広島編 二 間接と間接
横でかしちゃんがスースー寝息を立てている。
彼女は他と違いすぎる。 挙動も何もかも
¢
まあ、ボクはしぐちゃんよりは凶暴じゃないけど....ね!
この状態なら、何してもいいんじゃないか?
「むっ...起きないのか こうしてやる」
もみっ
胸は思ったより小さいんだなぁ ボクも小さいけども
あ、そういえば...
ボクが鞄から出したのは巾着袋。 中身は...お察しください。
それをかしちゃんの鞄に滑りこませる。
「起きないのかー おーい」
...飲みかけ 間接キス....か
ぐるりとキャップを捻り、スポーツドリンクを口に含む。
「かしひゃん!! おひて!!」(かしちゃん!!起きて!!)
「んあぁ?」
やっと起きたんだ なら良かった
「!!?」
びっくりした顔をしてくれた。
かしちゃんに、唇を介してスポーツドリンクを流しこむ。
流しこみ終わった後も、舌を入れたりしてみる。
「...ぷはぁ 何なんですか!!」
そりゃそうだろう。 寝起きにキスさせてスポーツドリンクを飲ませたのだから。
「かしちゃんのセカンドキス頂き~」
すると、かしちゃんが顔を真っ赤にした。
「えっ..はっ..ちょっ えぇぇぇぇ」
気付いてないのか.. はぁ、かしちゃんのこの顔が見えるのなら、結婚したい。犯したい。
最後は...どうにかできる...かなぁ
広島駅に到着し、ホテルにスーツケースを置いて、市電に乗る事になった。
俺も、以前来た事はある。 でも 女子に囲まれた状態では初めてだし、新幹線でキスされるとは思っていなかった。
すっと唇をなぞっていると、横から百々花さんがリップクリームを差し出す。
ありがたく使うと、じーっと見てくるんだが
「ははははっ、鹿島殿と間接キスをしてしまった~」
なっ!? 気付かなかった...
「むぅー 気付かなかったのか?」
うぅー.....言わないでくれ...
横から時雨さんが耳打ちしてくる。
「義兄さんは女なんですから、自覚して下さいね」
集中砲火を食らう...嫌だ...
あとがき
告知ですけど
本編で表現できない部分を補完する物も書きたいと思います。(R18で