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プロローグと思われる件について。

 ぴりりり、と携帯のアラーム音がなる。

 「・・・んー?」

 顔をあげると、つけっぱのパソコンが目に入った。

またやってしまった。

パソコンには、最近はまった小説投稿サイトがうつっている。

 「んー・・・」

なんとかパソコンをシャットダウンしようと、気力を振り絞る。

部屋にクリックした音が響く。

やりきった。ミッションコンプリート。

そのまま机に突っ伏す。


なんとなく、落ちたパソコンの画面をみる。

目の前には、超絶最強美少女がこちらを眠気眼で見つめ返して・・・


 「・・・ん!?」


跳ね起きる。

おかしい。美少女がきったパソコンの画面にうつるのはどう考えてもおかしい。


 確認しよう。自分の名前は久保 勇也。ぴちぴちの28歳。職業は自宅警備員。

自分のアイデンティティーはいつもダルそうな目付きに、ちょっと丸いボディーだったはず。


 しかし、目の前にいるのは美幼女だ。

どこをどうみても美幼女だ。

眠そうな目付きに整った眉。

顔立ちはとてもよく、幼い顔つき。

髪は短め、身長は低め。

ボサボサな髪の中に一本だけ個性を主張するアホ毛。


 ・・・意味わかんない。

後ろを見てみる。誰もいない。

左右を確認。なにも通らない。

画面を見てみる。美少女ひとり。

ほっぺたつねる。とっても痛い。

美幼女涙目。ペロペロしたい。

「画面にうつる自分が美幼女なのはどう考えても間違ってる!」

 [ユウヤはこんらんしている。]

 [ユウヤはにげだした。]

洗面所へ駆けてく。かおをあげた。

 [しかし、にげきれなかった。]

目の前の鏡にはさっきお会いした美少女が。

 「ギャー!」

美少女にあるまじき悲鳴をあげる。

 周りを見ると、自分より大きい洗濯機、手の届かない位置にあるタオル。

 嫌な予感がして自分の部屋にいく。

 座るのも一苦労しそうな椅子、いくら手を伸ばしても届かないフィギア、

そして、一番高い位置にある同人誌の山・・・。

 「ノー!?」

悲しすぎる。ショックのあまり走り出す。

トイレにたてこもった。

 「はぁ、はぁ、」

ブカブカなズボンにてをかける。

 「・・・ゴクリ。」

そして勢いよくズボンをおろす・・・!





 勇也がトイレからでてくる。後ろを向き、スリッパを揃える。

ドアを閉める。そして膝から崩れ落ちる。

みなさーん、せーのでいいましょう。 せーのっ!

 「美幼女になってる・・・。」

もう一度書きます。不定期です。

評価ください。

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