西湘祭 平成4年9月 時を越えて 6.1
西湘祭は次で終わりにする予定、、、です。
10時45分 ステージで演奏の準備を行う。
本来ならばこのタイムスロットは外部有志参加枠ではなく、同校の同好会等の枠になっており、外部有志参加枠については午後13時からとなっていた。
で、本来ならばチェリッシュは13時からとなっていたのを、、、
恭子が特権を利用して変えさせたというのだ。
理由というのが、、高文連アマチュア無線分科会の会合が13時から行われる、、と。
まあいいかげん 自分参加しなくていいんじゃないんですかね?
特に役とかないんですよ?
まあ、、来年度どこぞで教員採用されて無線部顧問に、、となると自動的に参加になるのはわからんでもないんだけどさ。
というかさあ、、会合出ていてわかるんですが、参加者ってオブザーバー除くと偉い人たちばっかなんですよねぇ~
「羽根田伸二、、なにを考えているのかしら? いらん事考えていないで準備準備!」
「へいへい!」
「ただしい日本語でっ!」
「はいはい!」
「はいは一回!」
「へぇ~い!」
ううううう~~~~
今日の音合わせのときだけども、、
「羽根田伸二ぃ~あなた前の世界でマレーシアでふてくされていてバンドやっていたそうだけどさ、、楽器なにかやった?」
なにやっていた?
よった勢いでベース・ギターを、、
でさぁ、、、ベース兼ボーカルってなにそれおいしいの?
ベースだし。。
「もしもし? 聞こえません はっきりと」
「ベース・ギターだしっ! 一番得意なのが Paint It,Blackだし、、高校の時見たフルメタル・ジャケットからだけどさ、、こっちの世界でもあったからさあ、、」
うわわわぁ~しんじ、、どういっていいのかしら・・
「Excellent!やってみる?? 私のベース貸してあげるね」にゃあ~
むっ!よしみちゃん??
とはいうものの、、
あっちの世界で30代のときだぜ?
ということで、、よしみちゃんからかりたベースで軽く弾く
あ、、あらら、、
おう!
いけるわっ!
かるくPaint It,Blackの出だしを弾く、、
「しんじ、、」
「羽根田伸二ぃ~あなた、、」
「丸山くん??」
「これなら、、いける、、かも、、」
と全部ベースパートをボーカル無しで弾いてみる、、
「はあはあ、、どうよ、、瀬戸佳美?」
、、羽根田伸二、、あんたさあぁぁああああ~
「丸山さん、、すごい!」
「しんじ、、あなた・・辛かったのね、、わたしのこと助けてくれてありがとうね、、」にゃあ~ん、、
「あやのちゃん、、」
「だれにもしんじのこと、、あげないからねぇ、、よしみちゃん?わかっているよね?」
ぐぎぎぎぎぃい~
「よしみちゃん、ヘッドセット型のマイクある?」
「あるわよっ! というか、、どうしようか、、ベースの予備ってないし」
普通はないよねぇ、、
「あ、丸山先輩じゃないですか 山本ですお久しぶりです、、ってなんで軽音にいるんですか?」
あ、尾張大納言山本隆の身内、、、
というか君の先輩ではないんだけどさ?
「いんやあ外部有志参加でね、、バンドにまざることになりまして、、、
ボーカルなんだけど、1曲ベース弾けと、、、、でベース借りて試しに弾いたらこれがまた、、でして、、ベースの予備とかないですかねぇとなりましてさ」
こくこく
「ある、、けど、、ちゃんと定期的に手入れはしてあるし」
まじかっ!
ということで山本くんにだしてもらい、、音合わせ、、
「わるくないね いきましょう!」
というタダのノリだけでベース弾くことになっちまったわけですわ。。
1曲だけですよ?
女子グループバンド チェリッシュ
アメリカのソフトロックバンド アソシエイションの曲からとったというだけあって、アソシエイションの曲を演奏しているのだが、、まあとあることでボーカルが非公式に加入、、、ってなんだよそれ、、
まあ偶然だ、、瀬戸佳美にいらんこと言ったのが原因。
あとまあ、、あれだ・・
今回ノリで1曲だけベース弾くことにしたのは、、、
恵とあやのに対するメッセージだと思う。
「はねだしんじ、マイクテスト」
「チェック マイクチェック OK」
「鴨宮高校のみなさぁ~ん 元北工のチェリッシュですっ!
覚えている人、、、いるかなぁ~」
ぱちぱちぱちぃ~
「あははは、、あれだよねぇ~高校卒業して4年だもんねぇ~ そのあいだ北工と南高では演奏したんだけどねぇ~なかなかメンバーあつまらなくって
今日は特別参加だよっ!」
じゃあ一曲目、、、
ウィンディ
南高、北工ともにソロだったんだけども、、、今回はキーボードの女の子がサブとして加わることになった。
たしか厚木の私大3年生のはず。
あのとき1年生で、、南高祭で演奏するはずだったんだけども、、
かわりにあやのちゃんがでたんだよね。。
ってあやのちゃん、、なぜ南高の制服なんですかね?
