み噴き出した。テキーラの氷柱が出来、フェニックスの羽ばたきで炎の氷柱と成り、魔獣を貫いた)


「秘技、テキーラサンライズ? テキーラサンセット? どっちでもいいや…… 」


(しかし、残りの一頭、三つ首鮫の幻影魔獣がアヤに攻撃を仕掛ける。三つ首鮫は四本の足を生やし、フェイレスに切られた首からは大きな角を持つ悪魔の顔が、おぞましい姿に変わり果てて居た

、三つ首鮫は口から無数の紫色の玉を吐き出す、

前方からのフェイレスのカマイタチを、龍が弾く。後方からの三つ首ざめの毒の玉が、花が食べる。

しかし花の茎の部分(腹)は紫色に変色し始め、腫れ上がって居た)


「花! 大丈夫? お腹痛く無い? 」


(アヤの心配をよそに三つ首鮫の追撃が迫る)


「もー いい加減にして、花が死んじゃう!! 」

私が戦うから、花は、もう何も食べなくて良いからね! 」


(アヤは龍の背中の上で立ち上がり、三つ首鮫の方に振り向いた。アヤの手の平の六芒星が激しく光り出し、手の平から七色の花びらが舞いシールドと成る)


「ディフェンスの魔法? 名前付けなきゃ!

…… 花びらシールド! 」


(シールドは毒の玉を全て受け止め消えた)


又、何か出て来る?


(アヤの六芒星は更に光りを増し、手の平から種の様な物が出て来た)


「トウモロコシ? 」


(アヤの手から溢れ出すトウモロコシはポップコーンと成り、三つ首鮫の前にユラユラと舞った)


「パン パン パン パン! 」


(ポップコーンが弾け三つ首鮫の視界を奪った)


名前付けなきゃ! …… ポップコーン閃光玉!

まだ何か出て来る! 向日葵の種?


(アヤの手の平から、向日葵の種が連続で飛び出す)


名前付けなきゃ!…… 向日葵の種って、英語で何て言うんだろう…… もういいや、向日葵の種マシンガンで!

て、何で、種ばっかなの……

最初の花びらは可愛かったのに、


(あまりかっこ良く無い名前であった、向日葵の種が出尽くして、又、何かが出始めた)


嘘!? 今度はデカイ……ぞ


(アヤの手の平から、ヤシの実が…… )


もう、どうにでも成れ!

ヤシの実バズーカ!!


(アヤの、意味不明の攻撃が三つ首鮫を仕留めた、しかし最後のバズーカは軍事兵器レベルの破壊力を持って居た)


「何が起きて居るんじゃ、娘よ、私ゃ、毒の霧で目を遣られて良く見え無い、私の変わりに見ておくれ! 」


「お母さん、 アヤが金色(こんじき)の龍に乗って……って! お母さん、これ絶対にやっちゃ駄目な奴!この業界から干されるよ!! 」


「あいよ! でも本当に目が霞んで良く見え無いだよ」


「アヤの手から、色々、出て来て、三つ首鮫、やっつけちゃった…… でも私達、オフェンスの魔法取り上げられたんじゃ…… 」


「違うよ、ユウ、アヤは、その頃、取り上げられる魔法なんか、持っちゃ居なかった、今、開花したんだよ! 魔法の力が。それにしてもグロい魔法だね、春らしい可愛いの無かったんかい! 」


「見えてんじゃん…… 」


私が仕留めた? でも何で、魔法が……

しかし、何だか力が入らない、お母さんが言ってたボロボロとか、お姉ちゃんが言ってたヨレヨレとか、

本当だったんだ…… 回復の薬、飲んじゃお!


(アヤはリュックから花を出して、回復ホワイトレディを全部飲み、又、花をリュックにしまいって…… )


あっ、お父さんが見えてきた! ゲッ!血だらけ…… どうしよう……


(血だらけに成って膝を落とすデモンドの前に黒羽音の姿が有った。

龍(岡田)がそれに気付く、龍はアヤを振り落とし、黒羽音の元に、龍はデモンドを追い越し黒羽音を右手で鷲掴みにした。

龍の目からは血の涙が落ち、岡田は黒羽音を握り潰した。

四方に肉片が散らばる中、龍の手の中に紫色の淀んだ光りが、徐々に龍の手の平を押し広げて行く、

フェイレスが現れた!! フェイレスは龍を吹き飛ばし言った)


「黒羽音、楽しかったぞ、ゆっくり休むが良い!

これからは魔族の戦い、もう遊びは終わりだ」


(フェイレスの元に窓頃家が全員集まった、フェイレスは再びた手刀カマイタチを仕掛けた)


「デモンド終わりだ手刀カマイタチ! 」


間に合って!


