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拗らせてNewGAME!  作者: 光思
679/705

あじさいまつり 1993年6月 5.演奏会その1

長くなるんで次でこの章おわらせます

「綾乃せんせ~ きょうはよろしくお願いいたします!」

「うん!みんなよろしくねぇ~ 安江ちゃんもっ!」

「竹井です、今日はピアノではなくてフルートででまぁ~す フルートはひさしぶりなんで、、」

「竹井せんぱぁ~い よろしくお願いいたします!」


はい、丸山綾乃です。

いちおう吹奏楽部の副顧問みたいな感じでいます。

郷土史研究会ですか、、文芸部歴史研究班となったんだけども最近いろいろと活動の範囲を広げているみたいで。

あの湯川さんとか府川くんも土曜日とかきて協力しているみたいね。

それと、*山北のとある酒屋さん主催で歴史散策やったみたいですね。

というか、、

しんじのところにも話が来ているみたいなんだけどさ、、それどころじゃないしねぇ。


論文は3本書き上げジャッジしてもらい推薦文書いてもらったそうです。

これでだめだったらどうするんですかね?

来年学部編入ですかね?

恵さんだったらどうしたのかなぁ~って思うときがあります。

聞いた話だと、恵さんがしんじのことを4年間大学に行かせようとしていたみたいだからね。

国立ですよ。

覚えているけど、**通える範囲内の国立大学は行けたそうです。


南足柄高校は11時からの演奏になります。

昨日夕方にしんじから電話があったんだけどさ、あやのちゃんが知っている人を連れて行くからって。

だれだろうね?



となりは地元の農業高校なんだけども、、、そっちの方はお客さん入るんだよねぇ~

食べ物あるしさ。

「まあ、、アウェーだしさ参加することにさあ」

とか言っているんだけども。

 でるならそれなりの成果あげないとねえ?

出たことが成果物とかいうのは正直なしだとおもうよ?


「羽根田くん、、じゃなかった丸山せんせい、メイン会場行かれては?」

ん、、あ、、そうかそろそろだね、、というか遠藤さん来たんだよな。

「じゃあ12時過ぎには戻ります。じゃあ遠藤さんいきましょうか」

こくり

彼女をつれてメイン会場に移動することにした。


「羽根田くん、、いえ丸山さんはほんとうに教師なんですね」

「不本意ながら、、、なんですよ。本来ならば社会科教諭としてどこぞの県立高校に・・なはずだったのがさ、採用試験におちてね、、で、あの青木さんに人さらい同様に北工に連れて行かれ契約書にサインですわ。2年間オプションつけて3年間の電子科臨時教諭 でその間に修士号とれとしかも、、工学のね」


?????どおいうことかな?


「言っていることがわからない、、んですけど??」

「そりゃわかんないよねぇ、、出身学部は国立の人文だよ。で、なんで電子科の免許あるのか?というのは、、資格を利用したんですよあと学位ね、、で人さらいにあいまして高橋のかわりですよ」


あ、、二宮真理さんね、、たしか真理さんとお子さんだけこっち帰ってきているのよね。


相模大井高校の演奏のあとに南高となるわけだけど、バックヤードにはいちおう出店者パスで入れることになっている、、、というか事前に話はつけてあるよ。

「まいどお騒がせの丸山伸二参上!」

「しんじぃ~来てくれたのねぇ~ って、、まさか遠藤さん?」

「遠藤さんよね??」


うそ、、安江ちゃん?

「安江ちゃんって、、南高だったの??」

うん!小さい頃に養子として南足柄に来てねそれで中学から綾乃ちゃんといっしょだよ!


「ぱ、、しんじおにいたん!」

一瞬ぱぱって言いそうになったね?菫子ちゃんよ??

「あら、、菫子ちゃんこっちにいたん、、てことは恵とむくちゃんも??あ、、真理子さんお久しぶりです。お身体大丈夫なんですか?」


ちょっといいかな?

と離れたところにでるのだけども、、、

「伸二くん、どこまで知っている?」

「どこまで、、といわれてもさ。余命幾ばくもないとしかですかね?聞いたわけじゃないですよ、、記憶というか」

記憶ねぇ、、

「おおかた"本来"の恵ちゃんに聞いたのね。それと、、恵ちゃんが小学生だというのには驚いたわ、、それと、、あのけったいな播州弁の女の子はなんなの?」

なんなの?といわれましてもさ?

