劇場まで何マイル?
「あははは しぐちゃんも、ももちゃんも揃いに揃って」
目の前にいるのは、健康的に焼けた肌と、笑顔が眩しい少女であった。
「呼んだのは、深鈴殿ではないか。」
「あっはははそーでした ボクが呼んだんでした~」
少女は...深鈴と言うらしい。
「おっ!キミは.....もしかして~ しぐちゃんのお姉ちゃんかなぁ~それとも妹ちゃんかなぁ~」
「何で俺の事分かるんですか?」
バス中で言われたけど、一人称は私の方がいいんじゃないかと言われるけど、自己がクラッシュしそうなので「俺」にしとく。
「顔に...書いてあるよ!! 鹿島ちゃん」
いきなり、額をトンと突かれた。
「またそれか、まったく深鈴殿は...」
ちょっと疲れたように、百々花が言う。
「あの...映画見ましょうよ」
と時雨さん。
「...で何見るかが問題であろう」
映画館のロビーで、何見るか審議中である。
「我は永久のゼロが見たい」
「ボクも永久のゼロか、コマン道がいいな!! 面白い奴だ。消すのは最後にしてやる」
永久のゼロは、太平洋戦争の戦闘機...<零式艦上戦闘機>を描いた映画らしい。
そしてコマン道は、どっかの部隊の話である。 グリーンベレーとか訳わからん
「ん...ANAと氷の女帝か、思い出のバーニィでも良さそうです」
「俺は何でも~」
多数決で、永久のゼロになった。
「はぁー面白いな!! 日本男児としては見逃せぬ!!」
「ももちゃん。キミは女の子だろぅ?
しっかし、航空母艦赤城は最高だなぁ~」
そっちかっ!!!そっちですか!!
そっち見てるのか!!!