(皆がデモンドにシールドを張る、カマイタチを回避するが…… )


「からのー インパクトッ!! 」


(まさかの二段攻撃でシールドを突き破りデモンドに致命傷を与えた、アヤはリュックから花を出し、薬の瓶を探した)


あっ! 回復の薬、飲んじゃたんだ……

んっ? これは?

お父さん!! 回復の薬! 受け取って!!


(アヤは大きな声を出し、薬の瓶をデモンドに投げた。しかし、薬の瓶はフェイレスに奪われてしまう)


「そうか、そう言う事か、回復のホワイトレディか? そんな小細工をするから墓穴を掘る、

残念だな切り札を失ったか、丁度、疲れて居た所だ、これは私が頂く」


(回復ホワイトレディはフェイレスに奪われ、

飲まれてしまった)


フェイレスさん…… 私、間違っちゃったみたい!

リュックから慌てて薬、投げちゃったんだけど、それ、前に、お母さんに作って貰った、

ラストディナー…… なんて言ったっけ?

あっそうそう、悪魔殺しのポタージュの余り。

間違って投げちゃった! ご免なさい……


「悪魔殺しのポタージュだと?

まさか…… 小娘、に殺られるとは、

まだ終わっては居らぬ、これが何か分かるか?

復活の酒だ冥土のみやげに持って行く

手刀インパクト!! 」


(フェイレスは自分の足元に手刀インパクトを放し地割れを作った、

フェイレスの身体が砂に成り崩れ出し、復活の酒が地割れに落ちて行く、

復活の酒の瓶は、ルシファードの亡骸の横で割れ地面に染み出した、

地面からは無数の菌が増殖し始め、茸の様な蛇の様な植物が生え始めた、

ルシファードの、ばらばらに成った骨を繋ぎ合わせる、やがて、ルシファードの骨格が出来上がり、触手と成った茸の様な蛇の様な生物が、地上に顔出す、

無数の、触手は息絶えた悪魔達の血肉を喰らい始めた、血肉は地底のルシファードの亡骸に運ばれ徐々に体が作り出されて行った。

ルシファードの体は沢山の悪魔の亡骸で再生され以前より遥かに巨大な者と成る、

更に触手は瀕死の幻影魔獣の口に入り、内臓を抜き取った、黒神が完成した。


「ゴゴゴゴゴゴ!!! 」


(大きな地響きと共に黒神ルシファードが現れた)


「アンソニア!! アンソニアは居らぬか!!! 」


(ルシファードの復活の一声で有った、大地揺るがす程のその叫びは哀しみに溢れて居た。

辺りを見渡す、ルシファードの触手がデモンドを捕らえた、触手が瀕死のデモンドに絡み着きルシファードの元に引き寄せた)


「お前は誰だ? 」


「私が解らぬか、ルシファード! デモンドだ」


(悪魔達の残留思念でルシファード頭は混乱し

ルシファードの中にはアンソニアだけしか残って居なかった)


「アヤ、回復ホワイトレディは、もう無いのかい? 」


「うん、私が全部飲んじゃた! 」


「じゃあ死んだね、デモンド! 」


「所でアンソニアって誰? 」


「私の昔の親友だよ! 話、少し長く成るけど、聞くかい? アヤ」


でも、この状態で長話って……


「大丈夫だよ、ルシファードは決してデモンドを殺しはしないさ、親友だからね!

昔、ルシファードが魔界の王だった頃、ルシファードで一番信頼して居たのが

グラウサバンと言う男で、ルシファードは自分の考えをグラウサバンに言っておったのだが、

実はグラウサバンは人の物を、異常に欲しがる男でルシファードの地位と女を狙って居たんだよ、

しかし、ルシファードの女、アンソニアが妊娠した事を知り、グラウサバンは落胆した。

その上、王の座をデモンドに譲り渡して、アンソニアと地上で暮らすなど言い出した。

激怒した、グラウサバンは地上に降りてアンソニアを人質に取り、

ここ西のクレーターにルシファードを呼び出した、

グラウサバンはアンソニアを解放する条件に王の座を自分に譲り渡す事と、魔力を捨てる事を言い渡した。

ルシファードは迷わず愛する家族の為に、その場で魔力を捨てた。

グラウサバンは、その時を待って居た、アンソニアの首を跳ね、ルシファードに瀕死の深い傷を負わせた。

デモンドが、駆け付けるも遅く、アンソニアは息絶えたて居た、デモンドはアンソニアの身体から子供を抜き取り、グラウサバンを掌手インパクトで叩き潰した、このクレーターはその時に出来た物だよ、

瀕死で狂乱したルシファードは、アンソニア! アンソニア! と何度も叫びながら、この星を消滅差せる程の覇気を溜め込んだ。

デモンドは涙を流しながらルシファードの首を跳ねたんだ、

魔界ではグラウサバンの部下達がデマを流し、ルシファードを殺した犯人をデモンドとでっち上げた、寝耳に水のフェイレスは、その話を信じて逆恨みしたって事だよ! 」


「ルシファード! 私が分からぬか、デモンドだ

アンソニアは、もう居ない、良く聞け、お前達の子供はちゃんと育っている、男の子だ!

