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拗らせてNewGAME!  作者: 光思
602/705

西湘祭 平成4年9月  時を越えて 6.2

第49回神奈川県立足柄高校文化祭に行ってきました。。

まあこの物語のモデルとなった学校の一つですがね、、

平成元年第4回以来です。


名物足柄体操がなくなっておりまして、、

だれが考えたんですかね?

さてと、、、今回のメインですよっ!


ぶっつけでベース弾きながら歌うという、、、


「さて、3曲めですっ!こんかいはボーカルの羽根田伸二、、、丸山伸二がメインですっ!

 しんじ、あなた伝えたいことがあるんじゃないの?」


伝えたいこと、、、


ありますとも・・約半世紀前、ここで恵が演奏したんだよね。

あとでそのビデオ見せられてさあ、、


涙が出ましたよ。


今日ここでチェリッシュが使っているアンプだけども、、、北工から借りてきたスペシャルなのよね。。ええ、、例のGE 6146B 3パラのやつ、、

どこのYAESU FT-102ですかね?



「丸山伸二です 時間が押しているので手短になっちゃうけどさ、、、

今日ここに自分が一番好きな人が二人来ています。


今度こそあなた達を守りますっ!


曲はローリング・ストーンズ Paint It,Black」


マイクをヘッドセットにし、、「いくよっ!」


カッチカッチカッチ、、


ドラムにあわせて、、まずイントロ部、、、

ここだっ!

ベースを弾きながら歌い出す


魂の叫び、、、


なぜ田部井綾乃のことを行動に移して助けることができなかったのか?

なぜ牧田精機で流転してしまい、上海で自殺一歩までおいこまれ、

そして恵と離婚してしまったのか、、、


それをいま自分に対する疑念と、、、


それと、、あやのと恵、、、


いまはいいだろう、、恵の中身はアラカンげふんげふん、、だけど

それなりに思春期になったときだ・・・問題は、、、





「しんじくん、、、まもれなくてごめん、、、」


「めぐみたん?」 

まためんどくさいやっちゃなぁ~ たまぁ~にこうなるんよね、、

羽根田課長にあってからさぁ~

あきらめれ、、、




お兄様?これってさ、 綾乃さんと恵さんへの魂の叫びよね?

わたしは含まれて、、、いないのね。


「彼には、、いや羽根田伸二くんには悪いことをした。


陽子ちゃん、あのとき彼を上海に行かせるのを自分は反対していたんだよ、、

でもそれしか選択肢がなかったんだよ。


結果は、、だ。敵は日本人だった、、だからこそ、今回公表に至ったんだよ。


理解してほしい 千石米穀店の跡取り千石陽子さん」


「おじさん、、いえ牧田社長、、、」



恭子ちゃんは中棟2階廊下からステージの様子をみることにした

ここからの眺めがいいのよねぇ~


お兄ちゃん、、やってくれたわね、、

会場もりあがっちゃって。

というか、、、お兄ちゃん?とりあえずみなし同窓生なんだよねぇ~

ここんちで教育実習うけたし。


昭和59年9月の西湘祭で恵さんたちの演奏をビデオでみたけどさ、、、

まんまじゃんかぁ、、


誰かへのメッセージ、、あの二人なんだけどさ、、そこに恭子ちゃんが含まれていないのは残念だけど。

あとさ、、まさか牧田精機の牧田社長がお忍びで来ているとは、、

陽子おねえちゃんもだけどさ。

、、、そういえば、、恵さんと陽子おねえちゃんってこっちであったのかしら?



「しんちゃんってば、、、やらかしてくれてさぁ

って、、あやのちゃん??」

みるとあやのちゃん、、、涙流しているし、、、でもやさしくてかわいいし。

「あやのちゃん、、泣いているの?」

「うれしいのよ、、、でも、、しんじ、恵さんのことも好きなのねやっぱり、、あげないし、、あやのちゃんだけなんだからぁ~」


あははは、、



おわったぁ~ さすがにぶっつけでベースやりながら歌うのはよぉ~

瀬戸佳美ぃ~~~~!



