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拗らせてNewGAME!  作者: 光思
600/705

西湘祭 1992年9月  5. 恵の記憶 Megumi TO Shinji

600回目

昭和59年 恵17歳高校3年生の文化祭、、、


勢いで書いてしまいました、、、

もう数年後ならいろいろできたんですが、、、


そのネタしか思いつかなかったし、、


Gu-74B 3パラで5kwは直線性あまりよろしくないらしい、、3kwぐらいまでみたいですね。

やったらあかんよ。

せっていめも  恵の卒業年が86年3月とかならばいろいろ設定があるんだけど、

いかんせ85年3月  86年ならばレベッカや渡辺美里などが出てくるわけでして。

この際、ひょうきん族のエンディングで一世風靡したEPOのコピーで行こうかと。


本文はじめます


やれやれ、、昨日和田河原の家に帰ってきたのが11時過ぎ。

あやのちゃんはすでに寝ていたけども、、、


まあ考えたほうがいいか、、

文系学部から理系の大学院にいくにゃあ、、、か、、


いやなにね、工学部に学士編入するよりも効率は良いかと思うのよ。

とりあえず、、文系ではとらない微積の単位はとっています。線形代数はいちおうあります。これがないと、、無線工学に関しては、、だし。

というか、、北工の2年次後半ぐらいからあるんよね、、

まえの記憶があるんですんなりいきましたよどっちもさ。


あの先輩に相談してみるのがいいかもしれませんね、、

発表は来週だっけ?


まあ寝ますか、、、


「しんじぃ~おきなさいぃ~ 」


うにゃ、、

あやのにゃん、、

「おはにゃん~」


「しんじおそかったの」

「11時過ぎ、、、程度問題飲みましたがねぇ、、門谷せんせ、内田さんと入籍ですって」


うわぁあ~

「お祝いしないといけませんねぇ~しんじとわたしはいろいろあったからなぁ~」


自覚はあるんですね、、


ということで、8時半に家をでたんだけども、、

大雄山線のなかで、、


「しんじ、、どんな話をしていたの?」

内容は言っておいたほうがいいでしょうね、、、この際さあ。。


「あのねあやのちゃん、、」

ということで採用選考についてもめているらしいということをあやのちゃんに言うと、、


「はあ、、しんじ、、なんかやっちゃった?」


「やってませんってば、、問題あるとすれば・・・教育実習ですかねぇ?

あとは、、生きるための社会科、、あたりがひっかかったかもね」


あははは、、、

「で、もしものばあい。。。どおすんの?短期現役予備士官はやめてよね?定期招集はともかく。工学部行く?」


「それをまあ、、あの先輩に相談しようかとねぇ、、」

「しんじ、、後悔しないようにねっ!」


うん


ある意味付き合い長いから、、わかるんですね。


小田原駅を経由して鴨宮に。

例の美容室の前を通ろうとしたとき、、、、


「しんじくんおはよう、、」

「羽根田課長おはよー」


あさイチにこの二人と遭遇、、、しかもなんちゅー場所でさあ、、

因果やな、、


「おはよう恵、むくちゃん、、、しかしこんな朝早くからですか、、

付き添いは?」


「あとでくるでぇ~直子さんが」


きょうはなおちゃんですか、、


「しんじ、、顔ひきつってるけど?」

「なおちゃんのことじゃないよ。なんというかこの場所で因果というか、、、」


はっ!この美容室!!

「しんじくん? おなじ失敗はしないからねっ!わたしが高校生になるころはあ~いうのは、、たぶんないし、、、」


2002年ごろってどんなだっけ?

記憶にねぇわ、、というか北米いたし。


「そーですかそーですか、、くれぐれもステルス恵の技はやらないように、、

内申に響きますよ?」


「ぶうう~~~~」


校門を入り、受付で外部参加証ならびに部会参加証を係の人に見せ手続きをおこない、恵たちはあやのちゃんにひとまずまかせてから指定された場所、、ここんちのけいおん部室、、に向かうことにした。

で、到着すると、、すでにチェリッシュのメンバーが音合わせしているし。


「羽根田伸二おそぉ~い!」

相変わらずフルネームっていうか、、、

その名前で呼びますか、、、

「遅かねぇだろぉ~がっ!集合時間は9:30じゃねえかよっ!」


ぶううう~


「丸山くん 今日おねがいしますねっ!」


はいはい。


じゃあ音合わせいくよっ!



「あ~なおこちゃん~ きょうはあけみちゃんいないのよね?」

「用事あるって言っていたし おはよ~恵ちゃん、むくちゃん」


おはよーさん!

おはようございます


「そういえばあなたたち昨日まわったのよね?」


こくり


「綾乃ちゃん、、しんじくんのところ行ってあげて、、わたしは昨日行っていないところがあるから、、、直子ちゃんおねがいね」


「わかったわ、、しんじの演奏はたしか11時だから、、11時に中庭のステージ前で」


「はい」

「ほなまたなぁ~」


と綾乃ちゃんと分かれて直子ちゃんといっしょに”わたしが行きたい場所”に行くことにした。


南棟の3階 そう私が昭和59年にちょうど3年生のとき、、17歳のわたし・・

こちらの時間ではほんのちょっと前、、

こちらの時間も加算すると40年以上も前なのね、わたしがここにいたのは、、


昭和59年8月末 鴨宮高校軽音部


「ねえめぐみぃ~西湘祭にしんじくんくるのぉ~」

「あ~例の高専に行こうとしたのを恵がやめさせたこねぇ~ くるの、、かな?」


うううう、、、あからさまに言われると恥ずかしいわね、、

本当は来てほしい、、んだけどさ、、、

なんせしんじくんが


「いやぁ~あれでしょ? 進学先がそれなら下見ということで行きますが、

北工だし、、、それと、、

一般公開の日は模擬試験だし」


いやいやいや、、、、しんじくん?あなた西高も楽勝じゃんか

なぜ模擬試験を?

