上田で、、 平成7年6月 3.
翌日、わたしたちは湯ノ丸高原まで行き、、、
もしもししんじくん?空気読もうね?
なんでそこで無線運用しちゃうのかな?
電信うっちゃだめでしょ?
ほんと、それなんだかなぁ~だよ
そのあと上田市内におりてお蕎麦を食べるんだけど、、
「うえぇ~なにこのにがいの、、」
「瀬戸さん、それ、いわゆる朝鮮人参の髭根っこの天ぷらだよ。有希ちゃんはだめだよぉ~おくちにがいにがいになっちゃうよぉ~」
「はぁ~いしんじくん!」
いつのころからか、、有希ちゃんまでしんじくん呼びなのよね、、
「恵さんいいなあ、、」
「どおしたの佳美ちゃん?」
「まえに、、結構前ですよ高校のとき、、なんですけどね、羽根田伸二君にあうたびに罵倒していた頃の話ですよ、、そのときはすでに綾乃ちゃん羽根田伸二君のことあきらめていたみたいなんですけどね、どっかしらまだあったみたいなんですけども、、
綾乃ちゃんいわく、、恵さんと伸二くん幸せそうでいいなぁ~って 当時のわたしは聞いてハラがたちましたが、、あっごめんなさい、、羽根田伸二君の北工での成績は南高に行ったこから聞いていたみたいです、、」
あらら、、綾乃ちゃんそうだったのね、、
南高経由で知った?? 朱美ちゃんか、、そこしかないし。
「しんじくん? 岡山いくなよなぁ~ もし出張とかで関西とか行って似たような人見たとしてもさ、、そっとしておいてちょうだい。なにもしないでくださいな おへんじ!」
「はい、、恵おねえちゃん」
「はいよくできましたぁ~ しんじくん、高校のとき綾乃ちゃんにあったとき成績の話とかした?」
「いんや、、古川さんもだけどさ聞いてこなかったし・・北工の成績と普通科高校の成績ってある意味ちがうからさ、、内容言ってもあいてにとっちゃ宇宙語だしね。そりゃ高専とか東工大付属との比較となら、、そう・・なんで瀬戸さんがしっているのかな?って疑問だったのよね なる、、たぶん、、朱美ちゃんですか?」
あなたもそういう考えなのね、、
つきあいながいからなぁ~
「そういうこと、、かしら?佳美ちゃん、上野行きの特急大丈夫?」
「ええ、、あと一時間だし」
もうすこしいたかったなぁ~明日はまだ実家にいるけど明後日は三島に帰らないとね。
上田駅前のロータリーまで来て、
「じゃあ、、恵さん、有希ちゃん、羽根田伸二くん。。。帰るからね。
また、、そのくるからっ!じゃあねっ!」
「佳美おねーちゃんまたあおーね!」
有希ちゃんが手を振っている
「有希ちゃん~会おうねっ!」
「しんじくん、、いえ、、羽根田伸二くん、、帰ろうか」
「恵おねえちゃん、、あなたまでそう言います? 帰りますかね、、、」
・
・
「ということが5月にありまして、、坂崎さんなんで優美子ちゃんのところにこなかったんですかあ?」
「恵さんごめんね、、、あ、下の名前で呼ぶことになっていたでしょ?
うちの神社のお手伝いですよ、、さすがにこの歳で巫女服は、、、って。。。」
え?坂崎、、いえさくらさんのお家って神社なの??
「神社なの??」
「ええ、、兄が宮司をつぎまして、、、わたしも最近までは巫女服を着ていましたが、、さておき・・うち春というか5月と11月にお祭りがあるんですよ。で、、そのお手伝いを、、ですよ」
そういうことですか、、、
「あの、、さくらさん、陽子ちゃんが来年牧田精機に入社するってきいたけど・・」
「ほんとうです。わたしがたぶん彼女の教育係になるんですよねぇ~ あ、恵さん、わたし近々結婚するんですよぉ~いろいろあって長引いたんだけどねぇ」
「おめでとう、、いつなの?」
「入籍は9月なんだけど、式は11月、、うちの秋の大祭でなのよ、、うちの兄がそうしろってバカじゃねえの?公私混同まずいんじゃってさ」
うわわわぁああ~!
ぜったいタウン誌に掲載されるわね、、、
えっと・・しんじくんって厚木地区のタウン誌に2回出たのよね。。
1回目は陽子ちゃんと牧田精機社長と3人で撮ったのが第一面に、、
で、、問題は・・
オープンハウスのとき、、2日目にあの佐藤あさみが来たときよ。
なんといまあ、、1面じゃないけども2面にさ。。
おどろいたわよ、、写真撮られたことは聞いていたけどさ。
しんじくんも 「ま~さぁ~かぁ~!なんじゃそりゃああ!!」って驚いていたわよ、、
これであれですよ、、まぁ~たおだじょ同窓会界隈がざわざわしたのよね、、
恭子ちゃん、、通称おだじょの狂犬も
「おにいちゃん、、ま~ためだっちゃって、、、恭子ちゃん的にはいいんですけども」って。
とりあえず、、しんじくんを正座させて小一時間説教しました。
仕事とはいえ、、すこしは選びましょうね?
「あそうだ、、恵さんに聞こうと思っていたんだけどさ・・これ、、なんだとおもいます?」
え、、えっ!
「ここここっこれなんで上田にあるのよぉ~!」
「厚木製作所とうちの総務に貼ってあるのよ、、、いまだにさ、、これはそのコピーです」
経緯を話すのだけど、、
「あ~その話ほんとうなのね、、ふむふむ、、さくらおねえちゃんからの提案みたいなことだけどさぁ~ あさみさんと仲直りしたらどうよ?意地張ってないでさぁ~」
うぐぐぐ。。。
できたらすごく楽にゃ、、
それができないにゃ、、
しんじくんにもいわれているにゃ
「さくらさん、、どおすればいいのかなぁ~」
ありゃりゃ、、目をうるうるさせて、、あなたは乙女ですかぁ?
かわいいおこちゃんもいるのに、、
「恵さん、、さくらでいいよぉ~わたしも恵ってよぶからぁ~」
こくり
「さくらぁ~」
妹ってこんな感じなのかしら、、、というか・・内田くんたち優美子ちゃんのところに乗り込んだのね、、そんでカエレで素直に帰ったのねぇ、、
めずらしいわね 彼空気読めるんだ。