表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
拗らせてNewGAME!  作者: 光思
566/705

羽根田伸二の高校生活 生徒会編  昭和62年6月

ある程度、、体験をまぜましたので。


どうにか1本書けた、、今月最後です。



で、6月1週目のリーダー研修会よろしくお願いしますねぇ~

ほら!そこの高橋くんと羽根田くん!き い て い ま す かあ ~!


なんの因果か1年の1学期に生徒会メンバーとなり、ついでに陸上部まで入らされたのだけども、、

で、、昭和62年度の北工生徒会執行部メンバーになってしまったわけだ。


ちなみに、会長と副会長は、自薦の場合規定の信任票を集めてさらに投票で信任されればなるそうで、あとの役員は会長権限で2名まで指名できると。

それ以外は通常選挙だそうだけど。


でだ、今年度の生徒会長というのが、、、我らが北工無線部のもと部長である青木ゆかりさんだよ、、自薦で規定の信任票をかき集め、信任投票で勝ち取ったし。


でだよ、、


「あ~と、、役員に、、会長権限で羽根田伸二くんを書記、それと高橋洋介くんを会計で。

なんか文句ある?」

「おおありですっ!無線部どないすんねんっ!自分部長ですっ!」


あ~だいじょうぶよぉ~羽根田くんなんてぇ~あれだよぉ?

陸上部もやってんだあよ?

関東大会進出はざんねんだったねぇ~

次に期待だねぇ~


横暴だぁ~~!


えらいこというよな、、それさ、、なんかいろいろ陸上部に条件つけたんだろ?

羽根田も難儀だよなぁ~


「なあ羽根田くんよ、、、」

「なによ、、」

「なんで山本じゃないんだ?」

「しらんがな」


ということで、年に一回生徒会主催で開催されるリーダー研修会が学校から徒歩で約20分ある*尊徳記念館で行われることになった。

昨年まで他の場所で開催されていたのよね。

ええ、*ことし新しい建物になりまして。


1泊2日の会議となる、、

なんで1泊2日なのかは、、かなり前からのことらしいんだけど、

高橋の叔父が北工初の1年生で生徒会長に信任された時からここで開催されていたという。

その当時から**宿泊施設があったので4限終了後にそこに行き研修会という全体会議を行っていたという。


メンバーは生徒会役員と一般メンバー、各委員会の委員長あるいは代表、生徒会担当教諭とオブザーバーとしての教諭数名、あと生徒会OB。

OBについてはあくまでもオブザーバーとして参加。

そりゃまあ、、院政ひかれるのもねぇ?


青木さんは院政やりかねないが・・


今年のテーマは校則の改定 というのだ。


ここんちの校則はある時期までフリーダムなあってないような校則だったという。

まあ、、西高と同じように文武両道、、いやこの場合鴨宮か?だったのだが、、

2つほど悪いことが時間差おいて発生した。

40年代の学生運動  なまじ頭が良い文武両道な連中がいるため、学生の自治を叫びだしたのだ。とはいえ、、左巻きじゃないよ。常識の範囲での・・ですよ?

お上の法に触れることさえしなければよいという意味です。

それを警戒したのが、、当時の校長、、たしか2代目だったか? このお方もガチの帝大博士号持ち、、で、そんときの生徒会長が高橋の叔父 すなわち、、県会議員ですわ、、がなにをやらかしたかは、、高橋もしらんし、図書室の生き字引に聞いても教えてくれない・・

牧田教諭が同期のはずなんだが、、はぐらかされるし。

で、責任を取らされ退学処分。

2年生の10月 北工祭開催前だという。

北工祭は開催されたものの、、ある意味引き換えみたいだったそうな。


で、西高に即編入。


次に、、北工の文武両道の武の字が、武芸から武闘になった件。

クライマックスは通称島原の乱だが、、、その他にも乱闘沙汰が多く

それでいて国立大学に普通に行くんだぜ?

東大行ったのもいるし。


そんなこんなで校則は厳しくなったと。


四半世紀近くたち見直しの声が上がってきたわけだ。


その校則改定で、ある意味異質な青木さんが


まぁ~かせなさぁ~い!


と言わんばかりに出てきたのだ。


教員並びに職員からのウケはいいのだが、、破天荒な性格がなあ、、


まずは各委員会の活動報告から、、


体育委員会への質問で、、昨年募集かけたけども定員割れを起こして3年連続中止となった富士登山募集を今後続けるのか?というのだ。


ここでだすべき質問ですかねぇ?