わああ~~~!

丸山せんぱいすげぇ~!

来年もおねがいしますっ!


だからぁ~おまえらの先輩じゃねえってば、、、


「みんなっありがとぉ~!」


「はいはぁ~い!これで今日は終わりだけどさぁ~

11月の北工祭にでるからねぇ~ 演目かえるからぁ~」


さいですか、、しらんけど。


と退場しようとすると、、


あやのちゃんと恵が来た


「しんじくん!」

「しんじっ!」


といきなり抱きついてきたっ!


片方は南足柄高校の制服を着た丸山綾乃  大学4年生 21歳

で、もう一方は猫の図柄の服を着た加藤恵 小学2年生  6歳


なんだこれは、、、


「ちょ!あんたたちっ!あやのちゃん!何考えて南高の制服着てっ!」



み、、見ないでおこう。。

あははは、、丸山せんぱい、、、


あ~ちゃぁ~ 綾乃さん、、恵さん、、なにしてくれちゃってんのよ、、

まあ、、恵さんは菫子ちゃんの従姉妹だからまあお兄ちゃんもそういうことにはなるんだよねぇ、、、


「あ~綾乃さんはわかるけどぉ~ だれなの?丸山くん?

ことによっては、、だよ?」


「いとこ、、だし」まちがってねぇ~し、、

「うん!いとこのしんじくん!」まっまちがってないわよね?


はあ、、

「ならいいんですが、、あっ撤収作業ですよぉ~丸山せんぱいっ!」


君もそういうのですね、、、


アンプは瀬戸佳美が実家からだした車にて明日返却に行くとし、、、

アンプを台車に乗せ駐車場に向かう途中、、、


「ねえ羽根田伸二、あれだよね、、、結果って今月末だっけ?」

「さいです、、、まあどうなんですかね?

最悪の場合、民間企業は一切受けていないんでね、陸自に短期予備役士官として2年間行くか、、母親が言う通り工学部に編入、あるいは工学系の大学院に入ると、、まではいいんだが、、」


はあ、、どうしたもんかいな。


「考えてもしょうがないでしょっ!羽根田伸二!

すごかったよあなた、、、あれ、あやのちゃんと恵さんに向けたんでしょ?


わたしは、、入っていなかったけどさ」


まあそうだな、、


「なんか言いなさいよっ!」


「そういうこと。。なんだよな なんなんですかねぇ、、」


これだから羽根田伸二は、、

車にアンプと機材を入れ


「早く戻りましょっ!」


と駐車場をさり、待ち合わせ場所に行った、、、んだが、、、


なぜあなたがここに、、、


そう、、牧田精機社長の牧田三郎、それと千石陽子、、、


「羽根田伸二さん、、いえ丸山伸二くん お久しぶりです

今日は陽子ちゃんに誘われてね、私人としてきましたよ」

「あ、そうでしたか、、、さくらさんは?」

「なにやら用事があるとかで、、上田に帰ってますよぉ」


この時点から監視、、教育係ですか、、大変ですね。


「しんじぃ~」

あやのちゃん?なぜ君はその制服を着ているんですかね?

勘違いしたアホが寄ってきますよ?


「あやのちゃんかわいいよ」

にゃあ~ん、、


「しんじくん?」

めんどくさいお猫さまだなぁ、、

「はいはいい~こい~こごろごろにゃぁ~ん」


ふにゃ

しんじくん、、それはんそくにゃ、、


「しんちゃんすごかったよぉ~話では聞いていたけどさぁ」


「あ、、そういえば、、11月の北工祭の他校参加枠で南高吹奏楽部来るけどさ、竹井安江さんの名前あったよぉ~」


「しんじぃ~安江ちゃんにビリー・ジョエル弾いてもらえばぁ~」

「歌えと? 堪忍やぁ~」


竹井安江、、、ひっかかるわねぇ、、

あたしが知っている竹井安江って羽根田伸二のことが好きで、結局自然消滅したのよねぇ、、


と、軽く食事をしたあと


「そんじゃ、、めんどくさいけど会合行ってきます。

牧田社長、ありがとうございました」


いやいや、、だから今日はお忍びだってば羽根田さん、、

「いえ、、ここでは丸山で、、」

「まっ、、なにかしら君のちからにはなるよ」

「社長、、いえおじさん、、11年後まではだめですよ?」


あっあああ~そうだったね、、、

「そういうことだから、、」


例の恵の誕生日だったよな?

