思考の井戸の底へ。
我、決戦ノ刻也。
そう、本日は夏休み開けのテスト。
そのテストの最終科目“英語”
大学生の頭である俺にとっては、楽勝と言う具合であった。
答案用紙も埋め、3度も見直しまでした。
抜かりはない。
因みに、女性として受けるテストは初だ。
時雨さんに、下着の付け方と女性としての心構え的なモノも聞いた。
しかし、スカートは慣れない。
嗚呼。 元に戻る方法とか無いのか。
女になってしまって過ごした日々は、正直言って、新鮮であり 辛辣でもあった。
そして、時計の秒針が真上に来る。
タイマーの電子音が教室に響く。
ちなみに、提出するまでROMれという具合であり、喋る人はいなかったが、先程の張り詰めた空気はなくなった、この空気は嫌いじゃない。
「はいはーい テストは終了~ おつかれさま~」
軽いな.....この先生。
終わったぁ~っという声が所々聞こえる。
「はぁー終わったぁ~ ボク的には、会心の出来だったかな」
「終わり....自由かぁ.. 鹿島殿、時雨殿はどうだったのだ?」
うーん感想...ねぇ...
「....結構..良く出来たのかな?」
「私も........結構」
そりゃ、大学生だぞ俺
「ほぉーんと、君達は頭がいいのだねぇ」
えーと誰さん?
「雪原殿は20位以内は確実ではないのか?」
雪原さん....ね
「そうでしたぁ~ 」
面白いなぁ~俺の周りは。
「ボクの家で、打ち上げしない? 雪ちゃんも来てもいいから!!!!」
「私は、家の手伝いしないといけないから、ごめんね深鈴さん。」
雪原さん...は無理なんだ。
「じゃあ、固定メンバーって感じか、深鈴殿。」
「お邪魔しまーす」
マンションのエレベーターホールから、すぐの部屋。
深鈴さんが、カードキーをで開錠する。
「あ、靴脱いで待っててね かしちゃん、すこし手伝ってね」
手伝い..ね
「キッチン...というか、結構広いなぁ」
マンション入る前から気づいてたけど、けっこう高級なんじゃないか
お茶菓子と紅茶が深鈴さんによって用意されて行く。
とても慣れた手つきだ。
と見とれていると.....
「ひゃあぁぁっ」
声を上げてしまった。
何故なら.....
「どっどこ触ってるんですかぁぁ」
深鈴さん...に、胸を揉まれていた。
「やっやめて貰えますかぁぁ」
「可愛いなぁ」
むちゃくちゃ首筋を舐めてくる...
はぁ....疲れた。
何されたかは、聞くな!
「お待たせ~」
時雨さんは、座って待っていたが、百々花さんは、飾っている艦船模型に釘付け...だった。
「深鈴殿、これは第二次改装時の比叡か!?」
何語だっ!?
「ももちゃん正解~ さて お疲れ様~」
これは美味しいとかそういう話題だった。
「深鈴さん...これってダブルゼロライザー?」
ガラスケースに飾ってある、人気ロボットのプラモデルが目に入った。
良く見ると、塗装が施されている。
「うん、かしちゃん!ダブルゼロだって分かったんだぁ 実は私、雷撃ホビーグラフィックスの記事書いてるんだぁ~」
は? あのボーイッシュでアウトドアな感情の深鈴さんが、雷ホビグラのモデラーだと知らなかった。
あとがき
ダブルゼロライザー! 宮野・F・セイエイ
目標を殲滅する!!!