あれ、、体育委員会主催だっけ? 体育科じゃねえの?

ワンゲル部と体育委員会 か、、はあ。。


昨今参加者が激減し、ワンゲル部さておき運動部からの参加がなくなった。例外は、、無線部なんだけども、設立以来というかこの催し物がはじまってからの伝統のようだけども、、


「そのへん、、、会計で無線部部長の高橋くん 意見とかありますか?」


おれにふるんじゃねえよ、、、


「それについては、、どうなんでしょうかね?毎年恒例の山北町高松地区の高松分校でのフィールドデイ参加を行っているためなんでもかんでも参加というのは、、なんですよね。

で、体育委員会とワンゲル部としては今年度の開催はどうされるんでしょう?」


「ここで議題にする問題か?とはおもうのですが、、、ほぼ中止の方向でうごいております。いまのところ、どうしても開催してほしいという意見が生徒会には来ていないみたいですし、、」


そうなんだよねぇ~

まあそこまで積極的なアレじゃないし、、


そおそお、、補修とか忙しいのよねその時期は。

夏休み1周目にやるかあ?だよね、、


“ごときゅう”でもれなく追試なんだけどさ、2回で通らないともれなく夏期講習会なんだよ。


「体育委員会さんの判断に任せます、、次に風紀委員会 なにか問題はありますか?」


ちなみに今回の議長は3年建築の二宮真里さん。同じく書記で通称 ”にのみー”

南足柄で建設業を営む二宮建設の娘さん。

この高橋の彼女である長尾里香さんのお家とはお仕事上お付き合いがあるそうで、、

まあ電設ですからね。


書記なので淡々と議事録を書く、、清書は月曜日に生徒会のきゅーはちで***松使って書きますけどね。

うちなんで一太郎じゃないんですかね?


で、委員会の報告質疑応答が終わり夕食の準備。


研修会ですので合宿です。

団体さんですので決まっていますカレー作り、、


ん???


「あのさ、、羽根田、、」

「なんすか?」

「青木先輩が指名したのって、、、こういうことか?」


んんんんん????

「カレーなのか? そうなのかぁ?」

「わからんけど、、たぶんあっているかと・・・」


おいおいおいおい!何人いると思ってんのかなぁ?

え?班ごとで作るから大丈夫??


そうなのかあ?


まあいいけどさ、、


しゃこしゃこしゃこ、、

こんなかんじでいいか、、、


「たかはしぃ~ もう少し細かくきってくれよぉ~」

「んなこと言われたってぇ~」

「ことしの6mDはメインでカレー作りじゃんかぁ~ 青木さんに怒られるよ?」

「えっ!チミじゃないん??」

「あのね、、手伝うけどさ・・」


とかなんとかやっていると、、

「へえ~羽根田くんってすごいねぇ~ ゆかりちゃんから聞いていたけどすごいわぁ~

あたし、、料理下手なんで、、で、、なんでできるのかしら?」


、、、おいおいそれ聞いちゃいけないことだぞ!


「あ~まあ羽根田のやつ趣味なんだよぉ~そうだよな?」

「まあ、、趣味といえば趣味だし、、書道も最近はやっていないんだけども・・段持ち」


「すごいんだねぇ~ そっか、わたしたちの班だから、、羽根田くんのカレーたべられるねぇ~」


ん?というか、、なんでいつの間に自分は料理係になったんでせうかね?

無線部だから???


まあ結果お~らいなのか、、

うちの班では好評でして、、、


というか、、

よそからも、、

「たのむ!喰わせてくれぇ~」


と、、、


参りましたねぇ~


夜の部があり。。。

北工祭についてがテーマでして、、、


筆頭にあがったのが、、


生徒が飲食物を他校同様に扱うことはできないのか?


というここ数年のテーマなのだ。

毎回だが、

衛生上の安全確保が難しいということで生徒が”なまもの”を扱うのは難しい、、、、

ということになっている。


講習をうけた管理責任者を、、なんだけども、そうもいかないみたいだな。


じゃあなんでPTAはよいのだ?


という質問が教諭側に投げられるのだけども、、

これがまたまともに答えられないのだな、、


衛生上の問題については今回も先送りとなったんだが、

他校、、普通科高校や高専の学祭を参考に取り入れていくことで意見は一致。


ということで、、

「羽根田くん、7月2周目だかの南高祭行ってきてくれない?」

「全力でお断りします 鴨宮やおだじょはまだいいけど、南高だけは全力でお断りします」


え?なんでまた??


