薄荷
「ボク達はももちゃんとイロイロ見てくるから、しぐちゃん達はどこか見ていてね」
映画を見終わった後、二手に別れて買い物しに行く事になった。 百々花さんと深鈴さんは、ゲーセンに行ったらしい。何やりに行くんだろ。
時雨さんと俺は、シモムラで服を買わないといけないので、服のサイズを選んだりした。
ちなみに時雨さんは御洒落には無頓着らしい。
そんなこんなで、荷物は倍に膨れ上がった。
「そういえば時雨さん、永久のゼロはどうだった?」
結構時雨さんは本とか読んでるし、原作とか読んでそうだし、
「原作は読んだんですが、映画見たかったので、良かったです。」
そういうのは二人に言えばいいのに。
その後、ザイゼで落ち合い、ドリンクバーとアイスを注文した。
いきなり、深鈴さんが口を開いた。
「かしちゃん...もとい鹿島君。 手出して!!」
え? ああ 手ね手。
かしゃりとビニールの音が聞こえると、俺の手に透明な飴が収まっていた
「それは薄荷。それを口に入れて、顔をボクの方に向けて。」
何をするのか、と百々花さんに顔を向けると、にやりと妖艶に笑った。
口に薄荷飴を放りこみ、顔を向けると...
「ん!?」
いきなり....深鈴さんと俺は..キスをしていたのだ。
俺が口に入れていた薄荷飴を霞め取り、口が
離れた。
「え...何を俺に」
訳が分からない。
「これでキミはボクと友達さ。 よろしく!!」
はっ...はぁ
「また″五十鈴″殿はそれかぁ 飽きないのか」
五十鈴....?
「あっはは その読み方は辞めてくれよ」
あははと楽しい雰囲気の後、駅で解散し 帰路についた。




