羽根田伸二の高校生活 とある女子高校生の、、 昭和62年6月 小田原女子高等学校 小田原市
6月最初の投稿です。
衣替えから2週間、、、ちょっと肌寒い気がする。
目の前には校舎から見える小田原城、、
このまえ、おにいちゃんが用事があるので帰ってきたんだけども、、
北工のリーダー研修会で羽根田伸二くんにあって話をしたみたいなのよ。
それと、、わたしが羽根田くんのことを好きだってことも伝えたみたい。
「えええ!おにいちゃんなんで!なんで言っちゃったの??」
「安江ちゃん見ていると、、その辛くてな。それで言ったまでだ・・他意はない」
おにいちゃんらしいけどさぁ、、
はあ、、
「安江ちゃん、、なにをぼぉ~としているのぉ?もしかして、、羽根田伸二のこと??」
なぜわかるのよぉ~
そうだよぉ~羽根田くんだよ、、
小学校のときは名前ぐらいしかしらなかったんだけども、、
クラスも6年間いっしょになることはなかったし、
住んでいるところも違うし、、
「佳美ちゃん?なぜわかるのよ、、、」
はあ、、
「あなた小学生のときからわかりやすいのよ。まああなたとはクラスは3年と4年のときだけだったけどさ。クラブ活動はずっとだけども。
あ、、このまえの日曜日に上大井駅のあたりであったわよ。
羽根田伸二のやつあいかわらずな態度だったけどさ、、、」
あたしのこと羽根田伸二はなんだとおもっているんですかね? 安江ちゃんはなんだとおもいます?
となんか楽しそうに羽根田くんのことを話しているんだけどさぁ、、
いつもなのよね、、
佳美ちゃん?あなた、、羽根田くんのことどんだけすきなの?
わたしだって、、というか、、綾乃ちゃんだってフルネーム呼びはしていないよ?
まあ、、直子ちゃんは、、しんちゃん呼びだけどさ。。
直子ちゃんの場合はお家が近かったからってこともだけど。
というか、、あなたの羽根田くんに対する態度がおかしいのよ、、
男子には口悪いのは前からだけども、、、
な~ぜぇ~かぁ~羽根田君だけわぁ~ 罵倒するんだけどぉ~
「あ、綾乃ちゃんいないよね?直子ちゃんはいるけどさ、、、、
あのさ・・佳美ちゃん?
あなたどんだけ羽根田くんのことすきなの? 」
!!!!!!!!
「安江ちゃん! そそそそそっそれいうかぁあ~はねだしんじぃ~!
ううううう~ 恵さんがいなければぁあ~~」
安江ちゃん、、なにトドメさしているのよ、、
このこって、、かわいいというかアンニュイな感じなのに、さらっと突き刺すのよね。
怖い子っ!
困ったわね、、ここに綾乃ちゃんがきたらひどいことになるわよ、、
って綾乃ちゃんきたよ。
なんか目つきわるいし、、
でも不機嫌じゃないみたいで。
「佳美ちゃんなに発狂しているのよ、、廊下まで聞こえるわよ、、まわりおどろいているなじゃないの。伸二くんがどおしたって?」
じつは、、綾乃ちゃんも知っている話だけどさあ、、
「そうだよねぇ、、安江ちゃんも伸二くんのこと好きなんだよね、、、で、この人が発狂したのは?」
ほらっ安江ちゃん!あったことを話しなさいなぁ~
うん
「あのね、、羽根田くんのことをいつもいつもフルネーム呼びしているからさあ、、
羽根田くんのことどんだけ好きなの?
って言ったら、、、」
あああ~もうだめなやつじゃん、、
と、佳美ちゃんをみると、、
呪術みたいに、、
ううう~はねだしんじぃ~わたしのきもちなんだとおもってんのよぉ~
だめじゃん、、
佳美ちゃん伸二くんのこと呪っているけども、、伸二くん大丈夫かなぁ~
最近あっていないのよねぇ~
会いたいよ、、
「安江ちゃん、、それつかっちゃいけない必殺技だよ?
彼女は口は悪いけど乙女なんだよっ! とくに、、羽根田伸二くんにはねぇ~
そうでしょ佳美ちゃん?ほんと、、どんだけすきなんだか、、」
「ぎゃうっ! はぁねぇだぁしんじぃ~~うううう、、、」
あにょなおこちゃん??
とどめさしたのは直子ちゃんでしょ?
「うるさいのはだまらせたから、、安江ちゃん?しんちゃん、、羽根田くんが普段金子の恵さんのお家に寝泊まりしていることはしっているよね?
寝泊まりしているってことは、、どういうことかわかるよね??
最初聞いたときは古川さんもショックだったけどさ、、綾乃ちゃんもだよね?」
こくこく、、
うん わたしが恵さんより先なのに、、
って、、うるさいのはだまらせたって??
なおこちゃんこわい!
それより、、午後の授業、、佳美ちゃん大丈夫かしら??
「で、ここからです。安江ちゃん?どうするの?しんちゃんに気持ち伝える??
