表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
拗らせてNewGAME!  作者: 光思
297/705

カタコンベ 牧田精機厚木製作所内 平成元年11月某日

ムソルグスキー 展覧会の絵 からじゃないですよ。


デジタル簡易の免許状きました。

お作法しらんので三才のムック デジタル版 買います。


こじらせてGO!


土日を利用して天上クレーンの技能特別講習を受けている。


昼休みだけど、、いつも入れないエリア、、

通称機械の墓場カタコンベに入る許可をもらっている。


普段はまあ、、、設計の人たちがここで部品取りとかいろんなことしている。。。

ことにしよう・・・のだけどさ。


たんに、、試作機で廃棄処分扱いにならなかったのが訳あって・・・そんなのないんだけど大抵。。保管されているのだけどもね。


訳あって世に出なかった不幸な機械も何台かあるらしい。。。

その辺よくわかんないけどね。


なんでまたこんなところに、このクレーン講習会の時を利用して入り込んだか?


いや、、事前に設計に許可はもらってますよ。

普段鍵かかっているし、、


といいますと・・


木曜日は設計管理で図面管理のお勉強をしているわけですが、その際にとある設計主任に


 11月に土日つかってクレーン講習あるじゃんかぁ、そのときにカタンベ行ったらどうよ?


といわれたんだけど、、


カタコンベって、、、地下納骨堂っていう意味でしょ? ムソルグスキーですか??

と聞くと、、


似たようなモノです。。そこを管理していた人がそう名付けた、、みたいですねぇ


ねぇ~っておっさん・・

ちなみに、、このおっさん、牧田精機ではめずらしく東大工学部出ています。

しかも、、精密なので旧造兵学部の直系になるとかで、、

横型中型設計課長で東大工学部卒というか博士号持ちがいますが、、

 課長への昇進が最速だったそうで、、

通常同期の3倍の早さだったそうで。。


どこの少佐ですかね?


さておき、、


まあ古い機械がおいてあるね、、


電気油圧サーボのNCフライス盤ですね。。。

聞いた話だと、、まだ現役でつかっているところがあるそうで。。

まじでか??


初期のマシニングセンタもおいてある、、牧田精機に入る前に高校の図書室で見たモノの現物ですかね? ちょっとちがうけどさ。


あとはなんかよくわからない物が、、、


と歩いて行くと。。。


makita ELEX 

[ELECTRIC DISCHARGE MACHINE]

EXNC40


と書かれた機械があった。

制御装置はOKIPATHと書かれている。


ELECTRIC DISCHARGE MACHINEというと、、放電加工機のことか?


マキタエレックスってなんですかね?


放電加工機の現物を見るのははじめてなのだが、国内のメーカーだと

三菱、ジャパンマシン、エレックス、ワイヤーのみだとファナックか。。

なのだけど。。

エレックスと牧田精機??


なんですかねこりゃ?


会社案内に会社の歴史が"つーととと"と書かれているわけですが、

うちの会社案内には牧田エレックスとか、放電加工機とか書いていないのよね?

なんすかね?


こんど聞いてみるか、、


しかしまあ、、あ、、これがブリッジポート型フライス盤の元祖ですね、、

これをパクリげふんげふん、、、したのがM型ですねわかります。

 いろいろとあっちこっちから買い付けてパクリげふんげふん。。していまの牧田精機があるんですかね?


しかしま・・ドルが360円固定で海外からそういうの輸入するのいろいろめんどかったんじゃねえですかね?


 その辺はいろいろ大人の事情がある?

 そういうことにしておきます。。


まあ、、このフライス盤なんて合衆国海軍のバッジ張られてますからねぇ、、

よく見ると、、千石通商ってバッジも張ってあるし。。


千石???

どっかで聞いたことがある名前ですね、、


なんですかね・・しらないですね。


あとなんか怪しい機械があるけどまあ、、


しかしだ。。。カタコンベ。。と言われるだけあってな。。

どうなんですかね、、


工作機械については正直よくわからない、、

あの社宅住まいでそのことは少しは知っている程度、、、


こういうのって、、墓場にしまっておくだけでいいんですかね?


*技術には歴史がある。しかし、技術者には過去はない。ただ創造あるのみ


とは稲葉清右衛門のお言葉ですが、、

ええ、技術者にとってはそうでしょうが、、、技術史研究者にとってはどうですかね?


