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intro



「間に合った」

 意識がぼうっとしていた。私の腕を引っ張るのは見ず知らずの男。なぜか息を切らしていた。

 強い風と大きな音、目の前に電車が通過していく。

 ここは見覚えのある駅のホーム。

「間に合ってよかった」

 男はそのまま私の腕を引っ張ってホームの中ほどに連れていく。

「5秒遅かったら君はこの世にいなかったよ」

 私は私の過ちを思い出す。

 無意識に涙が頬を伝っていた。

 

 どんな不幸も晴れるはず、

 意味のないことなんて無いはず、

 そう信じている。

 


 

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