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良い仕事をした後の食事は美味しい

作者: 小財 明

どうあがいても わだちは見えぬ、道踏み迷うたぞ なんとしよう?悪霊に憑かれて 荒野のなかを、堂々めぐりする羽目か。


あまたの悪霊めは どこへといそぐ、なんとて悲しく歌うたう?


かまどの神の葬いか、それとも魔女の嫁入りか?


A・プーシキン


熊本の地面を魔法震が襲い、人々は喜色して喜ぶ。スニーカーは意思を奪われ、革靴は暗黒面に靴のアィデンティティを奪われ、大地は邪悪なものと化す。


地震後、御代志のセブンイレブンの喫煙コーナー、灰皿スタンドが置いてある限りの慎ましい「場」だが、店の入り口が右手に見え、正面には駐車場と県道387号線が走り、その道を渡ると、『菊池恵楓園』が広がっている。


菊池恵楓園はハンセン病、昔はライ病と言われていた皮膚病で、今は、治療が可能な、いたって無害な病気である。


最近では、宮崎駿監督のアニメ『もののけ姫』にも森の住民としてライ病患者が登場している。


地震後、魔法震が襲った直後、朗は、NHKの地震速報を見て、かなり衝撃を受けた。揺れの映像と共に、珍妙な湯気を出す熊本城と、TV画面の左端に映るオレンジの激しい炎、まるでダメな映画、そうまるで、ハリーポッターの映画のようであった。


朗の家にはスニーカーが沢山有り、最近買ったそれはスニーカーでなく、赤いランニングシューズなのだが、朗はこの靴を履いて、セブンイレブンまで煙草を買いに出るとき、少し地震の事を思い出す。


そして、今までの人生を44年間の人生を時が刻まれた一本の木の年輪のように円い時を思い、少し驚く。



苦しかった熊本佐久木病院勤務時代の思い出。実家の合志市、当時は西合志町であったが、に、舞い戻ってからの作家としての修業時代。


魔族の構造転換がなされ、天皇陛下が退位し、新天皇陛下、新皇后陛下が即位され、即位パレードがあり、令和が本格的に始動した。人々は魔族の支配下にあり、意識を魔族に奪われている。


そして、今、こうして、朗は小説を書いている。


気である。気持ちを強く持てば、例えば、音楽を聴いて楽しい気持ちになれば、気持ちが雰囲気になって時勢に乗り移ってくる。


それと、読書、スマホメール。字は弱い人の味方です。朗のようになりたいのなら、小説家になりたければ、まずメールから。


小説家は真剣に弱い人達の味方です。朗は、魔族の支配に坑します。


木の年輪のように、本の力はじんわりと朗の人生に加味され、教養の力、リベラル・アーツとして、これからも確かな魔法的自我、デカルトの発展的段階としての力として、熊本を守っていくことだろう。


水亜さん、力を貸してください。愛は二人を強く守っていくだろう。


時に年輪があるように、人生に年輪がある。


魔法を打ち破るには、日々の良い仕事をこつこつとすることである。


ご飯が、そうなると美味しくなる。


熊本はでぶのためにあるような県である。


肥えちょらんか。


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