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『あとがき』的な内容で 【(500)日のサマー】

登場 

シリーズ「短距離恋愛」

【半径三メートルの箱庭生活】 第1部 運命の三メートル?  

(前書き部分のみ)

【アダプティッドチャイルドは荒野を目指す】 第54部 抱擁のかけら


挿絵(By みてみん)


 この『近距離恋愛』シリーズでうっすらバレているかもしれませんが、書いた私も映画が好きです。

 実際に、一年に八十本以上作品を劇場で観ていますし、家にはDVDとBlu-ray合わせて四百本以上があり、無駄に映画検定四級という資格までもっていて……。

 登場人物よりもやや濃い映画好きだったりします。


 映画好きな人が書いた恋愛小説で、このシリーズ名だと、『近距離恋愛』という映画から、発想を得て書いていると思われそうですが、 実は、『(500)日のサマー』なテイストを目指して書いた作品です。文才ないので、グダグダになっていますが……。恋愛というものに冷静なサマーというヒロインから世界を見たらどう恋愛って見えるのか? というのが『半径三メートルの箱庭生活』です。


 『(500)日のサマー』は、『半径三メートルの箱庭生活』の前書きに登場した作品で、恋愛映画というより、恋愛しているある男だけにスポットを当てた物語で、自分も馬鹿になるほどの恋をしたくなる、そんな映画です。

 何が素晴らしいって脚本。(映像の見せ方も役者さんの演技も良いのですが)恋愛による『絶頂』と『どん底』を同時に見せていく構成は見事としか言いようがありません。また、ラストに相手の女性の口から飛び出す台詞がまた、捻りが効いていて素晴らしいのですよね。その物語の見事な着地の仕方に感動します。是非その感覚を、色んな人に味わってもらいたいです。このサイトを活用されている人だったら、絶対楽しんでもらえる映画だと思います。


『これは架空の物語で―

実在の人物との類似は偶然である

これは男女が出会う物語だが―

前もって断っておくが

恋物語ではない』

【(500)日のサマー】より


 映画の冒頭で、宣言されるこの言葉なのですが、この映画の内容そのもの。

 おそらくは脚本家の滅茶苦茶リアルな恋愛体験をベースに描かれているのではないかと思われるその内容。愛にロマンをもつ男性がある女性に会い、その相手に運命の愛を感じるのですが、相手は運命の相手なんて信じてもいないし、奔放ではあるものの恋愛にはクールな女性。そんな相手に時には舞い上がり、時には激しく凹みと、ただただ振り回された日々を描いたものです。

 情緒的で想像力の逞しい文学系草食男子が見ると特に填るらしく、感情移入をバリバリして世界に入っていってしまうらしいです。この映画の面白いところは、恋愛ではなく、恋愛感情に翻弄される様子を描いた物語なんです。相手を理解して恋するのではなく、一人で勝手に盛り上がり勝手に玉砕する、ハッキリ言うと恋で馬鹿になった人間の姿を描いています。それだけに恋愛しているときの気持ちを体感できるのではないでしょうか?

 

 『伸ばした手のチョット先にある、お月様』は、ストレートにコチラの映画をベースに作っています。映画と同じ男性目線の物語で、相手の思わせぶりな態度にいちいち過剰に反応して、ヤキモキするという内容は若干近いテイストは持っているとは思います。私が結構冷めた性格なことと、主人公がコチラの映画とは異なり恋愛に関しては結構経験してきている人物であることから、思ったよりも主人公がハジけないし壊れることもなく、淡々と終わってしまったのが何とも悔やまれます。


 私の作品はともかく、是非是非、この『(500)日のサマー』という映画を皆様にお勧めしたい私です。もうレンタルもしている筈!良かったら、観てみて下さい。


(500) Days of Summer

2009年 米

監督 マーク・ウェブ

脚本 スコット・ノイスタッター

   マイケル・H・ウェバー


出演 ジョゼフ・ゴードン=レヴィット

   ズーイー・デシャネル

   クラーク・グレッグ

   ミンカ・ケリー



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