羽根田伸二の高校生活 入部 昭和61年4月
北工での羽根田伸二の生活編になります。
改名した際に過去を断ち切るとか言って中学の時の卒アルを処分したような気がしたんですが、、
発掘されました。。
だいたい記憶通り、、うん、、いい線行っている。
高校進学については中学の時までと縁を絶つため、、
そりゃ、、ほんのわずかな幼なじみとの縁も切るのは辛いものがあり、、
そこまでしなくとも、、ということ、それと経済的な負担を考えて国公立なのだが、
高専も考えたけども、あのノリがちょっと。。。ということでパス、、
うちの中学から行きたがらずなおかつ国公立大学への進学も可能という栢山にある
小田原北工業高校を選択。
偏差値は電子で58程度。高専は60超えか、、
担任から
「羽根田がそう言うならしょうがないな、、いろんな意味で悪いことをした」
と珍しく謝られた。
この職業って職業メンツを重んじて謝ったら負けというのだけど?
あんだけの騒ぎになればアレか、、制服に火をつけたヤマンバの一人は警官の父親にボコボコにされたあげく、その父親は交番で拳銃自殺未遂と、、
校長か教頭が行方不明だし。
世はまさに世紀末、、
で、半年以上安全を確保できないということで自宅待機、、、
アテストは保健室で受けまして、、、学年上位だったんですけどね。
修学旅行は、、どうするよ?で行かずじまい。。。
中学に復帰したのが6月だったし。
で、部活にもどったんだが、、、半年以上の籠城生活で思ったよりタイムが出ない。
児嶋淑子のやつにかかわったからこういうことに、、、か、、
やつとはただのお友達としてつきあっただけなんだがな。
どうしてそうなったんだあ?
いじめに関しては、、古川さんや綾乃ちゃんを巻き込みたくないのでかかわるなと、、
さておいて、、
進学先については恵さんが、、
「しんじくん?進学考えたらわたしと同じ鴨宮でもいいじゃんよ、、」
というのだけど、
「なるべく中学の連中とは縁を切りたい、、という意味で北工なのよね、、あれです、国立の推薦枠もあるし」
「綾乃ちゃんたちとの縁も切ることないと思うよ、、、さみしいでしょ?
でも、、古川さんにも綾乃ちゃんにも、、、しんじくんのことあげないからっ!」
、、、、恵おねえちゃんよ、、、
ということで、北工電子科に入学。
ここんちの無線部はこの地域でもそこそこ有名であるのよね。
小田原西高とほぼ同時期、、、コールサイン的に1ヶ月ぐらいの差じゃないですかね?
に開局したという。
部活紹介で体育館に行く。
無線部となったんだが、、、青木ゆかりという女子 電子科2年B組 がここの無線部部長ですでに1アマ持ちだという。
この界隈で無線をやっている者ならウワサは知っている、、、
1アマ持ちってすごいんですよね、、小難しい工学を解き。。白紙の解答用紙に計算式書いて解答する、、って、、驚きの白さっ!だね!
それと、、欧文和文の送受信、、、
来年だっけ?送信術がなくなってマークシートになるのって?
ちなみに自分は電信級
ええ、、中学の時点で2級とればよかったんですがね、それよりも宅建とっとけと京香さんに言われましてね。
京香さんとはうちの母親のことですわ、、葛飾区水元出身のさ。
ちなみに綾乃ちゃんの母親は高校と大学の先輩になるそうで、、
ええ、、この時点で宅建持ちですわ。まあ年齢になっていないので営業はできませんけどね。
まあ、、一生使うことはないとおもうのですが、、
数日後、、体験入部になるのだけども電気電子科職員室のあたりを歩いていたら、
そこの少年!そこの少年!
と女子から声をかけられたんだけども、、、
「はい?」と応えると、
「そこの少年!青木さんと電信をやらないかいっ!」
うわ、、北工無線部部長の青木ゆかりさんだよ、、、
まずいのに見つかったな、、
このまま
いえ結構ですぅ~と立ち去るとなんか後が怖い気がするのでその青木さんの後をついて3階の無線部無線室に行く。
ちなみに、このフロアにデザイン科職員室とかがあるんだけども、、
無線室に入ると電子1年B組の高橋と山本がいた。
とりあえずこの二人は前から知っているのだ、、
高橋は開成町、山本は小田原市国府津
二人とも無線仲間なんだよね。
どっちかといえば市民無線の方。
「青木先輩にみつかったの?」
「いや、、、オレは自分から、、山本はみつかって連行されてきた」
「あ~高橋くん?連行とは人聞き悪いねぇ~彼女さんがあの長尾電業の娘さんだしぃ~デザイン科3年の長尾理香さん!」
何度かあっていますわ、、長身でショートヘアーの美人さんですよねぇ~
ナガオ工房も見せてもらいましたが。
「ところできみぃ~名前は?」
「電子科1年A組 羽根田伸二 アマ無線は電信級 夏に2アマ受験予定」
「和文できる?」
「どうにか、、、」
いいねぇ~
「羽根田君?きみ入部決定!これ書いて!」
と、ぽんと入部届を出されたんだけど、、
「拒否権はない・・・と?」
「わかっているじゃんかあ~ ささっ!」
ひでえな、、、まあいいけどさ、、
書きますとも、、
「ところで、、上大井中だよね?陸上の羽根田伸二、、名前だけは知っているし。なんで北工にいるのよ?」
あ、、まずいそれ・・
「青木先輩、、それは聞かないでやってください、、いろいろあるんですよ」
と高橋が止めに入る。
「わかったわ、、、青木さんこれ以上聞かないし、、じゃあさっそくだけど、、羽根田くんこれで和文打ってみて」
と縦ぶり電鍵を渡される。
電鍵を叩くとブザーがなるやつ。
パドルとエレキー欲しいんですけどね、、、で縦ぶりでやっていますけども。。
「うん!いい線いっているじゃない! クセあるわねぇ~」
「本当はパドルでエレキー使いたいんですが、、、」
「残念ながら、、エレキーうちないのよねぇ、、というか、通信術は不可でしょ?
気持ちはわかるし、、1アマとったら好きにしなさいな。ついでに、*ここの電子科は2アマとると2年次の電子技術の単位半分もらえて、1アマだと科目免除になります。
あ、5月の連休はあけといて。日帰りだけど高松山の髙松分校で運用します。もちろん分校まで歩きで」
うっおお~い! 恵おねえちゃんになんか言われそうな、、
あ~まず、、 理香ちゃんになんて言えば。。
ん?どしたの二人とも??
そうして羽根田伸二の高校生活がはじまるのであった。
*いまの1陸技あれば関連した科目は免除になるでしょうね、、電気基礎1,2はムリ。
当時の1,2アマだと完全筆記なので学校によっては科目免除出来たかも?
履修云々、、そこか、、それいうとあれだぞっ!
工業高校3年次1学期の授業は就職対策でつぶれてそれこそ未履修だぞ。
いまでもそうなの?
専攻課程ある工業・水産系だと、1陸技と1総通とった時点で専攻課程中退で国交省や防衛省いくそうで。
今週から週3回投稿になります。。