(第二章、魔城)
「ゴゴゴゴゴゴ」
(鉄製の巨大な扉が開く悪魔城の入口だ)
皆の物! 戻ったぞ!
「ははー」
私は、これから長老に会いに行って来る。
戻ったら皆に伝える事が有る、しばし、ここで待て!
(そう言って、デモンドは長老の部屋に行った)
「コンコン」
「入ります」
おお! 戻ったか、それで、どうだったヨーコ達は元気で居たか?
「はい、相変わらず男勝りで、手に終えなかった始末です」
そうか、で どうするのじゃ?
「退位の義の執り行いを、お願いしたい次第で」
そうか決めたのだな! 誠に良いのだな? それで。
「はい、決心は初めから付いておりました」
お前達が人間界に降りるとなると、お前の命を狙う輩も出て来るだろう。
「はい、心得ております」
そうか…… それでは一緒に行こう。
「パッパラッパラー」
(ラッパの合図で扉が開く)
皆の物良く聞け! これより魔王デモンドの退位の義を執り行なう。
(長老が告げると)
「ざわざわざわ」
(群衆が、ざわめきたつ)
人間界に降り、魔女界の者達と暮らすと言う、この不届きな王に処罰を与える!
オフェンス系の呪文の取り上げ、寿命を人間達と同等にし、今後一切の魔界への出入りを禁じる。
以上だ! 即位の義は来月執り行うとする。
「ざわざわざわ」
最後に断髭式を行い退位の義を終了とする。
「ざわざわざわ」
「ジョリジョリジョリ」
(デモンドの髭は剃り落とされ)
「パッパラーパラーパラー」
(ラッパの合図で退位の義は終了した)
「ありがとう御座います。魔力を全て取らない後肘、感謝致します」
ディフェンスの魔法まで取ってしまったら、お前達家族は直ぐ様殺られてしまうだろう。これからは皆で力を合わせて生きて行くのだぞ。
「ははー」
デモンドよ、たまには遊びに行っても良いか?
「長老は、そう言って笑顔で、私を見送ったのでちゅ!」
でっ! ここに居るの? 何か、やたら(ざわざわ)してたけど、魔界って、そんなに人居るの?
何か嘘臭!
「そんな事ないでちゅよ! ほら! おひげだって、この通り。ハイッお髭ジョリジョリ! 」
やだ〜もう二度と、やらないで!
でっ! 何で赤ちゃん言葉なの?
「それはでちゅね、アヤちゃんが赤ちゃんの時に一緒に居られ無かったからでちゅ! 」
キモッ! 私、もう16才なんですけど!
お母さん〜どうにかして!この人!
「パパと呼んでくだちゃい、アヤちゃん! 」
タクマでやってよ〜(ユウの息子)
「ユウに殺されかけたでちゅ! 」
(魔界の王はヤバイおじさんに成って居た。
このウザイおじさんの出現によって
窓頃家は新しい展開をする事と成る)