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映画デートは意外と危険?

「半径三メートルの箱庭生活」 第3部 一メートルの世界 <2> の内容から、楽しい映画デートの仕方を私なりに指南してみました。

挿絵(By みてみん)


 「半径三メートルの箱庭生活」において、ヒロインが映画デートの有効性と危険性を以下のように語っています。


『特に初デートの定番ともいえるコース。映画デートが、初デートに向いている理由は、三つほどある。


 一つは二時間ほどの時間何もしなくても、自然に楽しく潰す事が出来る事。

 二つめは、一番他人を身近に感じられるという横並びのポジションを、当たり前のように取る事が出来る事。

 三つめは映画を観た後だから、映画の話が出来て、話題にも困らない事が挙げられるが、実は、最後の一点が問題。


 映画が終わった後での、映画館でのカップルの会話を聞いていても分かると思う。

 二人の感性、感覚が近ければ良いけど、そこにズレがあると悲劇が起きる。

 一方が泣くほど感動しているのに、一方が感動の冷める一言でも言おうものなら、恋もそこで冷めるというもの。

 逆に、また片方があまりのくだらなさに呆れているのに、片一方が無邪気に感動し楽しまれても、相手の趣味を疑いひいてしまう事もありえる。

 映画デートが成功させるには、相手と同じベクトルの感性をもっているか重要になってくる。もし不安があるようなら、誰もがまあ感動できる、無難な作品を観るようにするほうがよい。』


 もう一つ加えるとしたら、狭い所に集団がいる場所にいることで相手のチョットした動作で周囲への気の遣い方がわかるという所です。例えば席に入る時も、左右どちらから入る方が既にいる人の邪魔にならないのか? というのを見て行動しないと、『すいません!』といいつつ、人の膝や荷物を蹴飛ばしながら、前のシートに人の頭にコートや荷物をぶつけながら進んでいく事になります。右から三番目の席なのに、左から入って多くの人の足に躓きながら入ってくると、この人頭悪いなと思ってしまいます。


 逆にこういった事を理解すれば映画デートは楽しめるという事です。


 映画のセレクトにおいては、TVや雑誌で紹介していたから、興行成績が良いからというのでは選んでは危険です。信頼できる映画好きな友人かブログを参考にするといいです。この信頼でき参考になるのは、あまりマニアな世界に踏み込んだ人ではなく、一般的な感覚も持っている人にしておきましょう。でないと素晴らしいですがトンデモなく難解な作品を観に行く事になり、二人でポカンとしてしまう事態になってしまいます。


 そして次にシートをおさえる。初デートならばよい席を用意するのも手です。そしてそういうシートのあるような映画館は、ネットで予約できるのでそれで先に席をとってしまいましょう。そういうシートは会員だと追加料金が不要という事もあり最初に埋まってしまう事もあるので、早めにおさえておきましょう。


 そして映画当日。やはり早めに劇場に入りその良いシートを二人で楽しみましょう。逆に遅く入れば入るだけ席につくときに他の人が邪魔で入りにくくなります。またシートを予約でとっているので、どこが自分の席だと分かっていると思います。既に座っている人の様子を見てその列を見て自分の席にどちらから入るべきかも見極める事も出来ます。それに早めに入る事のメリットは、映画館独自のムービーが楽しめるというのもありますが、劇場が明るい内に入った方が安全というのもあります。階段だけでなく、人の足や荷物に躓いている方も多いのでその危険も少なくできます。出る時も同じです。会場が明るくなってから出る方が安全ですし、忘れ物もなく行動できます。


 そして鑑賞中のマナーを守り周囲から冷たい視線を浴びないように。カップルに多いのはずっとしゃべり続ける。これは完全なマナー違犯なので止めてください。また、大型のシネコン系ではいいですが単館係では肩を組んで密着させて映画を観てしまうと後ろの人が画面を観づらくなってしまいます。それに帽子やお団子ヘアーくらいでも、段差のない映画館では後ろの人にとっては致命的な事になる時にある事を覚えておいてください。映画館でイチャイチャしたいのでしたら、逆にカップルシートにしましょう。クッションなども用意してあり快適ですので、そちらで行った方がやり易いかと思います。

 どんなに退屈でも手を挙げて伸びなどもしないでください。食べ物は静に食べる。

 レジ袋などをガサガサも静なシーンでは目立ちます。銃撃シーンなど映画内での騒音を利用し、映画の空気を読んでそういう事をしてください。また携帯スマフォの電源はオフにするのは当たり前ですが、時計のバックライト、スマフォを点灯させたりするのは止めて下さい。その光がかなり邪魔になります。

 あと足を組んでしまう人気を付けてください。組みなおした時に前のシートを蹴飛ばしてしまう事が多いようですです。軽く触っているつもりでも前の人からはかなり気になりますのでそこは注意してください。


 鑑賞マナーをうるさく言うのは、マナー違犯をして周りの人を不快にしないというのと同時に、デートを台無しにしてしまう事もありますので。


 デート相手がそういった行動を気にしない人で一緒にそういう事をしてしまっているのでしたら、デートとしては問題ないのでは? と思う方もいるかもしれませんが、映画ファンを甘くみてはいけません。映画を観る時のモチベーションが違うのです。

 私もそうなのですが、私の知り合いの映画好きな人はそういう行為を我慢できず注意してしまうんですよね。私は低い声で一言だけ言うだけですが、知り合いは結構キレて怒鳴りつけるという事もしてしまう事もあるとか。またソッと外に出て映画館の人を連れてくるという人も。いい歳して注意してされるというのはあまり愉しい事ではありませんし、余計な事でデートに水を差す事もないと思います。

 自分達も楽しく、周りも楽しくが一番ですので!

 少しでも皆さまの楽しいデートの参考になれば幸いです。

物語の中において、起こってしまう映画デートの最中に寝てしまう。というのは、映画マナーとしても、デートとしてもダメポイントにはなりません。

 私も夫の初デートでそれをされて、しかもその後行った焼き肉屋でも寝られて、その時ムカつきましたが、こうして結婚していますし、知り合いも何度も映画の最中寝ていても結婚している人がいますので。そこは気にしなくてもいいかもしれません。

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