ああああ!青木さんあの話しらないのかぁ~


「あの、、青木先輩、、実は羽根田だけども、、、」


あ、、あの話か、、上大井中小火事件、、、あの大騒ぎになったやつかあ、、


「ごめんなさい羽根田くん、、そのしらなかった、、あの騒ぎの当事者だったんだね、、」

「済んだことですよ、、って、、、その当事者が人の顔みるといまだに全力でにげるんだよな、、、

なんなんですかね?」


しらんがな、、、


翌日校則改定についてとなったんだが


「そもそも、、、いくら武闘派な校風とはいえ、短ラン長ラン着ているアホはいないのに

1ヶ月1回の服装チェックをおこなっているわけですが、、、どういうことなんですかね?」


まあたしかに、、古い卒アル見るとだ、、昭和52年頃のだよ? 短ラン長ランキメているのがいるんだが、進学就職先見るとだ、この長ランは横浜国大で、その横は日本電気だよ、、

なんかおかしい、、、


普通の学ランの内側にトラの刺繍しているやつがいるのは知っているが、

うちのクラスだよ、、偏差値西高といい勝負でそれかよ、、

そいつ成績はトップ5だかんね?


それについてだけども、、、

はい小瀬教諭


「説明します。一時期、、わが高校も荒れた時期がありまして、短ラン長ランが流行り

修学旅行で乱闘事件を、、、まあこれは流れ弾みたいなものなんだけども、、、他にも他校との乱闘事件もあり、校則を強化することになった、、、と。

これがいまのいまになっても改定されずにのこっているわけで」


はい!

風紀田村くん

「小瀬先生、それはわかるんですが、、当時とは状況がかわっているでしょう?すくなくとも・・他校との乱闘事件はここ数年起きていなく、、まあせいぜい、、バイクの無許可で謹慎処分程度・・と。で、学校としては続けるおつもりで?あるいは緩和?」


はい!

小瀬教諭

「自分からはなんとも言えません」


意見よろしいでしょうか!

はい竹井元生徒会長どうぞっ!


竹井??ありゃたしか、、うちの中学で生徒会長やっていて。。たしか弁論大会だかで学校批判したんだよな、、まあ入る前のことだけど、、たしか妹が同級生だったな。。

まあいいや、、


「小瀬先生、Yシャツの件ですが改善はされたのでしょうか?****神奈川県職員は件から支給されるシャツが開襟シャツという件ですが?」


あ~あ~今年も投下しちゃったよ竹井先輩、、

頑として開襟シャツ認めないやつねぇ~


「みだしなみ、、という観点から認めない方向でなおかつ北工教員・職員ともにいまは着用していません、、これでいいか竹井、、かんべんしてくれ毎年、、」


「わかりました、、ただ、自分がいたときもですが、何年も改定されずにおかしな校則があるのは、、なんですよ。青木委員長、学校指定カバンについては?」


「竹井先輩、今回の議題にあります。

そもそも、、ここ公立校なのに学校指定のカバンが存在するっていうのが、、まあこのカバンのデザインについては、*****デザイン科の先輩方が考案したと聞いております」


はい!

生徒会羽根田くん


「意見具申願います。え~と、一部女子はそのカバンをいろいろ改造していますが、さきほどの身だしなみ検査にてカバンの改造については行ってないみたいですが。。カバンの改造は工夫の範囲ともいえなくもないんですけどね?本当はあかんやつでは?」

 まあ、、制服も改造していますよね、、にのみー先輩?


「まずいです、、厳密には。。個人的には工夫の範囲かと、、」


デスヨネー


「では、指定カバンについては指定ではなく自由ということで」


「あ、常識の範囲内でいいんじゃないですかね?あと手ぶら通学は不許可というのも忘れずに」



ということで、会議は昼前に終了し解散となった。

ええ、もちろん我々生徒会もですよ。



「やれやれだねえ~ まあ来年まかせたよぉ~」


ゑ?

「ちょ、、青木先輩??それって??」

「高橋くん生徒会長に推薦しときます。まあ叔父さんの敵討ちということで」


敵討ちねぇ

「まあどうなんですかね?叔父のこと知っているのは牧田さんぐらいじゃないですか?

小瀬さんははずれるし」


それよか、、羽根田が竹井先輩とやらに捕まっているけど?


