南高祭 平成3年9月第2週目週末 4.
「おにいさま、ここの制服かわいいですねぇ~綾乃さんもそうだったんですよね?」
なんの因果でここに入ったんですかね?
ええ、、全部わたしがわるいのよ、、
「写真では見ていると思うけど、、、」
まてや?あなたどっちにきたんだっけ?北工?南高??
丸山先輩、ココ大丈夫ですからまわってくださいな。
おっ、、
「しんじ、陽子ちゃんのこと案内してあげてよ」
ということで、、まわることとなった。
「県立高校の文化祭ってこんななんですねぇ」
なにをいいますか、、あなたまえは韮山高校だったでしょうに、、あの界隈では一番偏差値が高い所でしょ。
たしか、、陽子ちゃんの母親ってどっちもだけど韮山高校で生徒会会長もやったというのだけどもさ、まあ破天荒な性格で。。。あれだ・・
それ以上問うてはならない・・・まあいいか、、
あ、、そうだ。
「陽子ちゃん、謹慎中の方に聞くのもあれですが牧田精機の人事でなにか動きとかあるの?10月人事で」
「おにいさま、、それ聞きますかあ?田倉が人事部長なのはかわりません。小嶋閥がいろいろ動きあるみたいですよぉ~軍隊で言えば、、予備役編入じゃないですかね?部長クラスがかなり、、あと佐倉はしばらく戻れません。
あと、、どこまで本当かはしりませんが、、平松さんが上田技術本部長になる方向、、、」
はい?
「はやくない??」
「はやいですね、、あくまでも・・千石通商がつかんだ情報ですよ、、ところで、ジョンスミスは廃業ですかあ?」
廃業ねえ、、、
しようかとおもいましたけどさあ、、、
オレのこと自殺一歩手前に追い込んだやつ見つけ出さないと
ワリに合わないよね?
「いんやぁ~休業ですかねえ? 資産の整理というかそれからですかね?」
資産の整理って??
まあろくでもない資産しかないでしょうに、、、わたしもその一つ?
それは解せぬ、、
「そうですか、、それよりも、、就職活動はどうなんですかあ~ 牧田精機はだめですよぉ~2003年に代償はお支払いします。いちおう言っておきますね」
就職活動ねぇ、、、
京香さんがなにを考えたか工学部編入しろとか、、悪くはないですよ?機械工学で学芸員資格とるかあ?
あとあやのちゃんに大学院行けとか、、、
ご本人様は行く意味がわかんないって そりゃそうだろ?
なにかテーマがあればいいけどさ?
あ、、な~るほど!
「そうさなぁ~まだ工学部編入か教職か民間か?は決めかねてないんだけども、、、財閥系商社でもちっとあたってみますかねぇ?」にゃあ~
げっ!なにかんがえていやがりますかお兄様、、、
わるい顔になってますがな・・
「お兄様、、なにをわるいこと考えているんですかあ?」
「陽子ちゃん、、おなか空いたでしょ?」
「はい、、」
ということで、家庭科調理室に行く。
ここで出されるスパゲティは美味しいのよ。
あ~思い出されるわ。。。メイド服着たあやののことおんぶしてここまで来ましたね。
「いらっしゃいま、、、丸山せんぱい!だれですかその美人さん!だめですよぉ~綾乃せんぱいいるんですからぁ~」
「あやのちゃんの許可はとっています。。というか、あやのちゃんが案内しろと、、こちら日大三島高校3年生で牧田精機大株主の千石陽子さん、、、妹みたいな間柄ですわ」
「はじめまして、千石陽子と申します 普段は静岡の函南にいます。米屋の娘ですが、ねこちゃんいっぱいいます」
牧田精機って、、、
「牧田精機ってあの職場体験のですかあ?」
「そうですねぇ~たしか、、おにいさまがやらかしたんですよね?2年生のときと、このまえ教育実習で!」
なんのことですかねぇ~
「それよりも、、、陽子ちゃんお昼ご飯でしょ?」
「はい、、ミートソースください」
じゃあそれ二つくださいな
は~い!
「じゃあさっきの話だけど、、陽子ちゃんこっからは聞かれるとあれなんで、、英語・ドイツ語・北京語・広東語どれかで、、」
「そういうものですかあ?じゃあ英語でお願いします、、」
平文で危ない話をするわけでして、
、、、、
「えっ!お兄様!あの犯人捜しをするわけですかぁ??」
「日本語になっとるがや!」
上海で追い込まれたわけだが、敵は中国人ではなく日本人だった。
とある商社の副総経理クラスだったんだが、、
混乱してきて社内でもな誰が味方で敵か?あのころわからんくなってな、、
どんどん酒の量が増えてなあ、、
そうでしたね、、帰ってきてすぐ病院手配して入院でしたね、、ほんとひどかったよね。
でもあれですよね、、お兄様の早期退職ってあれ以上追求していたら命の危険があったわけでしょ?
そうなんだよな、、離婚は想定外。
二人の会話を周りはぼうぜんと見ている、、
丸山せんぱいって、、知っていたけどさ、あの千石陽子さんっていうのもすごいのね。。
というか、、なんか危ない話していませんかね?
どのタイミングでもっていった方がいいのやら、、
あ、会話が切れて日本語になったわね、、
「おまちどうさまでしたぁ~」
「ありがとう!これがあれですかぁ?綾乃さんが絶賛しているっていう?」
「そうだよ、、、ってあやのちゃん?あやのちゃんもきたんだぁ~」
にゃあ~
「しんじぃ~ちょうだいっ!」
しょうがないなぁ~
「あやのちゃん、さきたべちゃいなさい」
にゃあ~ん!
すんません、もう一つおねがいします、、、え?売り切れ?早いな、しゃあないわ。
「しんじぃ~ごめんにゃ~」
「いいんだよぉ、、」
時間的にあれだわ、、外で焼きそば、、ねえだろもう。
「綾乃さんは就職活動どおするんですか?」
にゃ?
「ん~あたしはとりあえず、、教職かなぁ~あ~大学院の話もあるんだけどさ。。
しんじは、、どおするの??工学部とか、、」
「さっきも話していたんだけどさ、財閥系商社をちょっとあたってみようかと」
ふ~ん、、商社ねえ?
あ、、、
「しんじ、、わるいこと考えてないよね?だめだかんね?」
「ある人に接触するため、、なんだけどさ」
ある人??えと、、たしか、、
「お兄様、、*三井マシナリーの酒田さんじゃないよね?いまたしか主任クラスじゃないかな?それならわたしが手を回せますよ?」
*史実で言う三井物産マシンテック この当時は三井物産工作機械