閑話 ギディングズアンドロイスを語ろうか、、
2ヶ月半ぶりに車に給油しました、、15リッターほどです。
普段徒歩ですので 超エコですな。
語るほどじゃないんですがねいつものことですよ。
本文でちょっと書き散らしましたが、このギディングズアンドロイスというアメリカ製工作機械を知ったのは
1989年の春のこと。
戦後日本の工作機械メーカーはこぞって海外から設備を なけなしのドル札を積んで 導入していたわけです。
本田技研工業狭山工場にあったカーニィー&トレッカーのフライス盤もですが、あれはいま日本工業大学博物館に展示されていますが、なぜかロータリーフライス盤とかいう名前になってます。
ちなみに、、筆者がむかしいた会社にはシンシナチミラクロンのフライス盤がありましたが、なんとまアメリカ海軍が使用していたものの払い下げ品でした。
大半がアメリカ製でしたが、ベッド研削盤やプラノミラーだと当時の西ドイツ ワールドリッヒ製
90年代初頭で同社ベッド研削盤が日本国内に50台あったそうで 国産だと住友重機ですね
東ドイツのアシャスレーベン 現シース も一定数輸入されたそうでして。
ギディングズアンドロイスは大元は鉄道車両関係の工作機械メーカーでして
ビンテージマシナリーによりますと
http://vintagemachinery.org/mfgindex/detail.aspx?id=2282
シンシナティなんですね シンシナティミラクロン、レブロンドもシンシナティですね。
レブロンドはちょっとはずれるんですけどね、、
レブロンド、、、あれどうなるんですかね?牧野フライス製作所と資本関係いまあるんですかね?
で、本編注釈にもありますが、フランス系コングロマリットの傘下に入ってしまってますね。
立形CNC旋盤のみみたいですが。
90年代ヘキサポッドというリンク式マシニングセンタの試作を出していたのですが、、
なんといいますか。
あれあのころ流行ったんですが、
人類には早すぎたんや!
で終わったんですかね?
どこらへんか忘れましたが、21世紀はリンク式とリニアモーターが主流じゃっ!
って騒いだのさ?
リンク式については、ファナックがげんこつロボット、、
あれ正式にはマルチリンクロボットとか言うんですかね?
として開花させるのですが、あれに3Dプリンターのノズルつければ、、、
超高速ノズルができればね
話しズレました
さて、その制御なのです。
電話交換機の技術が使われている件
中ぐり盤は半自動送り機構が備わっているのですが、機械式リンクを用いずに電気的に行っていると。
今でこそCNCじゃないのはPLCで制御しますが、1940年代の技術をもちいて機械的ではなく電気的に制御を行うと。
説明では電話交換機を用いた制御というのだけども、、、
さてその装置がどんなやつだったのか?
英国の古い工作機械サイトだと30ポンドぐらい払えば取説がダウンロードできるそうですが、さすがにそのネタのために30ポンド払うのもねえ?
電話交換機 というと、いまじゃIP交換なんでアレですが
A型交換機 ストロジャー式 葬儀屋の発明だそうです 1987年頃まで使用されていましたまぢかっ!
H型交換機 ジーメンス式 富士通がラ国生産していたと習ったぞッ!
クロスバー交換機 平成初頭まで使われていたやつ
とあるわけですが、、
さすがにクロスバー交換機で制御は行ってないとは思うのですが、
ここはチート国家米帝パイセンです。
アレです、太平洋戦争で日本軍機をVT信管とFCSでバッタバッタおとしていたんです
マリアナの七面鳥撃ち とか。
FCSですが、とんでもないチート技でこの時代にフェーズドアレイレーダーを実用していたんです。
MITですね、、あと80年代まで極秘扱いだったB29の爆撃照準器とかもうね、、、
物量だけでなく科学技術もチートだったわけでして、、
ちなみに、、あの大戦でまともな絶縁電線作れたのは米帝パイセンだけです いやまじでさ。
で、わが帝国は、、といいますと。。日本無線が必死こいてウルツブルグレーダーの国産化をしていたわけですが。。。
CQ出版社 幻のレーダーウルツブルグ 絶版 ですね。
おそらくはステップ・バイ・ステップのストロジャー式だとは思うのですけど。
クロスバー使うほど容量必要ないと思うのですよ。
しかしまあ、、普通ならリレー組み合わせで制御するとは思うのですが、なんでまた電話交換機だったんですかね?
そこはさすが米帝パイセンです。
ようつべに西ドイツ・ワールドリッヒコブルグの1950年代のコブルグ工場の動画ありますが、油圧の制御に真空管使っているのよね、、電磁比例弁って当時すでにあったんですね、、あ、ベンディックスやムーグのサーボバルブ、、
さすがに、、当時の技術で主軸回転数を電気的に制御はどうなんですかね?
