とある姉妹 5.
えと、今日は10月28日だから明日は10月29日ですね。
昭和63年のこの日、、10月29日がこなければいい、、って願ったものですが
来てしまいました。
こじらせてGO!
はいいいこいいこ、、
「ごめんね、、こんなんで・・うちのあやのがご迷惑おかけして、、」
「いいなあ、、あやのちゃん・・そういう人がさあ、、そばにいてくれて。。」
へ?
「あなた・・・なにを言っているのかしら?」
「とくに綾乃ちゃんのお婿さん、、やさしくていいなぁ、、あと。。なおこちゃんとかいて」
「あなた、、お友達いるでしょ?真由美ちゃんとか あ、あの淑子ちゃんもでしょ?あ、、あれちがうか、、まあ、、あれ趣味にはまったらいろんな意味でお友達できたみたいだけどさ、、いいか悪いかはアレだけど。。なんか川越さんと恋人らしいけどね、、」
なにそれ・・・
「あたし、、性格こんなだから、、その・・ほんとうのお友達と呼べる人いないんだよ。。綾乃ちゃん」
たしかに、、真由美ちゃんや淑子ちゃんいるけどさ。。
ほんとうに心開いたのって、、
・
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一方、、
「しんちゃん・・あのふたり・・ほっといていいの??」
あやのと瀬戸佳美がなんか話をしはじめたところで逃げてきた。
やってらんないわ、、、
話にならない、、というか、今回の目的それちゃうで?
恭子ちゃんとその妹の安江ちゃんの顔合わせやで?
まっ、、もうなんかねえ、、仲良くなっているし。
ほんとうに・・変わったな、、恭子ちゃんよ。。
「ここでドツキあいはしないでしょ?というか、、あやのの"ことばぜめ"で泣かすかもね?」
ことばぜめ、、って 「しんちゃん!」
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「しんちゃん、、ことしのお正月って、、?」
「あれでしょ、、なおちゃんは郵便局でしょまた? あやのは・・また一家で埼玉、あけみはまあ、、来年は受験だからということで天童行くとは言っていたよ。なので、、自由です~というか、年末年始 バイト入れました 超破格!」
「お、、おいくらですかぁ~」
「たしか、、30万円だって!」
うわわわぁ~
「でも、、キツイんでしょ?」
ええ、、
「きついですね、、あと寒いかと」
・
さておき、、
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「ねえおにいちゃん、安江ちゃんねもう志望校決めているって!」
「はやいねぇ、、恭子ちゃんは・・まだだよね?」
「ううう、、ねえ安江ちゃんどこだっけ ぬまづ、、なんだっけ?」
「沼津高専です 沼津高専の化学です」
いまなんと!
「な、、、なんでまた?」
実はですね。。
お姉ちゃんと祖父母が言い争いになってね、、というかお姉ちゃんが一方的でしたが、、
で、大学は家を出ると言い出したんですよ。
あ、さっききいたし・・
はい、で・・今回、、恭子ちゃんと会えるってことできたんです。それで、おにいさんにちょっとそのことで、、
うっう~ん、、、
高専かよ、、それって姉同様に家を出たいってことじゃねえかよ。。
「安江ちゃん、、高専っていろんな意味で厳しいよ?」
うん
「知っているよぉ、、三島にいるいとこのおにいちゃんがいま沼津高専の3回生だけど、考え直せって言ったけど、、」
ですよねぇ~ うん、そのおにいさん正しいわ。
3回生か、、とすると・・あと2年いてそのあとは、、静岡大学編入ですかね?
ということは、、2回生のときに3回生として入るわけですね。
学部は、、工学部だよね。
三島ですか、、
三島?
「ねえ、、安江ちゃん、、そのいとこのおにいさんの名前って、、」
「望月努です お姉ちゃんはいま静岡大学で法学部とか言っていました。。おうちが弁護士ですよぉ~」
あんだってぇ??望月恭子と従姉妹だあ??
千石陽子とこれでなんかダブル役満じゃねえかこれ・・
麻雀よおしらんけど、、
いずれ千石隆が望月家に婿入りし、、
あれ、、まちいぃや、、あ・・この場合いいのか、、法学に行かずに高専に逃げたから
跡継ぎをば、、千石隆あらため望月隆 いや望月恭子でいいのか。。
その節はお世話になりました。。
もう2回目はないように努力しますんで、、
「それならあれじゃんか、、日大三島行くことにして、望月さんのお家に住めばええやんか。そこから、、大学行って化学やればいいとおもうのよ。お姉ちゃんとも話した方がいいよ、、ね?」
「はい!ありがとうございますっ!」
「よかったねぇ~安江ちゃん!」
ところで恭子ちゃんよ?君はどうなんだい??
成績は悪くはないけど、これだと、、、鴨宮はちとくるしいですね。
あなた前の世界は"おだじょ"だったやんか・・この世界にはないけどさ?
というか、、千石陽子に近々あわないといけませんね。。
すくなくとも、、前の世界に望月努というのはいなかったはず、、
しらなかっただけかもしれないが、、