・
・
恵、綾乃視点
「綾乃ちゃん?なぜその南高のセーラー服なの?」
「気分的に、、です。猫耳メイド服は、、、なので」
言っている意味がわからないわ、、
なにその猫耳メイド服って、、、
ほしいわね 猫耳 にゃあ~
「あ、羽根田課長でとるでぇ~はじまるんやなあ~」
「しんちゃん~ しんちゃんのボーカル! 北工で見たっけ?」
・
・
こういう場で歌うのは、、、まじで北工祭以来じゃないか?
集まる集まらないで頓挫していたからなぁ、、、
あれ?千石陽子ちゃんと、、、おいおい牧田三郎じゃんかよ、、
なにその大株主とその社長ってうけるんですけどぉ~
いかん集中せんと、、、
一曲目がおわり、グループ紹介。
「ど~もありがとうございますっ! 元北工のチェリッシュですっ!
えっと、、リーダーでベースの元北工デザイン科いま静岡大学4年生の瀬戸佳美ですっ!
他のメンバー紹介しまぁ~す!」
「でっ!さいごにぃ~ボーカル兼ベースの元南足柄高校でわたしと同じ静岡大学4年生で、どういうわけかここで教育実習をうけた羽根田伸二ぃ~」
「おい!その名前で呼ぶなっつーの!
訂正です 去年ここで教育実習をうけた丸山伸二です。羽根田は父親の旧姓ですので、、あの、、ここの生徒会長が自分の従姉妹でしょっちゅうここんちの無線部には厄介になっているから、、、知っている人はしっているよねぇ~」
丸山先輩!
おひさいぶりですっ!
「はいはいそこそこっ!じぶん南高なんですけどぉ~!
まあいっか、、はいリーダー次の演目っ!時間!」
「いけないいけない、、、」
・
・
あらら、、お兄様ってば、、、ノリノリですこと。
あれが本来の姿みたいね、、マレーシアでふてくさっていて酔った勢いでローリング・ストーンズ歌い、ベースに手を出して、、、って聞いてはいたけど、、
「すごいなぁ、、羽根田伸二くんの本当の姿なんだね、、」
「そうですよ、、ある意味、、あの当時の牧田精機のおかげじゃないですかね?」
「嫌味なこというなぁ、、、陽子ちゃん、、」
「ところで、、本当に公表なさるんですかぁ?
正直申しますと、、大株主としてはちょっと怖い気がするんですが、、」
「陽子ちゃん?インサイダー情報になるからくれぐれも軽々しい真似だけは、、まあ、陽子ちゃんならしないとおもうけど」
しかしアソシエイションを女の子がねぇ?僕は好きだけどさぁ~
ヒットしたのが3曲しかないのが、、
しかもグループ名がチェリッシュって、いいセンスをしているのかそれとも?
「まあしませんわよ、、来年は総会デビューですが、、はあよりによって、、
ところで・・お父上ですが、、」
「今のところはどうにか、、、かな」
さいですか。。
似たような情報だけどさ。
・
・
あ、陽子ちゃんたち来ているのね。。
というか、、横にいる人って、、、だれなんだろう?
陽子ちゃんのお父さんじゃないよねぇ。
「綾乃ちゃん、、しんじくんの本当の姿なのかしら?」
「恵さん、、わたしもそう思いました。まあ、、南高のときに
なにやっちゃってくれてんのよぉ~とは思いましたが、、
はあ、、しんじのやつ、、2年のときに北工でいらんことしたし、、」
んん??
いらんこと??
「なにそれ?」
「よしみちゃんですよ、、あ次始まりますよ」
2曲めはチェリッシュ このグループ名になった元なんだけども、、、
アソシエイションってヒットしたのってウィンディ、チェリッシュ、叶わぬ恋だけなのよねぇ、、、一発屋ってわけじゃないんだけどさ、、、
あれれ?
よしみちゃんっておだじょでバンドとかやっていましたっけ?
私と同じ吹奏楽でフルートよね。造り酒屋の安江ちゃんもだけどさ、、
というか、、こっちで中学からいっしょになった竹井安江ちゃんというのはなんなんですかね?彼女たしか、、福澤の方なんだよね。
*小学校6年生からピアノでビリー・ジョエル弾いていたそうですが、、
まあいいか、、
しかし、、しんじってああいう声だすのよねぇ~
*なにかで拾ったネタですが、自由な曲を弾いていい、、というのでいきなりエルトンジョンの曲を弾いてごっつおこられた、、という話があります。
じゃあいきなりインターナショナルの歌とかソビエト国家やったらどうなん
アソシエイション、、、好きなんですけどね、、ヒットしたのがまじで3曲って?