たしか、、**埼玉にそういうの展示して一般公開している大学ありましたね。。


まあ。。こんど・・てきとうないいわけして、、その。。恵といっしょに行ってみたいな。。

内部の照明電源を切った後、設計管理部から渡された磁気カードでロックした。。


磁気カードロックですが、、そこまでするような施設なのですかね??


施設を出て会場に帰り、午後の講義うけ修了試験とやら受けた後にスクーターに乗って帰るんだけど、、ちょっとまあよりたいところありまして。。


中津川ぞいなんですけどね。。


ここで無線やったらなあ~と前から思っていたんですよ、、

で、、今日はなんにももってないけど。。


とその場所にいくととととと?


あ、、

ああ!


「羽根田くん!どうしたのかなぁ?」


えと、、


「こんにちわぁ どうしたんですか?きょうはクレーン講習会じゃなかったの?」


かわいいですね、、綾乃ちゃんみたい。。

まさかこの人、、子供料金でバスとか乗ってないよね??


「講習会終わって帰りなんですけどね、熊坂さん、、あのですね・・


 いろいろあるんですけど、、


なんかここに来たくなったんですよ、、、熊坂さんってこの近くなんですか?」


ん?


「あ~ちがいますよぉ~ この辺じゃないですけどねえ、、


あのぉ、、聞こうとおもっていたんです。。


羽根田くんって、、めぐみちゃん言っていたけど、、彼女というか。。婚約者さんいるんですかあ?」


うわ、、まじで綾乃ちゃんそっくり、、

彼女どうしているんですかね?


、、というか、、熊坂さん? 泣きそうなんですが??

でも答えよう。。適当なコトいって、、期待持たせるのも・・


「熊坂さん、、ごめんなさい、、います。年齢で3歳、、学年で4年上の。。」

「うっうん、、聞けて良かった、、ねえ。。羽根田くん、、


  あなたのこと、あなたが入社したときから好きだったよ! 


なんていうか、、弟とかいないけどさ、、

ごめんね、、、羽根田くん、、由香のこと抱きしめてください、、


 そして、、キスしてください、、」


 あたしこんなんだから、、

あう!ええええ??

まさか!


  ちゅっ!


あっ!


「はねだくん、、」

「ごめんなさい、、好きだった、、幼なじみをおもいだして、、でも熊坂さんが、、好意寄せているのしってました。。」


熊坂さんに言われるがままにだきしめてキス、、、って。。。

 恵おねえちゃん。。。ごめんなさい、、


わたしに。。似ているの??? その幼なじみに??


「ううう~ はんそくですっ! 今日から羽根田くんのおねえちゃんになりますっ!

その、、みんないないときは、、由香おねえちゃんって呼んでよね、、いい??」


おいおい、、恵の斜め上いってねえか?

綾乃ちゃんに似ていて。。その、、


「いいよ、、由香おねえちゃん。。」

「うう、、、うん、、その彼女さんというか、、婚約者さんとあわせてよぉ~」

 ぶうう~~~


なにこのかわいいの、、綾乃ちゃんみたい。。


それが、、熊坂さんと親しくなるきっかけだった。。


もちろん、、恵には・・・ですがね。

ちゃんといいますとも、、、


キスしたこと以外ですよ?


こわいからさ・・


*稲葉清右衛門 1925-2020 工学博士 ファナック創設者

東京帝国大学造兵学部の資料がファナックに保管されているのですが、非公開なんですよね。。

旧造兵学部、、東京大学千葉キャンパスの改築か何かで造兵学部の資料を廃棄処分する。。という話で、旧造兵学部卒の稲葉清右衛門が名乗り出た・・っていうのだが、、

そのほかにも、、あるんですよね・・未公開のお宝が。


**日本工業大学 

https://ncode.syosetu.com/n5790fy/4/ このへんで。。


よんでくださってありがとうございました。


実験機の墓場 という意味合いなんですけどね、、

まあ、、そういうのみたことあるし、、、


超あかんやつ! もみたことあるし

とある特許紛争のときに あ~や して にゃ~ん! を経由して にゃにゃ? な

ことして入れたけど、パラメータの解析にけつまづいたらしいが、、

結果は和解だったらしい・・


まあ、、どおなんですかね、、


熊坂さんについてはモデルがいますけど。。まあそれはねえ、、


では DE JI1QAU ex KJ7HHH "MICHI"

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