はあ、、しんじくんは『なにか』を避けているのね、、、


「そりゃ、、恵様の、、、その、、最後の学園祭での演奏はみたいですよ・・」ぼそっ


しんじくん!

わたしはしんじくんを抱き寄せ、、

「あなた辛いのよね、、いろんな意味で、、わたしが守るからね」

「うん」


ということがあってさぁ、、、


「あ~本人は来たかったみたいなんだけどさぁ、、模擬試験とか重なっちゃってねぇ」いいわけのようなもの、、、


「そうなんだぁ、、残念ねぇ~そうだ、卒業前に松田町文化センターでライブやるじゃんかぁ~そんとき誘ったらよ?」


あ、、ちょまてや、、しんじくん受験やん、、、

あれか、、しんじくんのレベルならば・・

だってさぁ、、すでに宅建もっているのよね。

英検2級って私だって持ってないんですが?


「その手があったわね、、、うん!しんじくんに伝えとくよっ!」


一般公開日


緊張するわね、、、しんじくんが来ないのが。。だけどさ。。。


「恵緊張しているのお? あなた前に球技大会のときヒマすぎて学校抜け出して美容室行ったじゃんかぁ~誰にも気が付かれずにさぁ~ 帰ってきた恵見てウケたわぁ~」


んっ!

「美紀ちゃん!ここでそれいうかぁあ~!」


「冗談よっ あなたが緊張しているからさぁ~ 恵の彼氏さん、、結局こられないのよね?」


「しょうがないわよっ! ざんねんだけどさぁ そっちのほうが大事だし。

しんじくんに思いが伝わるようにがんばるわ!」


そうこなくっちゃ!


自分たちグループ 『クリスタルハート』、、誰が名前つけたんだっけ?

あ、、先輩のグループを受け継いだんだよねぇ、、の演奏は11時から10分間3曲。


私達の出番、、、


グループの紹介なしに、1曲めがはじまった。


じゃあ、、行きますかっ!


しんじくんに想い伝われっ!


ちなみにわたしはキーボード兼サブボーカル

弾きながら歌うという、、、

いつごろからできるようになったのかなぁ、、、

たぶんテレビの歌番組の影響じゃないかな?


1曲め演奏がおわり、、

ボーカルでリーダーの美紀が


「みなさぁ~ん!クリスタルハートですっ! 

1曲めはEPO 『土曜の夜はパラダイス』でしたっ!


わたしたちここ鴨宮高校西湘祭 での最後の演奏ですっ!あれか、、卒業前に校内でミニライブあるからねっ!

そのあと松田の文化センターでやるから来てねっ!」


なんか盛り上がっているわね、、、


うちの軽音って女子だけのグループが意外と多いのよね。

あ、それで思い出したわ、、去年おだじょの白梅祭にて外部参加で演奏したのよ、、行きたくなかったんですよ。

なんかしらないけど、、あちらの生徒会と実行委員会からご指名で、、


ええ、、あの人しかいないじゃないですかぁ~


佐藤あさみさんですよ、、はあ、、やっかいなおねえちゃんねっ!


「じゃあめんばー紹介いくねっ!」


美紀、、中学のときから一緒なのよね実はさ、、

だからしんじくんのことも知っているし、あさみさんのこともねぇ、、


「キーボード!佐藤恵! ざんねんながら今日は年下の彼氏さん来ていませんっ!」


おいばかっ!


なんかまわり変に盛り上がっているしっ!

あとで美紀のこと説教しないといけませんね。


「2曲めおなじくEPO で『う、ふ、ふ、ふ、』!」


なんでこういう選曲になったか、、というと、やはりボーカルの美紀のせいだし、、

そりゃまいいんだけどさぁ、、


もんだいはですね、、、


「ありがとうございましたぁ~ さて、、3曲目なんですけどぉ~

キーボードでサブボーカルの恵がメインですっ

演奏しながらボーカルできるのって、うちのグループでは恵だけなのよ~


さあ恵!ここにいないけど、しんじくんに想いをぶつけなさいっ!」


だからさぁあ~~~~!

「美紀ぃ!それよけいよぉ~もうっ!


このさいだからっ! 


しんじくんにわたしの想い届けぇぇえ!3曲目EPO でDOWN TOWN


では行きますかっ!」


私はドラムの麻衣のスティックをタイミングにDX7の鍵盤を叩き歌ったよ。


ここに来れなかったしんじくんに向けて想いを放った。


しんじくん、あなたはわたしのだけどあなたは自由に生きていいのよっ!


出自が悪いとかいうけどさ、しんじくんはしんじくんだよっ!



おわった、、、


しんじくんに想い伝わったかな、、、


「めぐみたん、、なんかどっかいってまってるけどさ、、ここの教室にめぐみたん3年生のときにおったんか、、、眺めええなぁうみがみえてさぁ」


40数年前、、いえ加算されるから半世紀前のわたしに戻っていた、、

17歳の高校3年生のわたしに・・・

しんじくん、、


「直子ちゃん、しんじくんの演奏って何時だっけ?」

「さっき言っていたじゃんかぁ~11時だよっ!」


11時、、私のときと同じだ、、


こんどはしんじくんが私にお返事するのかな?


あと30分だね、、しんじくん。

体内時計がおかしい、、

そりゃま・・あちらでは7:30ぐらいまで寝ていましたし、、


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