表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無為流転 ~どうということもない日々を綴る~  作者: 紫蘭
令和二年(二〇二〇年)九月
30/37

九月二十日 日曜の薬局

九月二十日 日曜日 晴


 妻は先日から目に異物感を感じてしんどいと言っていたが、頭痛もしてきていよいよ辛くなってきたので眼科へと行った。日曜でも開いていた眼科を探し、運良く近くにあったのだ。


 以前、母が(まぶた)の裏に脂肪の塊が出来たので取ってもらった、という話を聞いていたのでそういったものではないかと思っていた。妻は角膜びらんという角膜が剥がれて傷が出来ているのではないかと心配していた。


 眼科から帰ってきた妻は、眼科でアレルギーと診断されたとのことで、頭痛のこともあり納得したようだった。お互いに考えていた症状からすると軽症だったので安心したが、頼みの薬局は日曜は開いておらず、一駅離れたドラッグストア併設の薬局まで歩いていかなければならなくなった。そこで夕方に薬局まで運動がてら行くこととなったのだ。考えてみたら日曜に薬局は開いていないのは当たり前か。


 隣の駅まで歩いていくのは久しぶりだ。以前は隣の駅へ行く途中にある保育園やお稽古ごとに行くのに歩いていたが、暑い時期はバスで行っており、ここ数ヶ月は足も不自由したこともあり出歩いていなかった。久々の道のりは懐かしくもあり、息子は色々と思い出したことを精一杯話しながら歩いていた。


 妻が薬局で薬を処方してもらっている間、息子と本屋で待つことにした。息子が絵本に夢中になっている中、私は何か面白い本でもと周囲を探索した。結局は息子の横で育児本を読み、妻が戻ってきた。


 朝と夕方と二度の外出もあり妻は疲れ切っていると思い、夕ごはんにピザでも取ろうかと提案したらすんなりと受け入れてくれた。持ち帰りで半額というのも理由の一つだ。私としては脂肪肝も気になるところだが、サラダ等々を多めにして、ピザを少なめにすることにした。


 夕暮れの中、家に到着した時は汗だくになり息も絶え絶えになっていた。やはり運動不足もあるのだろう、早急に体力を取り戻さねばと思った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