「君が羽根田くんか、、」

「こりゃどうもです、、上大井中での噂は聞いていますよ。その件が原因で西高でなくここになったそうで?」


ちがうちがう、、

「それは誤解だよ、、もともと北工か高専だったし。高専はまあ、、下の妹が嫌がってね、、

あ、そういえば・・妹がいまおだじょにいるんだけど知っているかな?」


あ~彼女か、、妹いるのよね、、どっちも美少女だしさ。

「いちおうは、、安江さんですよね?3年間クラスはいっしょでした、、が、、卒業してからは見かけていませんが、、」

まあいろんな意味でさけているし、、あのへんをね。


そうか、、

「もし、、合うことがあれば声をかけてやってほしい、、どうも、、君のことが好きだったみたいなんだ」


そうですか、、

瀬戸佳美ですか? 知らない子ですね、、

「わかりました 竹井先輩、、大学は東工大ですよね?」

こくり、、

「一浪したけどね、、、まあそんなところで、、11月の北工祭でまた会おう」

「はい」


竹井安江ねぇ、、綾乃ちゃんと仲が良かったかな?


あ、、

妹さんには、、、

残念ですが、自分は身分違いですよ 竹井先輩



「羽根田は今日はそのまま上大井?」

「そそ、、明日から今回の議事録起こさないとねぇ~」


じゃあまた明日、、


疲れたわぁ、、


いつも通り報徳橋をわたり上大井の家をめざすのだが、、


合っちまったわ、、瀬戸佳美、、


「羽根田伸二、、、どうしたの?」


めずらしく優しい対応だけど??


「生徒会の合宿みたいなもんだよ、、なんか用?」


いらっ

「うるさい!羽根田伸二のくせにぃ~ いいじゃんよ、、竹井さんのお兄さんいたでしょ?」

「よくわかるな、、あ、その妹さんのことだけど?」


ぐ、、

「あのさあ、、羽根田伸二、、すこしは私の気持ち考えてくれないかしら?

その名前だすの??」


え?名前だしてないよ??


「はい?」

「はあ、、さすが羽根田伸二、、、安江ちゃん、、中学1年の時からあなたのこと好きだったのよ、、でもまあ・・綾乃ちゃんやら直子ちゃんおろか、、恵さんとか、、、しまいにゃあの児嶋がからんでさ、、


そういうことよ。わたしからは以上よっ じゃあ」


なんとまあ、、


というか  あいつまともじゃないか?


明日は荒れるな、、


翌日、、案の定土砂降りとなった、、



*小田原市栢山 報徳会感は小田原城址公園内。

リニューアルは昭和63年なので1年前倒し。


**宿泊施設はリニューアル後 だったはず。


***松文章っていま読むことできないんですよね、、ビュアーの配布が終了していますし、、というか松って窓版でなかったのね。この当時のATOKの学習機能って、何回かやるとデフォルト値に戻る、、たしかカエル変換でしたっけ? 松茸の方がよかったといいますが。


****昭和63年頃の話。


*****神奈川県の県職員はその当時、県から夏服として開襟シャツが支給されていたそうな。

教師が開襟シャツ着て生徒が着てはならないという矛盾が生じた。

これは参加したリーダー研修会にてOBで神奈川県職員からの苦言。


******公立校で学校指定のカバン、、デザインについてはデザイン科の先輩方が考案し、、ですが。平成元年に廃止され自由化。まあ指定業者とのげふんげふん。


プチFIRE計画ちう、、

インカム型の高配当投信を用いて、月の生活費の一部をインカムにて、、なんですが、

月一配当のアメリカ株ファンドであばうと120万円分必要と、、

プチFIRE開始点を計算すると、、、ち~ん!な結果が

他のNISAやら株、貴金属は別ですよ?

 まあ35歳で50歳前後でプチFIREならばNISAとは別に特定口座で組んでも、お独りさまでしたら可能なんですが、いかぬせアシガラさんこのお歳です。時間がたらんにょ。

大陸中国のときに中国人と結婚したわいいが、、トータルで当時のレートにて1300万ぐらい溶かされたし、、

 まあ、、日本にいて母親◯して〇〇するか、1000万以上とかして〇〇一歩手前いくか?の

凶しかない選択でしたが、、


 ん?20代との再婚諦めた?

諦めたわけじゃないですが、プチFIREで余裕な生活も選択肢ですわ。


では

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