星をかぞえて
何もない 気づけば 痛みも 哀しみも
何もない 雨もない 壁もない 何もない
「じゃあね」って手を振って 夕日に背を向け いつも通りに 明日待ってたんだ
炭酸の抜けたサイダーが 僕に笑った気がした
手をつないだら 行ってみようか
明日がありそうな場所をさがしに
雨も嵐も 味方にしてさ
さぁI'll be there 雲を歩く
そんな気分で
5センチ 遠いな 昨日の「じゃあね」より
見えないフリした 笑った 影法師
どうしてあんなに 好きだったのに 雨がこんなに 冷たいのだろう
どうしてこんなに 嫌いなのに 雨がこんなに…
雲をはらって 星をかぞえて
「あれがデネブで」って ベガを指さして
瞼の裏に 星を隠した
となりに空いた影を
埋めるみたいに
もう少しだけ 目を閉じたまま 星の残滓を あつめていたいの
雨が攫った ぼやけた影が 消えない 消えない
夜を見上げて 星をかぞえて
「あれは何だっけ」
何も見えなくて…
雲が切れたら 行ってみようか
明日がありそうな場所をさがしに
見つけられたら また会えるかな
ねぇAre you there? I'll go to there, meet me there
星をかぞえて
ありがとうございました。