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(プラスコラーゲンのフカヒレ煮)


(ひと月前、ハロウィーンの翌日)


「ほら持ってきたぞ、レシピ本だ翔太を解放してくれ」


岡田君じゃ無いか、久し振りだね、そうか!

めぐみは君を頼ったか、君にも、挨拶をと思って居た所だたんだよ、丁度良い、君の席も用意してある、後で打ち合わせをしようじゃないか!


「レシピ本を持って来たんだから、翔太を帰してくれ、そして二度と俺達に構わないでくれ! 」


そうは行かない、私が必要なのはレシピ本の中の料理だ、作って本当に効果が有るか分からない限り、翔太は解放しない!


「話が違うぞ! 」


翔太の命が要らないと言うならば、本を持ち帰れば良いだけの事、自分で決めろ!


「…… 分かった。本は置いて行く、早く料理を完成させて翔太を解放してくれ、連絡を待ってる」


(黒羽音はレシピ本を手に入れ開いた)


興味深い料理が沢山有る、ルシファード様を復活させる酒、黒羽音を陥れた薬草、材料の入手の仕方から幻影獸の住みかまで、この本と黒羽音の企みが合わされば、もう、この世界は我らの物!


(黒羽音はホテルを出て教団施設に向かった)


全信者達を集めろ!


(黒羽音は教団のホールに信者達を集め演説する)


ファスト教のトレードカラーは黒だ、私は黒が好きだ、他の色は何物でも無い、その色だが黒は違う、黒は化ける、色だけでは無い、形、思念、恐怖、漆黒の世界では様々な物が見え、想像力を高める、人間は暗闇で恐怖を知り、闇は世界を征する。

私は長き間、暗闇に居た、そして、病を克服しファスト教団に戻って来た。

全ては暗黒の神ルシファード様の力によるもの

このファスト教は生まれ変わった。

中断して居た計画を来月24日に決行する。

今後、世界中のクリスマスは暗黒の神ルシファード様の復活の日と成る。

信者達よ、新しい時代に備えよ!


(信者達は床に伏せ涙を流して居た、そして黒羽音は、東の山へ食材の仕入れに向かった)


「バムッ」


(黒の高級車を一人で運転し東の山に到着した、黒羽音。

人間の器に入り込んでいる今は、どちらの性格か本人(フェイレス)も解らなく成る事が有る様だ)


鳥居の前で縦笛を吹くと、その音色の周波数により異なる幻影獸が現れる。

鳥居を人間では無い者がくぐると異空間に引き込まれる。

成る程、


(黒羽音は鳥居をくぐった、鳥居の前に水色の渦巻きが現れ、黒羽音を吸い込んだ)


水の中?


「珍しい、サタンが来るとは、土産も無しに何の用だ! 」


(三つ首鮫が現れた)


初めてのお使いだよ、君のヒレが欲しくてな、素直によこせば命は助けてやる。


「何をふざけた事を言って居る、お前が土産に成れ!食い殺してやるわ! 」


交渉決裂か残念だ。


「シュパッ! 」


(黒羽音、いやフェイレスの手刀で一つの首が切り落とされた)


「シュパッ! 」


(二つ目の首も)


「わ、分かった、ヒレを出せば良いんだな、もう、これ以上は勘弁してくれ」


つまらん、只の鮫に成ってしまった!