正気に戻るんだルシファード! 」


「アンソニアは死んだ…… 私達の子供? 」


「そうだ、子供は無事だったんだ。

アスタロス! こっちに来なさい」


「はい! 」


「これが、お前達の子供、アスタロスだ」


「私とアンソニアの子供、アスタロス…… 」


(ルシファードは触手でアスタロスを掴み引き寄せた、潰れた目から涙が溢れた)


「父上、アスタロスで御座います、

デモンド様に救われ育てて頂きました。

会えて嬉しいです、父上! 」


「そうか…… デモンド! よくぞ我が息子を、

ありがとう友よ…… 」


「記憶が戻ったかルシファード!

又、一からやり直そう

そして、旨い酒でも酌み交わそう! 」


「残念だが、この巨体では、成り済ますにも一苦労、何より、この身体、何か良からぬ物が潜んで居る…… 」


「ウランか? 」


「私は、アンソニアの元に帰るとする 」


「ヨーコ、酒は無いか? 」


「有るよ! 取って置きのが」


(ヨーコは90度のテキーラをデモンドに投げ渡した)


「キツい酒だな! 」


(デモンドはテキーラを一口飲んで言った)


「本当にキツい、病み上がりには堪えるな、でも最高に旨い酒だ、息子よ、お前も飲め! 」


「本当にキツい酒ですね、涙が出る程…… 」


(三人は胡座(あぐら)をかき最後の酒を酌み交わした)


「邪悪な力が強過ぎて、アンソニアの元には帰れぬ様だ、一つ頼みを聞いてくれ、皆で私を持ち上げて空の彼方で消滅差せてくれ、アンソニアの眠る、お前達が暮らす、この大地を汚したくは無い! 」


「別った皆で持ち上げれば遠くまで運べる」


「すまぬデモンド……予定が狂った。

時間切れだ、早く皆を連れ上空に逃げろ!! 」


(ルシファードの胸が紫色に光り出した、デモンド達は上空に避難した、しかし、アヤが又、忘れ物をした)


「あっ!! 大変! 花忘れた…… 」


「残念だけどアヤ、今度は本当に諦めな!! 」


(すると、何処からか声が)


「忘れたんじゃ無いよ、僕が自ら、ここに居るんだよ、これが僕の本当の使命なんだ、アヤちゃん醜い僕を育ててくれて、ありがとう! 大丈夫だから、降りて来て、僕の近くに居て」


(アヤには聞こえた、そう聞こえた。

皆の停止を振り切り、アヤは泣きながら地上に降りた、花は、大きな口を開け、ルシファードを喰らい、地面に沢山の根を張り灰色の石の様な巨木と化した、アヤは泣きながら手が回らぬ程、巨大化した花を抱き締めた)


「ありがとう、さようなら…… 」


(低い衝撃波と共に花は沈黙した、花の内部で朽ちたルシファードは根を通して浄化され、

アンソニアの元に帰された)


「終わったね、全て終わったんだよ、アヤ…… 」


(アヤを見捨て無かった、窓頃家全員がアヤの後ろに居た)


「だから、私ゃクリスマスなんか大っ嫌いなんだよ、さあ、長い1日が、終わったよ! さっさと帰るよ!まだ遣らないと逝けないも事が有るんでね……


フェニックスとペガサスもありがとう!

岡田も元気でな、異空間で修行して、装いの魔法でも覚えて、又何時でも遊びに来な、私達は何時でも、お前を待ってるよ!

後、良い報告が有る、北の大地の妖精に聞いたんだが、人間の魂を乗せたマンドレイクが沢山、

北の異空間に降りて来たらしい、育つのに時間が掛かるが、何時か、めぐみが大人に成ったら二人で迎えに行ってやれ」


(龍は涙を浮かべ、背を向けフェニックスとペガサスを連れ大空に消えて行った)


北の大地の妖精って?


「マンドレイクの妖精かい?

居ただろ?

頭からマンドレイク生やした、田中さん」


あの変なおじさん、妖精だったの?


「あれ? 言って無かったかい?


で…… 皆に知らせが有る、

お婆ちゃんが今日 亡くなった、早く家に帰るよ


泣くな! ユウ 寿命が尽きたんだ、大往生なんだよ、家族会議の日に決意したんだろ、今頃めそめそしてるんじゃ無いよ」


(窓頃家全員がめそめそしていた、デモンドとアスタロスは魔界にルキエの棺を取りに帰った、

本当に長いクリスマスが何処かの教会の鐘の

音と共に終わり告げた)






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