教員採用試験 2次試験編 1992年8月
本日より2ヶ月間愛媛勤務だし、、
フィールドデイおよびROTC講習が終わり、教員採用試験2次試験となったわけだが、、
「しんじ、、どうよ?」
「いらんことは、、、していないはず、、、」
「ほんとに?」
こくり
「どうやってやらかさにゃいかんのか?がわからんし、、」
「だよねぇ~」
と、、、、試験がおわってのことだけどもさ。
試験は
論文
個人面接
模擬授業
となっているんだが、、、ディスカッションはないのか?
まずは論文。
指導方法について
そもそも全ての県立高校が均一なレベルではないことは確かであり、なおかつ普通科と職業系ではまったく性格がことなる。
職業系でも進学をメインとしたケースも有りその学校によってもまちまちである。
さて、指導方法になるがまずは相手のレベルに自分も合わせることが第一である。
要領ががいい生徒は1つ教えればそれを応用し問題解決まで導けるが、そうでない生徒はすべてを教えなくてはいけない。
また考える能力もまちまちであり、勝手に課題を自分でつくり勝手に成し遂げるのもいれば、こちらから言わなければなにもしないできないのもいるわけである。
職人の世界ではしばし、一度しか言わない盗んで自分の物にしろというのは教育現場で通用しないのである。
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結論
教えるということは自分がそれを確実に理解しており、なおかつ相手のレベルに合わせることが可能であることが前提である。
とまあ、、いいのだろうかね?
なにか支離滅裂な感じはあるのだが、、
論文、、さんざ北工で書かされましたよ。
2年のときか、、ソーターバランの周波数特性書いている途中でもう一個なにか課題つくって書けと、、、
たいへんでしたわ、、期日は同じだしさ。
論文ってもなあ、、、研究論文とこの手はちがう?からなあ、、
まあ、、LC発振回路における発振周波数の安定化、、とぶち上げて1本書きましたとも。
こちらの方はしんどかった、、冬休みが半分潰れました。
まあ、、卒論は『ソビエト東欧圏における工作機械産業について』、、ってよくもまあこんなテーマ認めてくれてついでに資料あったなあ、、と。
ソ連大使館から*『今日のソ連邦』取り寄せていましたが。
あんま参考にならんかったよ。
そのころだよね、、竹井安江さんとお友達になったのはさ。。
あるえ?南高の同じクラスに竹井安江いたけどさ、、、彼女は南足柄で普通のご家庭の娘さんでなおかつ、、ピアノでビリー・ジョエルとかを小学校のころから弾いていたし、、
まさに
ハイゼンベルグもびっくりだぜ、、な。
あ~そういえば、、このまえのフィールドデイのときに言われたんだよなぁ、、
それはいいんだが、田倉のやつか。。この時点で沈没か、、
あいつ本部長執行役員になったのがたしか、、、上田に行ったあたりだっけ?
上田か、、これ終わったら・・・
いらんこと考えるのはやめよう。
個人面接
面接官数名とのやり取りとなる。
教職を志望した動機等を聞かれたのだが
まんまを答えました
生きるための社会科を教えたい いや 自分もそこで互いに学びたい
とね。
いらんことはいいませんよ?
だがしかし、、
面接官に対してあまりいい印象を与えなかったのは認めましょう。
顔色が数名かわりました。
そもそも、そういうのはドラマだけのはなしであって、現実にはそんなこと言うものならば、、なんですよね。
神奈川県高等学校文化部会での外部協力についても質問され、
予備段階からオブザーバー参加をしていることも話した。
さらに
「丸山さんは、、工学関係の資格をいろいろお持ちで、、、たしかこの資格だと2年間の実務があれば電子科教諭の免許が得られるはずですよね?」
「そのとおりです。ただし、、そちらの学部で通信工学を専攻していたわけではないので、、自分がそれを教えることができるレベルに理解しているか?というとそれは疑問に思います。あくまでもそれなりの基礎知識がありその資格をもっていますよ、、というレベルですからね」
「、、すでにそれを使用して電子科の指導員資格もお持ちですね、、やはり社会科ではなく電子科をご志望でしょうか?」
嫌なこと聞くなああ、、
「先ほど述べたとおりです。アマチュア無線レベルで人を教えることは難しいです。基礎は教えることはできたとしてもその先は難しいかと。たとえば計測などの実習ですね。工業高校電子科レベルの計測および工作実習ならば一応は教えることはできます。がしかし、一部の工業高校が取り入れている高専クラスの授業となると、、、です。民間企業で専門職をそうですね、、5年間は最低でも務めないと厳しいでしょう
それと、、その高専並みの授業、、高校1年生に大学の電気数学を教えるためにはすくなくとも修士課程を出ていないと、、と考えますが、、、
よろしいでしょうか?」
あの先輩がそうですからね、、
やはりそういうことですか。。
というか、、高校1年生にキルヒホッフの法則を連立方程式たてさせるのはまあともかく、それをだよ、、さらにクラメルの公式で解けって、、イカれているわ。。
1年生で行列式だよ?
覚えちゃえば楽なんだよねぇ~連立方程式があらら?と解けるわ。
あと、、デシベル計算 深夜四時にいちごを食う九郎さんの女はデブ な。
それはあとで役に立ったな、、
わかりました、、
「卒業論文のテーマが、、ソビエト東欧圏における工作機械産業について
、、とあるのだけども、、これどうしてそうなったんですか?」
あはははは、、そこ突っ込むかよ、、おいこら!なんで知っている??
「個人的に工作機械関連業界とはつながりがありますが、日本国内の工作機械産業について述べても面白くはない、社会主義体制におけるモノづくりとはなにか?というのに興味を持ちまして さすがに指導教官に それでいいのか?と何度か問われましたが、無事に提出いたしました」
あ、、いらんこと言ったかな?業界とのつながり、、ですよ。
「わかりました、、、」
なんか顔がひきつっていませんかね?
その後模擬授業を行い終了。
結果は9月の半ば過ぎだという。
「で、しんじぃ~ことしの西湘祭にはいくのよね?」
「はい、、恭子のやつに来いと言われていますよ、、まあまた無線部ですがねぇ、、」
「それとあれでしょ?恵さんたちも来るんでしょ?」
あ~忘れていたし、、
あれとお話しないといけないんだよな、、
「たしか、、あけみちゃんが連れて行くみたいだよ。しかし、、なんであのアパートがたまり場になっているんだか、、」
さあ、、
*ソ連大使館に行けばタダでもらえた。地方配送もあったはずですわ。
いまでいうロシア・ビヨンドとかになるのか?
スプートニクってモスクワ放送がご先祖様だよね?対日宣伝工作費どんだけあったんですかね?
いまヤフオクでそこそこいいお値段だし。1冊ヤフオクでこうたのがある。