実は、お土産を持って来て居る、これを喰えば命は助かる。


「そ、それは! 」


(黒羽音は、悪魔の死肉とウラン鉱石をお土産に

持って来て居た)


お前一頭じゃ、つまらんデカイのを後二頭連れて来い! 祭り(クリスマス)の飾りに使ってやる。


(黒羽音は三頭の幻影獸を手下に着け、教団に

戻った)


これが食材だ、化学班達はこの本に書かれて居る料理を解析して、調理師達に作らせろ、他に豪華な料理を三人分、ホテルに届けろ、私の映画には美しい女優が必要だからな、楽しく成って来た、私はホテルに帰る。


(黒羽音は再び、めぐみと岡田をホテルに呼び出した)


「翔太を帰して下さい」


これから、薬の実験の最終過程に入る、

成功すれば翔太を解放する。

今日、お前達を呼んだのは、新作映画の前祝いパーティーだ、脚本は仕上がった、ゆっくり食事でもしながら、打ち合わせをしようじゃないか。


「ふざけるな!お前と食事なんか出来るか! 」

(岡田が言う)


そうか、翔太の分も用意して有ったが、中止ならば全て捨ててしまおう、残念だ、翔太は腹を空かして居たからな。


「分かった、付き合うから、翔太くんを解放するまで、ちゃんと食事をやってくれ」


(そう言われ、めぐみと岡田は、仕方なく黒羽音の用意した夕食を食べる事と成った)


めぐみ、お前には、主演女優に成って貰う、前回の映画がお蔵入りに成った詫びだ、

来週、記者会見の席を設けている、お前は出席して世間を賑がせろ、


(黒羽音はワインを飲みながら、めぐみに、記者会見の台本を渡した)


何だ、食事が進まない様だが、安心しろ毒などは入って居ない、主演女優を殺して何の特が有る、

私は純粋な気持ちで、めぐみと、もう一度仕事がしたいだけだ、昔の事も怒っちゃ居ない、さあ、安心して食事を続けなさい。


(食事を終え、岡田とめぐみはホテルを出た)


「なかなか翔太を解放してくれない、このまま

黒羽音の言う事を聞いてて良いの? 」


「解らない。

黒羽音が、何の為に何の料理を作って居るのか

のりかに復習するのかさえ解らない、取り敢えず記者会見には出席して様子を見よう」


(次の日の朝、二人の体に異変が起きた。

めぐみは岡田に電話して体の状態をを確認した)


「岡田君、めぐみだけど、朝起きたら、体の調子が良いの、鏡を見たら肌のシワとか消えてて…… 」


「そうなんだ、俺は体の変化はあまり無いんだけど力がみなぎる感じで、とにかく体が軽いんだ」


「やっぱり昨日、黒羽音に何か食べさせられたのよ私達! 」


(二人はまだ知らなかった痛みも感じず体内の細胞が散り、果てて居る事に)


「具合が悪く成った訳じゃ無いから、お互い連絡を取り合って、様子を見よう」


(めぐみは自分の体の異変と、翔太の安否の不安から眠れぬ夜が続いた、しかし、めぐみの、その不安定な生活が若返りのスピードを速めて居た、そして、記者会見前日、めぐみは岡田に電話した)


「岡田くん、私、怖い、身長が減ってるの、身体全体が、若返ってる、お願い今から家に来て」


(めぐみは身体の若返りと共に思考も、徐々に幼く成り弱い女に戻りつつ有った。岡田はめぐみの家へ行き、若く成り、不安で潰されそうな、

めぐみを優しく抱き締めた。そして、翌朝、岡田は、めぐみをテレビ局に送り、その足でヨーコの元へ向かった)


中々良い、記者会見だったよ、めぐみ、


(ワイドショーを見ていた黒羽音から、スタジオを飛び出した、めぐみに連絡が来た)


どうだ、私からのサプライズ、プレゼントは、

気に入って貰えたか?

黒羽音作品の主演女優は若くて美しく無ければな!


「翔太に会わせて…… お願いだから…… 」


なんだ、泣いて居るのか?

分かった三日後、私のホテルに来い、映画のクランクアップの祝いに翔太を解放してやる。


(めぐみから翔太、解放の知らせを受け岡田は東京に戻った。三日間、二人は行動を共にし、

当日、二人は黒羽音の部屋に来た、そして翔太が《息絶えて》居た事を知らされる。これはアヤとヨーコがホテルで三人を発見する数分前の出来事だった)












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