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拗らせてNewGAME!  作者: 光思
367/705

千石陽子の懸念 平成3年1月 2

ということで、、社食兼講堂にきた。


「いくら千石のお嬢様とはいえ、、タダメシにはなりませんので」

「わかってますって、、あれ。。熊坂さんは?」

「今日というか、、今週はお昼の電話番です、、あのこも丸山伸二のことすきみたいなんだけど知っていますか?」


さっさあ、、、まあ、、綾乃さんみたいだから。。

「どうなんでしょうね?」


まあいいや、、

あら、、おうどんもうないのね、、まあいいや、、B定食。。サバの味噌煮、、いいじゃん!

お嬢様は、、、あたしとおなじか。。


わたしの場合は社員証をカードリーダーに通せばそのまま給料から天引きされるシステム。

たしか、、昭和62年からこのシステムになったのよねぇ。

ほかの会社でもそうなのかな?と聞いてみると。。。そうでもないみたいでして。

以前あった10枚綴りの食券をその都度。。だそうでして。


お嬢様の場合は一番最後のカードリーダーある場所にいるひとにお金渡して、、と。

出入りの業者さん、、派遣業者ですね の人は旧来どおり10枚綴りの食券になります。

ちなみに社員と外部のひとも金額はおなじですので。

会社によっては部外者はそもそも社食使えないとか、金額がちがうとかあるみたいですね。


「じゃああそこでたべようか」


といちばん人がいないところで食べることにした。

そうじゃないと平文で会話出来ないでしょ?


「で、、、三郎くんにどんな話したの?」

「三島精密技術研究所の件」


・・・・・・はあ?


「しらないし、、、名前からしてお嬢様がすんでいるあたり?」

「ええ、、浅野のおにいちゃん」


 あさののおにいちゃん??あのジョンスミス以外にだれかいた、、、?

あれ、、、まてや?

うちの母親のいとこ、に浅野っていたような。。。あっああ~そっちですかあ~


「それ、、千石の血筋じゃんか」

「そなの?」こてっ


。。。。これだからこのお嬢様は、、

かわいらしく首傾げてもだめですよっ!


「あたしのような千石の端くれでも、、、まあいいです。で、浅野さんのおうちがどうされたと?」


そこからは里穂さんからのお話を、、


「はあ~島田里穂さんかあ~、、大学一緒なのねあのジョンスミスと、、一級うえなのね。。里穂さんからの依頼で今後起こるであろう事態を、、、ですか。。。。陽子ちゃん?


 めぐみおねえちゃん、、おこらないからあ~ ほんとうのことはなそうか? 


ん?」


「それがすべてですよ、めぐみさんあとでアイスたべませんかあ?」

「話をごまかさないの、、陽子ちゃん?今週末めぐみおねえちゃんといっしょに上田行こうかあ?」


たら~ん、、

にげさせてくれませんでした・・・


「ナンデウエダデスカネ?スキーデスカ?オンセンデスカ?」


「まんまです、、、上田行くのとここで全部白状するのとどっちがいいかなぁ?ん?おぜうさま?」


あうえうあう~~~


「めぐみさん、、、遅いですねぇこの時間にひるごはんですか?」


ゑ?とみると、、、

確かこの人は、、、、だれだっけ?

したの名前でよんでいるじゃんか、、、、ということは彼がのちの。。。。このめぐみさんの、、、で加藤めぐみとなるってやつかあ~ 


たしか、、まえの世界だとおにいさまの後輩だっけ?


「あ、加藤く~ん ちょっとこの女子高校生がねぇ、、、」

とあたしのことを紹介するんだけど、、


「そうですか、、今週末上田にスキーだよね 湯ノ丸だよね?」


おい加藤くんやい、、いまここでそれいうかぁあ~!


「あわわわ、、そうだよぇ~ うん!たのしみだねぇ~ 正樹くんそろそろいかなくていいのかしらぁ~」

「あ、じゃあ!」


あ。。。へえ~~そおなんだぁ~ よかったねぇ~

めぐみおねえさまぁ~墓穴ほってやんのぉ~ へへへへ~


「陽子ちゃん? いまのは他言無用で、、、はあ、、そういうことだから、、、ぜんぶはなせ」


にらまないでよぉ~ こわいよこのゆるふわロング、、、


ぜんぶはなしましたよ、、まあ"とある新約"については話しませんでしたが。。。


「ジョンスミスもあれだけど、、、千石のじいさまが生きていたらなんと言うでしょうね。。。」

「陽子よくやった! さすが千石だからなぁ~ぐらいは言うでしょうね、、」

「あほ! こまった女子高校生だわ、、あなた。。。ジョンスミスにかわってなにをする気?」


「・・・・ないしょ!」

「、、、、、で、羽根田伸二を止められるの?あなたが止めるっていったけど?」


「さくらさん経由で連絡がありました。。。お正月おにいさまが内田君たちと接触したと。詳しい内容は教えてくれなかったけども、、おそらく決起部隊を解散させる。。あるいは、、さくらさんの管轄に。。。なんだけど、、」


と言い終えたとたんに、、、陽子お嬢様暗い表情になった。。んだけどさ、、


「よかったじゃない、、好きな人をまもれて。。。もしもし?陽子おじょうさま?」


「よけいなこと。。。したんですかねあたし、、」


「いつものことでしょ、ほかになにかあんの?」


「だけど、こんかいの件でへんなふうに拗らせたかもしれない、、」


ん?


なに言ってんのこのおぜうさまは?

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