サイリスタレオナード制御による直流モーターの制御なんてだしたらただのオーパーツです。
と同時にワードレオナード方式もオーパーツです、、意外と新しい技術だそうで70年代からとか。
工作機械だとプレーナーのテーブル制御とか使われていたそうです。
プレーナーの横にでっかいモーターと直流発電機がありまして、、
話それますが、JR東海の周波数変換所は2037年までにすべて静止型周波数変換になるそうです。
電験三種はよとれ? まずは電気工事士2種ですは
ですが、、戦前の日本において*とんでもないオーパーツがあるんですよ、、
W・ゴーハムがいた日立精機です。
ビルドインモーター主軸というのは現在でこそ主流になっておりますが、なんとまあ戦前の日立精機にて同社のターレット旋盤に組み込んでいたんですよ。
あれです。1個のモーターから動力を天井にシャフトと車輪つけたやつにベルトをかけて、
そこから各々の旋盤とかに回転力を与えていたのがフツーの時代です。
なんせギヤがけモーター付き旋盤なんて、入ったばかりの丁稚どんはせいぜい掃除しかさせてくれなかったといわれておりまして、、
戦後はそのオーパーツ付きは諸般の事情で再生産叶わなかったそうですが。
シンシナチミラクロンも**射出成形機ともかく90年代まではいちおう出してましたが、
見る影もないんですよね。
https://xtech.nikkei.com/dm/article/HONSHI/20051227/111968/
マネーゲームの犠牲になった コングロマリットが投機目的で買収したのはいいんだけども、、です。
あるサイトで以前読んだのですが、工作機械というのはギャンブルで言えば、、麻雀のようなもの
欧米のコングロマリットがやっていることはポーカーゲームだと。
このへん、どうやら50年ぐらい前に牧野フライス製作所の***創業者の一人である牧野常造氏が自著にそのようなことを書いたといわれてますが、粘り強くないとやってかれないような業界なのですよ。
利益おもったより上がらず****潤沢な開発予算もない*****人材育てもやたら時間がかかる
こりゃ投資家にとっちゃ、、、ですよ、、麻雀というより林業ですわ畜産じゃないです。
先日のNIDECによる牧野フライス製作所に対するTOB騒動ですが、
裁判所からの裁定から数十秒で撤退を決めたそうですが、、、今後どうなんですかね?
対中警戒論ですよ
そんなのは存在しない、、と業界のご意見ありますが、
忘れていませんか?いまから約四半世紀前ですよ。
かつて先行者という二足歩行ロボットが侍魂というサイトで紹介されて、さんざネタにされましたが。
さて現在どうでしょうか?
さすがに中華キャノンはありませんが、彼の国はあやしいステルス戦闘機をいろいろ出していますよね。
空母をやたらと建造し、通常動力で電磁カタパルトを装備とか。
あやしいのはさておき、いちおう飛ばしています。
電磁カタパルトもいちおう動くらしいです。
飛ばせるということはそれなりの技術力があるといういみですよ。
どうも工作機械のスピンドル開発に相当な国家予算を注ぎ込んでいるそうですけどさ。
先行者から四半世紀 ドローンはどうでしょう?
あれれ?です。
******仁科芳雄が反省しすぎた結果の団体はさておき、、科学とものづくりをやめかけている日本が今後どうなるか?ですわね。
*日刊工業新聞社 工作機械技術の変遷 長尾克子著
日本工業大学展示物にそれがあるのか?はですが。
まあ、、旧ソ連のT-34戦車の水冷ディーゼルエンジンはソ連が生んだOパーツと言われてますが。
それにくらべてわが帝国の、、
おっとチハの悪口はそこまでだっ!
**FANUC ROBOSHOTの大元はシンシナチミラクロンなんよね。
というか、、、GIGACASTのIDRAが香港のLKグループになっていたとは、、、
***戦後の混乱期に喧嘩別れした天田さんというのがおってな、、理由はしりませんが。
****ブラザー工業さん、ご予算年間100億あるそうな、、まじかよ。
*****まじで林業ですわ 組立のキサゲなんて簡単だ!とか言うのいますが(理屈はね)10年単位ですわ。
それと、工作機械メーカーの定着率超絶悪いそうです今でも、、
4月に入社して10月末のクレーン講習会で同期入社のうち1/3ぐらいが消えていました。
まあ教育も現場ぶん投げOJT主体なので、、知識的なことはOJTじゃあかんと指導方法の教科書にもあるんですけど?
だもんで、退職者が人材派遣会社つくり派遣社員を送り込んでくるという、、なにその世紀末状態、、
80年代の森精機製作所は高卒大卒入社も2ヶ月ぐらい行儀作法をきっちり教えていたそうです。
******日本学術会議のことかな? 仁科芳雄もなんですが、あのニ号研究メンバーにやばいのがいたんですよね。
絶版の『栄光なき天才たち 理化学研究所』の巻にも出てきます。