羽根田伸二の北工祭 体育の部 昭和61年10月 1.
足柄高校1年5組への返礼的に書いたやつ、、
足柄高校は自分にとって第二の母校なんですよねぇ。。。
ここんちの文化祭というのは、、他校の文化祭とはかなり異なり・・
10月に体育祭を1日おこない 11月に文化祭を行うのである。
でだ、10月の体育祭で各クラスチームがマスコットなるものをつくる、、というか描くのである。
それを11月の文化祭に引っ張り出して展示するのだ。
さすが武闘派の高校である。。。はい?
それ関係ないでしょ?
「羽根田くん、高橋くん 君たちは敵ぃ~~~」
というのは青木ゆかり先輩である。
「先輩、、なにを言っているんですか?」
「敵ぃ~」
というのはだ、、
自分たちは電子Bで、先輩は電子Aなのである。
ちなみに戦国武将の山本はAである。
そおいうことですか、、、
ここんちの体育祭はごく普通の種目の他に、、
チーム対抗パフォーマンスで『千変万化』というのがある。
踊りであったり、創作体操であったりというのだ。
それと、『竹取物語』という名前はまあ、、だけど、、非常に危険な種目がある。毎年負傷者がでるにもかかわらず、、開催してしまうというさすが武闘派である。
あとは、、パワフルリレーという複合リレーなんだが、、砂袋をバトン代わりにして50m走るという、、
さらに竹馬50m走というのも。
ちなみに、、騎馬戦とかはないんですよ。
他校にもある種目で、部活対抗リレーというのがあるのだが、、、
どういうわけか陸上部は出場権がないんですよ。
初期のころに1位を独占してしまい、他の部活から苦情が来たというのだ。
まあ1度だけ男子バスケ部が勝ったそうだけど。
「まああなた達とは敵ぃ~なんだけどさ、羽根田くんは陸上部だからさぁ
勝ち目あるわねぇ~
高橋くんどお?」
ああああ~まあ、、「いちおう、員数合わせで陸上部に所属させられた、、けど長距離だよ?」
「おーけ、おーけ、じゃあ山本くんは?」
「自分は歴史研究会だし、、、まあでも陸上部入れとか言われていたのを、、」
にひひひぃ~~~
「勝った!これで来年の予算増加ねっ! で、羽根田くん、高橋くん来年の生徒会役員だしぃ!わたしは会長!」
ちょ、、、
ということで、、、
とある土曜日の午後、、、
「はあ~い! 青木さんの部活対抗リレーのとっくんだよぉ~」
と、たいそうぎ姿の青木せんぱい。
理系のやべえやつ、、だけどさ、美形で出るところ出ているんだよなぁ、、
おいおい、、まじやめれ、、、
「陸上部には話つけてトラック使わせてもらうことにしたからぁ~
高橋くん!わたしのこといやらしい目で見ない!理香さんにいいつけるよぉ~」
あっ?
「うっせーわっみてねぇしっ!」
おいおい高橋、、
「あの~青木先輩、、意見具申よろしいでしょうか」
「うんいいけど、、」
「とりあえず、、メンバーの100m走でのタイム測りましょう。
で、出走をきめると、、これ距離変わるスウェーデンリレーですよね?」
徐々に距離が変わるリレー競技、、、
「うんそうだよ、、」
なので、、決めるんですよ、、100m走でさ、、
ということで、、
このルールは100mを2名 200mが2名 あと400mが2名の、、だな。
員数は足りている、、
ここからだ、、
で、、100m走の結果からだけどさ、、
「えと、、まずは青木先輩、その次、、山本、、、ラストは羽根田と」
「そうなる??わたしがさいしょの100mなの?やだ恥ずかしい、、」
きゃあ、、
「アホいいなさんな、、で、どうにか高橋からもらったのを、、だ。
いろいろ考えるとだ、、最終の400mで最初は高橋、、で自分がアンカー役だそれなら勝ち目はある」
がちな陸上部の意見ならそうだろうなあ、、
それいえるわぁ~
「羽根田くんそれでいこう! 各自はその距離で練習よっ!」
えええ~~~