第5話 戦慄・安藤班大追跡事件
これで、最終章になります
丁度、朝礼の時間である。
「ええ、引継ぎを行う。」
「はっ。」
「昨日担当だったものは、報告を頼む。」
「はい、昨日はサッカーチームによる恐喝傷害事件が発生し、被害者が負傷され救急搬送されたと現場へ向かいました、犯人の特徴は20代が35歳ぐらいの丸刈りの男と目撃者が証言しています。」
「なるほど、その捜査は安藤班に引き継ごう。」
「後、15時頃に小学生が若い男に連れ去ろうとした事件が起きました。」
「ほう。」
「犯人はその男ですかね。」
と、青山は言う。
「いや、詳しいことは分りません。」
「そうですか。」
「よし、早速密行に当たってくれ。」
「わかりました。」
そう言って、安藤主任と青山刑事と島谷部長刑事と風吹部長刑事は覆面に乗って密行へ向かった。
安藤と青山が乗った機捜201号は、1台のホンダオデッセイを発見した。
「あの、車は連れ去りと恐喝傷害と関係しているのかな。」
「ああ、その可能性もあるな。」
と、安藤と青山が近づくと。
なんと、オデッセイは急発進して逃げたのだ。
そして、赤ランプを載せて、サイレンを鳴らして追跡を行った。
「こちら機捜201、手配中のオデッセイを発見、現在追跡中。」
「警視庁、了解。」
404号も、サイレン鳴らして現場へ向かった。
201号は、オデッセイを追跡していたのだ。
「そこの、オデッセイ止まりなさい。」
「フン、くそー、しつこいパトカーめっ。」
と、猛スピードで高速に入った、オデッセイは軸ザク走行しながらパトカーと201号を振り切りながら闘争を続けていたのだ。
そこへ、応援の404号が挟み撃ちして来たのだ。
「逃がすかっ。」
「おい、ヤバいぜ。」
「くそー。」
「くわー。」
と、オデッセイは404号と激突した。
オデッセイは横転して、仲間と思われる男が逃走した、風吹が追いかけるのだ。
「待てー。」
「おっ、足が速いな。」
と、島谷は言う。
「逃がすか―。」
「くばっ、ちくしょー。」
と、手錠をかけた。
運転していた男も逃走したが、安藤と青山が拳銃を構えていた。
「動くなっ、警察だ。」
「お前を未成年者略取及び恐喝と傷害の容疑で逮捕する。」
「くそー、何で俺だと分かったんだ。」
島谷は、オデッセイに乗っていた小学生を助けた。
「大丈夫か、怪我はないね。」
「うん。」
こうして、大追跡は無事に幕を閉じたのだ
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