新たな王
「救世主?私はただのテイマーだけど?」
「貴方こそまさに、救世主です!」
「え?」
「詳しくお話ししますと……」
この世界は獣人の世界アニマール。そして、この国はアニマドと言うらしい。今、この国は存亡の危機に瀕しているらしい。この国、アニマドは敵国のダークアニマ国に攻められようとしている。それを救えるのは異世界から転移したテイマーだけらしい。
「大体の事情は分かったけど……なんでテイマーなの?」
「はい。説明します。テイマーは獣を操る職業と伝説では語られています。」
「うん。そうだね。」
そんなの伝説にする必要ないだろ、と思いながら話を聞く。
「敵国に勝つにはテイマーの獣を操る力が必要なんです!」
「へー。」
「そこで!貴方に我々を助けていただきたい!!」
「そう言われても……」
「お願いします!えーと、」
「あ、私はアリーシャ・テイルよ。よろしくね。」
「アリーシャ様!なんと尊いお名前!私はアルト、アルト・アニマドです!」
金髪うさ耳の青年はそういうと、アリーシャの手を取った。
「貴方しかいないのです!」
その美しい瞳で見つめられる。鼓動が高なった。
「わ、わかった!助けるわ!」
「ありがとうございます!アリーシャ様!」
こうして、救世主となったアリーシャだったのだが……。
「ありがとうございます!我らが王よ!」
「お、王?」
「はい、正確には女王です!」
「は?」
「はぁ?!」
何故か国の新しい王にされてしまったのだった。




