表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
拗らせてNewGAME!  作者: 光思
239/706

羽根田伸二の失踪 8. 失踪 1.


「丸山君、いえ羽根田君、、君なかなかエグイことするわねぇ、、個人会社携帯オフって、、あたしだってそこまではしなかったわ、、逃げたことあるけどさ。ついでにあの時代でよくそんな骨董品使えたわね、あたしもあれ使っていたけど」


あなたも逃げたんだ、、あ、、骨董品とはおおきなお世話だ。

あんたもマニアックだな児嶋淑子よ。

もちろんオーバーホールはしてもらった。神戸だか明石だか微妙な場所、、舞子浜だから・・神戸か、にあるパソコン修理屋でバッテリー交換 電池組み替え ハードディスクはアダプター使用してコンパクトフラッシュにしてある。

というか、この時代の大型コンピューター持ち歩いているようなもんだぜ?

あとラズベリーパイだけど、この時代に大活躍していたDEC VAX11シリーズと同等以上の性能だぜ?

こわいな・・・技術の進化ってさあ。。


「ねえしんじ、、携帯電話ってなに?」

「まあ未来技術だけどさ、この時代だとNTTのショルダーフォンとか自動車電話とかあるんだけどな、こいつがポケットにすっぽり入るんだな。あと4年ぐらいすると出回るから」

「へえ~」


ウソは言っていない、、いやまじで。


「しんじ、、ねこ飼っていたんだね。。どんな猫ちゃんだったの?」




翌朝、5時に家を出て魚住駅まであるく。

まあこの時間コミュニティバスは走っていないからなぁ。

魚住駅でICOCAを1万円分チャージ。

とにかく西の方に行きたい。

まずは姫路まででて朝ご飯だ。


とはいえ、、この時間帯だし。。姫路には6:30前についた。

なんもないし、、コンビニに入って弁当を買いイートインで朝ご飯とした。


しかしまあ、、ここのところコンビニかディオの弁当しか食っていないな、、

身体壊すわ、、へたすると真理ちゃんの結婚式に出ること出来ないんじゃ?

どころか・・成人式もなあ、、こちいちゃん、、

有希ちゃんについては心配していないのよ。

なんでですかね?来年の夏だよな帰ってくるの。


本来ならば、、なんだろ・・大井町の佐藤家に入るという条件がいつの間にかついてしまったのだけども、それはそれでいい。

なんせ・・自分には帰る家がないんだからさ生まれたときからね。

これで帰る家が出来たってそんときはおもったさ、、それもつかの間でしたよ、、


「茶虎のかわいい子だったよ、、頭がよくてやさしくてさあ、、陽子ちゃんのところのまいちゃんに似ているよ」

「まいちゃん! ちょ、、しんじってまえに聞いたけど、結局あの社宅を出られなかったんだよね」

うん

「そうだよ、、最後は兄夫婦が母親を面倒見ることになったんやけど、、父親はあの場所からでることができなかったんよ。定年5年延長して定年になる年にねえ、、北米勤務2年目あたりだったかな。。。真理ちゃん、、娘ちゃんね、、が恵のおなかにいたから一人で帰ったよ まあ、、さみしい葬式でした・・」

「そっか、、まあ、いまのしんじは中学に入る前にあの社宅でたけど、よしみちゃんにいじめられていたんだよね?こんどよしみちゃんをおしおきしておきます」


あ、、こいつ・・まだ根に持っているし、、後頭部なぐっちゃだめだよ?



朝ご飯を食べ終えて7時か、、

はやく出すぎたね。とはいえ、、7時頃だと間鍋君とかに会ってしまうからなあ、、

営業時間9時からだけど、6時半ぐらいから魚住駅周辺を走っているんだよな。


間鍋君の話では中学・高校と陸上部で大学は同好会に所属していたそうで。

おやおなじやん!まあ中学までだしというと

今度一緒にはしりませんか?

いえ、、短距離でここ何年も走ってないし、、

といったら笑っていたなあ、、

まあ普段から無茶なことに無茶なことで切り返しているけども、時間があるときは魚住で一緒に飲むのだが、、まあこれがまたなあ、、

内田君といい勝負だし。。


内田君、、エレックスで課長だってさくらさん言っていたし。。

なにやっているんだかじぶんは、、


というか・・じぶんほんとうはさあ、、大学行ってやりたいことあったんだよな。

さてここからどう移動しますかね?

と、姫路駅の路線図をみていて、、恵ともいっしょに行った所だと。。播州赤穂、和田山ぐらいか。もっとちゃんといっしょにまわりたかったな、、

まずは、、赤穂線で播州赤穂にいくか。



西明石出張所


『もうあかん


探さないでください


     羽根田伸二』


「ちょっとまちいやぁ!羽根田はんそりゃないやろぉおお!!」


朝一、、8時にきた間鍋がそう叫んだ。

どうなっているんや!この時間やと、、支店長おるはずやぁ~


とるるるるぅ~~


「おはようございます牧田精機西明石出張所で、、あ支店長!たいへんな事になりました!あ、そっちにも・・ですか、、、電話ですか? まだかけていませんが、、え?つながらない、、って電源切って、、あかんやつですわ、、わかりました、、」


えらいこっちゃ、、

完全に失踪や、、そや個人の携帯なら、、


羽根田さんの個人携帯番号、、と、、あかん。。っと自宅の固定、、

、、、、あかん、、電話線引っこ抜いているな。


「おはようございますっ!あ、間鍋はんどないしはったん?」


実は、、


「えええっ!羽根田さんがにげた!」

「人聞きの悪いこというなや、、よっぽどつらかったんやろなあ、、いっくら技術あるっていっても総務やで、、うちらわるいことしたわ、、」

 はあ、、


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