あなたがしんちゃんのこと好きってことは、、お兄さん経由で伝わったことだし・・
でも、いまの彼は、、恵さんだとおもうよ?普段いっしょにいるからとかじゃなくてね」
、、、もやもやしている、、たぶんだめってわかっている、、綾乃ちゃんみればわかるのよね。
まあ、、いま放心状態の佳美ちゃんは、、、おいといて・・
うん!
「羽根田くんに会いたい!結果はわからないけど、、、なにもしないよりはいいとおもうし」
そうきたか、、
はあ、、安江ちゃんのおうちってさあ、、ふつうのお家じゃないのよねぇ、、
江戸末期からの造り酒屋さんだよ?
しんちゃんのことだからぁ、、というか、、佳美ちゃんがしんちゃんのこと罵倒している通り、「いやあ~身分違いですよ?」で逃げるかもしれないよね、、
というか、、しんちゃん、安江ちゃんのおうちのこと知っているんだっけ?
あたしも中学入ってから知ったのよ。
「意志は固いみたいだねぇ~ まあ結果はわかんないけどさ、古川さんにまかせなさぁ~い!」
佐藤さんちの番号はしらないけどさ、しんちゃん土曜日には帰ってくるのよね。
実習レポートとか研究論文とか書くとかで。
安江ちゃんのお兄さんって北工から東工大だけどさ、家業どおするんですかね?
まあ、、古川さんが心配することじゃあないかぁ~
・
・
ちょうどそのころ
ん?
「羽根田、、顔色わるいけど?」
うう~
「なんか寒気がするんだよな、、というか、、小田原城の方角からなにか感じるんだけど?」
まじかよ、、
「そおかぁ~羽根田でもそういうことあるんかぁ~」
「そいうことで、、今日の陸上部はお休みします、、」
・
・
その週末、、
今日は土曜日なので社宅に戻ります、、
実習レポートの他に研究論文を書かなくてはいけないんだけども、論文は12月までに提出すればいいし。内容はトロイダルコアによるソーターバランの周波数特性、、とまあ、、
無線部ならではの内容です。
データーはある程度まとまっているので、夏休みにでも図とか書いて、、
「ただいまぁ~」と社宅の玄関にはいると一足のローファーが。
「あるえ~京香さん、だれか女の子来ている?って、、なおちゃん!」
おだじょの制服を着ているなおちゃん、、
古川直子ちゃん、、
なんでいるんですかね??
しんちゃん~
「しんちゃんひさしぶりぃ~ あのね、今日はわたしのお友達のことというか、しんちゃんも知っている人のことです」
ん?
「まさか瀬戸佳美か?」
「まあ、、ほんと彼女については、、どうなんでしょう?
すごくちがいます
しんちゃん、回りくどいこと抜きでいうよ。
竹井安江ちゃん、いちどあってくれないかな?
古川さんからのおねがいです」
もし、、合うことがあれば声をかけてやってほしい、、
「会わない理由はないよ、、、彼女のお兄さんにも頼まれているし」
古川さん?あなた、、今日の"ほんとう"の目的はちがうでしょ?
というか、、
あのね、、しんちゃん
「しんちゃん、、ありがとう、、ねえしんちゃん、、
キスして、、まえみたいに・・」
まえみたいに、、、?
どういう意味??
なおちゃんの目がなにかをうったえているんだけどさ?
「なおちゃん、、それだけ、、、でいいの?」
こくり
「ひきかえせなくなりそう、、だし、、
でも、、しんちゃんのことほしいよぉ
わたしだけのものにしたいよぉ~」
なおちゃん、、泣いている。。
そっと彼女のことをだきしめ、、、
「まだどうなるかはわかんない、、、
ただ、いろんな意味で自分には選択肢がないだけ、、
選択肢がある人がうらやましい、、
なおちゃんのこと・・いまでも好きだよ、、」
と彼女のくちびるにやさしくかさね、、、
・
・
「なおちゃん、、これでよかったの?」
こくり
「うん、、はじめてがしんちゃんでよかった、、、
しんちゃん、、しんちゃんのはじめてってさ、、
恵さんじゃないでしょ?
黙秘はゆるさないからね?」
あははは、、、なんでしっていますかねぇ~
「綾乃ちゃん、、ですわ、、」
「やっぱり、、しんちゃん、、今日泊まるからね、、小さい頃はよくあったでしょ?
綾乃ちゃんもだけどさ 恵さんと綾乃ちゃんには今日のことはナイショだよっ」
わかってますよ、、、
というか、、最近綾乃ちゃんにはあっていませんがな。
「へえ~しんちゃんの北工での実習レポート、、難しそうだねぇ~」
「この他に、、論文も書かないといけないし、、時間が空いたときにバイトするぐらいなんでさぁ、、まぁ~だ1年分の学費しかたまってないですよ」
なおちゃんのいい香りが、、
「しんちゃんえらいね、、」
それにくらべて、、
自分はどうしたいのかな?
成り行き場、、この展開に。
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プチFIREの計算していて気が遠くなりました、、
臨界量のU235を1台の遠心分離器で得るには、1万年かかるとニ号研究でありますが、
そんな感じですわ、、
そりゃまあ、、しこたまたまったPontaポイントベースに小銭単位の現金をちまちま高配当の米国株ファンドに撃ち込んでいれば、、ですわな。
撃ち込んでいれば、、