小学校な件について。
9月。
拝啓。
暦の上では秋ですが、まだまだ暑い今日この頃。
皆さん、覚えていますか?
実年齢28の自分ですが、戸籍では9歳となっている小学3年生。
つまり今日から小学生です。
久しぶりの小学校。
期待(人生をやりなおす)と不安(二度目の人生も失敗するかも)
に胸をふくらませている自分こと勇美は
服に迷っていました。
「・・・う~ん」
さて、皆さん。きっとこの小説を読んでいる人のほとんどが小学校を卒業していると思う。
なので思い出してほしい。
きっと、私立の小学校に入った人を除けば、ほぼ全員が私服で小学校に行ったと思う。
自分もそうだった。
つまり小学生は服を毎朝選らばなければならない。自力で。
え?親に着せてもらった?自分、親死んでるし。
え?姉貴がいるだろって?姉貴、変態だし。
まぁ、こんなのでいいかな。
と、手軽なワンピースを手に取ると、
「・・・そっちより左のほうが・・・」
なんか呻き声が聞こえてきた。
ドアをのほうを見る。
そこには姉貴がカメラをかまえ、鼻血をたらしていた。
へ、変態ダー!
「背中にサバのみそ煮を入れられたくなければなにをしているかちゃんと説明しろ・・・」
「どっからだしたのサバのみそ煮!?」
「へんじがない、ただのみそにのようだ。」
「いらないよその説明!」
冷えきった目線が姉貴をとらえる。
「・・・テヘペロ♪」
「セィッ!」
「ぎゃぁぁぁぁぁ!」
「うぅ、ヒドィ。本当に入れるなんて・・・」
「のぞいたあんたが悪い。」
着替えた姉貴の運転する車で移動する。
車で約5分。小学校に到着。
なんか変に緊張してきた。
「勇美ー!いくわよー!」
ちゃんと小学生できるか、友達はできるか、ボッチにならないか、
あぁ!!しばらくニートしてたからバカになってるかも!?
もしかして、またニートに逆戻り?
そして自分はニートとして人生をおえ
「せい」
「ぶぅ!?」
アッチョンブリケ!?
前を見ると姉貴の両手が自分のほうにのびている。
「大丈夫よ。勇美。何弱気になってんの。行動に移さなければなにもかわらないわよ。」
「・・・うん。」
・・・姉貴ぃ
「もしダメでも一生養ってあげるから!」
「よけいなおせわだよ!」
姉貴は姉貴だった!
今更だけどマイリス50いった。