表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/14

11 . バカ正直に生きた証 ④

路地に面したマンションの入り口の階段に、老男性を座らせた私は、「痛い所はありませんか?」と老男性の身体を労りました。 「行き付けの居酒屋に行きたかったんじゃが、さっきのあの男とスレ違いざまにぶつかっての…。地面に尻もちを着いた時に、腰を痛めたかもしれん…」と言う老男性は、痛いのか右手で腰を擦ってました。 「えッ!あの男とは、今しがた、ココで言葉を交わしてた、あの男ですか!?」と声をあげて驚く私に、「うむ。そういえばあの男とは、そなたとは知り合いだったのか?」と老男性から聞かれた私は、「恥ずかしながら…、同僚です…。同僚からの不躾な行為に、代わりにお詫び致します」と真葛の代わりに頭を下げようとする私に、「君が謝る事は必要はない」と老男性に言われて制止させられました。 私は羽織っていた上着を、小雨に濡れた老男性の背中に掛けると、「さぁ、一緒に帰りましょう」と言って老男性に帰路に着かせようと促しました。 小さな溜息を着いた老男性は、「うむ、仕方がない。君の言う通りにしようかな…」とポツリと呟きました。 肩に掛けていたショルダー鞄を首からぶら下げ直した私は、老男性の真正面で背中を向けて腰を下ろし、老男性を背中に背負いました。 老男性に私の代わりに傘を持ってもらい、老男性と一緒に小雨が降る中を帰路に着きました。 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