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拗らせてNewGAME!  作者: 光思
312/705

千石三姉妹  平成2年 3月24日 猫屋敷 2.

ばん! 


ふにゃあ! 

たたたたた、、


テーブルの下にいた猫ちゃん達が驚いてにげちゃったよ!


「おい!」


「おにいちゃん!あなたはいいかもしれません、、結果的に・・・綾乃さん泣かすことになるかもしれないんですよ!わたしだってあなたのこと好きだし、佳美さんも、、だよ?上田にいる優美子ちゃんだって!」


んなこたあわかっているわ、、

ソレ考えると、、いたいですよ。。


「ええ、、いまのわたしではむりです。ただの女子高校生ですよ? それと、、あの二人、、和解したそうです。

問題は父親である牧田定吉と小嶋専務に近い人たち、あと人事部だそうで、、」


ああ~それ、、平松さんイージーモードで上田にて自治権とれるるーとじゃないですかあ~ 佐倉のやつが暴れても逆に佐倉のヤツが、、、

あ、、あれか、、COCOMか。。メグちゃんたちが守っているあれを起爆させれば??


「それと、、上田の旧池上機械用地施設の買収は技研主導にて行われております。

すでに、地元金融機関とも順調に・・・

ええ、、おにいさまの言うとおりすすんでいますよ。

だいじょうぶですよ、、おにいさま。。あなたが手を汚す必要はないの。。

おにいさまの『よげんの書』は三郎くんも読んでいますよ、、それで和解したそうです

あと、、加藤めぐみ、、いえいえ山口めぐみさんがちょっと小細工した・・・らしいですが

児嶋さんの件ふくめ」


おいおい・・

なにをやったあいつ・・・


「おにいさま、、とにかく・・2003年までとくに牧田精機にたいしてなにもしないでください。

まあ、、株を売った買ったはいいですが・・大量買い付けとかは控えて欲しいです、、

私たち、、牧田と島田ふくめ、、一族がなんとかします、、とにかくそこまでまってくださいな。

そのときに、、交換条件としての代償をおにいさまに差し上げます・・・」


代償って、、、

たしかに・・児嶋淑子のやつに半ば冗談で最終的に牧田精機の経営権が欲しいとかぶっぱなしたが、、

いまどうだろうか?

あやのと同棲していてときおり見せる田部井綾乃の部分とか、、

じぶんの誕生日以降に入籍することは決まっている。あやのもそれでいいって言っている。

だがしかし、、


 大学卒業と同時に牧田精機入社でチートワザ使い、さらに上田決起部隊を率いて時期をみて

猫部屋にある"核兵器"を用いてクーデターを起こす。。。平松クーデターではなく丸山、、

いえ羽根田クーデターを、、業界そのものを吹き飛ばしかねない威力か、、


いつぞやあけみに、、


「しんじ、あやのちゃんのこと救ってあげて!しんじしかできないよ。あなた知っていて綾乃ちゃんのこと救えなかったんでしょ!」


ええそうですとも、、

知っていて救えなかったよ。。


だがしかし。。。

上田決起部隊のこともある、、

どう言い訳しろと? 


「陽子ちゃん、、いえ。。。女王陛下、、あと1年その答えをまってくれませんかね?年末にはあやのと入籍がある、3回生になる時点・・来年3月24日に答えをだします それでいいでしょうか?」


3月24日って、、、それ恵さんの誕生日!


「わかりました、、、平成3年3月24日の"佐藤恵さん"のお誕生日まで待ちましょう、、それと・・上田にいる内田くんたち。。わたし、、というか・・さくらさんに預からせてくれないでしょうか?」


坂崎さん?

なにこの件さくらさんかかわっているの?? ちょとまってよ、、


「それだと彼らを説得しなければならんぞ? 上田に行って。。。」

「もちろんです。あと、、みちるくんに監視を頼んだのはこういうことになることがわかっていたからかもしれません、、千石としてお詫びいたします」


わたしはおにいちゃんに対し深々とお辞儀した、、

っ、、さいしょからわかっていたのなら・・

こんな回りくどいことを、、


「あ、、おにいさま・・それと、、綾乃さんの件ですが。。」

「ん? あやのがどうか?」


「隠さないでくださいな、、、このまえも、、ですが綾乃さんの過去ですよ。。。

*綾乃さんの安眠を守りたいんでしょ?わたしにもう一度話してくださいな、、、」

ということで、あやのの過去。。。あちらの世界でのことをもう一回話す、、


「、、、その田村ますみというのと・・岡部京子っていうのが綾乃さんを陥れたわけね、、調べたんでしょ?」


「ええ、、田村ますみはあやのやよしみとは顔見知り、、こちらの世界でも。

高校は東京の私学ということだが、、

岡部京子については現在鴨宮高校にいることが判明。現在1年生、、来年度2年生か、、、とまあこの前もはなしたけどさ」


「まさか、、暗殺するとかいわないよね?綾乃さんの安眠のためだけに?」

「なわけねえだろ?」

あなただったらやりかねないのよ、、、

クーデター準備したくせに。。。


「あ、、暗殺すると本気で?? まえにも言ったけどさ、恭子ちゃんを監視役につけるから。入学当初から生徒会に関与させるし、、それとだ、、教育実習は来年うけるから鴨宮高校にするか。。ルートはもっている、、」


まさか、、っておもうけど・・

お兄様、、、

こたえはもう出ている?? あえて即答をせず、、来年の恵さんのお誕生日・・・


もし、、お兄様が、、そっちを選んだ場合。。

わたしはどうすればいいのかしら、、


猫部屋の方から五郎ちゃんを抱っこしたあやのが来た。。


「しんじ~おなかすいたよぉ~ ごはん~~~」


にゃ~ん、、


あやの、、、来年のこの日まで、、最善の解を導き出すからね。。

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