う~ん、、

「みたまんま、、ですよ というか、、元部下です」

そうですか、、

とつぶやき、、「伸二くん、わたしはもうじき退場します。

まさかあなたのお父さんとこういう関係になるとは思いませんでしたが、、

菫子ちゃんのことお願いしますね」


わかってますって、、羽根田あるいは丸山ルール適用ですよ。

それよりも、、


「真理子さん、、時折菫子ちゃんが自分のことをぱぱって言うのですが、、」

「恵ちゃんとの間に娘さんいたわよね?」

ええ、、

「上田に行く前に一人、、有希ちゃんと北米勤務のときに真理ちゃんの二人いましたけどねそれがなにか?」

「考えすぎ?かとおもうけどさ、、どっちか?じゃないかしら、、、わかんないわよ?

うん、、あとで恵ちゃんともよくお話しておきます わたしにはあんまり時間がないんで、、残念だけどさ」

「言葉が、、みつかりませんね」

「いいのよ、、とにかく、菫子ちゃんのことお願いします。私が生きた証だし」


***生きた証、、そうですね。

陽子ちゃんに菫子ちゃんか、、そのうち恭子のことも任されるんですかね?

あいつはなんか復讐を考えているらしいけどもよ?

おだじょの狂犬よ、、まじでやめとけ。

おまえは普通に生きてくれ、、


「しんじくん、真理子さんとなにをはなしていたの?」

「あとで恵とサシでO_H_A_N_A_S_H_Iだって」

「あらこわい~しんじくん立ち会って頂戴」

「無理かと、、、」

なんかこっちみてますね、、真理子さん、、

「おーじょーぎわわるいでぇ~めぐみたん!」

ううう、、、

「あ、菫子ちゃん、意味不明なことを言っている高村なんとかちゃんは?」

「ぱぱ、なんちゃらじゃなく高村恵よ、、ひとさまをなんちゃら呼ばわりするのはどうかと、、今日は来ないわ」

ぱぱ??しんじくん??どおいうことかしら?

はねだかちょ~さすがにあかんでぇ~ひとさまをなんちゃらあつかいわぁ~ てかぁぱぱってなんやね?

なんか真理子さんが申し訳無さそうな顔しているしさ?

まちがってもわらわのおこちゃんではないぞいもうとちゃんだしさ。

なんせ菫子ちゃんのお誕生日が昭和61年2月26日だろ? クーデター未遂事件やんけ。

で、こっちにわらわが来たのが3月末ぐらいだ。

おそらく、、、恵のお誕生日、、こちらでのさ、、じゃないですかね?

覚えてないわそれどころじゃなかったんやあ~

あやのちゃんに怒られるしさ。


まあ済んだことだ。

いやまだおわってねぇべ?こじらせて現在進行中じゃねえかよ絶賛さ?


「北工の丸山せんせ~それと"ご家族"のみなさぁ~ん、そろそろはじまりますんでぇ~」

菫子さておき、、、もう少し言葉選んでほしいわ。

「はねだかちょーどんまいやでぇ~」

「さよか、、」


と観客席の方に引き連れて行くんだけども、、

「恵ちゃん?あなたはこっちだし」

「真理子さん、、それひどくない?」

「ひどくないし 菫子ちゃんは伸二おにいちゃんといっしょにいてね」にゃあ~

「にゃ~ん」


*ここでは旧店名の"やなぎや"としているまつざわ商店さんとしておこう。

あそこんち店主のライフワークらしい高松山の馬頭観音しか取り扱ってないぞ、、例外はあるが。


**電通大、東京農工大はさすがにどうですかね? 農工大の工学部は小金井だし。

海老名からならばガミ線でどちらも射程圏内になるんですけどね。

いまでこそ相鉄が延伸したおかげで小田急沿線から横浜国大に行くのが楽になったとおもうんですがね。

なるほど、、海老名最強ですね。

正直、交通費考えると地方国立に行ったほうが安い気がするんです 平成初頭を考えた場合ですがね。

それすらできなかったウチってなんやね?そりゃまあ夫婦そろって月に最高で2回もゴルフ行ってれば金ないわぁ~

上大井駅からだと逆に静岡大学の方が近い気がする。朝、御殿場線の静岡行きの直通あるし。

この当時はまだないはずですが。


***血がつながった子どもが欲しかったです、、いまからだと、、子どもが成人するあたりってうちのとうちゃんが末期がんで逝った年齢になるんよね。

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