どんな取り決めなんだ?


そのあと会合に参加。


北工の石山校長、、、この部会の発起人なんだけどね、、

に呼び止められ、青木ゆかりさんの件で、、


まああの先輩にはいろいろねぇ、、と。


なにかあったら、、うちの青木を頼ってほしい

わかりました、、


なにか、、、いやぁ~んな予感がするような・・

リアルにさぁ、、


「じゃあ羽根田伸二、あやのちゃん、まああなたたちはもう単位とれちゃったのよね、、あたしは卒論がまだ終わってないのよ、、一次試験取れているけどさ。というか、、しんじは工学部の単位履修しているのよね。よくやるわね、、じゃあ水曜日に」


と車で帰っていった。


「なぁ羽根田かちょ~」

「あのさ、、むくちゃんよ・・まじでそれヤメレ」

え~ええやんかぁ~

「やっぱすごいわぁ~加奈おねえちゃんいたらひっくりがえるでぇ~」


さいですか、、

「しんじくん、、採用試験どうなの?」

「内田せんせい、、覚えているか?ってあれか、、に呼ばれたんだよ昨晩」

とその時のことを恵に話すんだけど、、、


「あ~しんじくん、、どうなんだろうねぇ~ なんだかなぁ~だよ、、

まあでも民間とかも考えているんでしょ?」


「ないし、、あかんかったら陸自か工学部行くか」


はあ、、「しんじくん、、まえとおなじじゃんかぁ~あれは私が強硬手段に訴えた結果、、まあする必要なかったのよねぇ~考えてみたら、、


ごめんなさいしんじくん、、、それと、、わか「そこからさきはやめなさい」うん、、」


「あんのぉ~おはなしのとちゅうですがぁ~しんちゃんもう出ないとだめだよぉ~」

「しんじぃ~帰るよぉ~」


あら、、あやのちゃん着替えたのね、、

鴨宮高校を出て鴨宮駅南口まで来て


「じゃあなおちゃん、この二人のことおねがいします。このまま三島に帰ります」

めるちゃんですか?望月さんのところにいますよ。

「じゃあしんじくん、、またね」

「ほな羽根田かちょ~ またなぁ~」


鴨宮駅南口を入り三島までの切符を買ってホームに行く途中

「ねえしんじ、、ありがとうね、、それと、、


恵さんと和解できそうじゃんか 時間はかかりそうだけど」


和解か、、、そういうことになるのかな?


昭和61年の3月末にこの身体、、羽根田伸二53歳から丸山伸二15歳に転移し、こじらせまくっているけど、、まだまだこじらせるんだろうなぁ~


*************************************

EOR

後夜祭について、、結局、あの台風のお陰で訪問できずにて、同校に後夜祭が実在するのか?については、、、でして。

昭和59年当時にあったんですかねぇ、、公立校で。

なので後夜祭うんたらについては割愛、、、

あれば井原恭子目線で書いたんですがね。

EOR

*************************************

1年5組のドキュメンタリー 足柄高校体育祭が40年ぶりに復活した理由、、

2回開催され84年が最後だったそうですが、新設校ならではのグダグダじゃないですかぁ?

で、1986年に1st Revolution足高祭となり、、

なるほど、、そういう意味でしたか。。

体育祭を足高祭の一環として、初日午前中に取り込んで、、という設定だったかと。


城北祭ですが、体育祭と文化祭がセットでして、、

次回でもこの辺書きますね。


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