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氷結の魔導戦士〜とある転生者の王道?物語〜  作者: 小心者の希望
一章 幼少期
9/14

出会い

昨日は投稿出来なくてすみません!

忙しかったのもありますが、今後の展開を少し考えておりました!

ようやくヒロインの1人が登場です!

辿り着くと既に馬車は盗賊に襲われていた。盗賊は30人ぐらいいるのに対して、護衛は既にあと1人になっている。騎士がついていることからそれなりに位の高い人が乗っているようだ。


「おい、この餓鬼はなんだ?」

「見られたからには殺すしかねえだろう!」

「オイラたちは天下の盗賊団、「「餓狼団」」だぞ!知らねえわけはねえだろう!」


早速俺の方に盗賊達の視線は向いたようだ。それで良い。それにそこまで強そうには見えない。少し足はすくんでいるが、俺がやらないと馬車の中の人が襲われてしまう。もはやここに来てやらないと言う選択肢はない。


「悪いとは思うが命はもらっていくぞ。自分達のした罪を死で償うんだな!」


「えらい大口だな?!死んでも後悔すんじゃねえよ!」


やはり盗賊達は怒りで馬車などどうでも良くなっている。それに相手が明確な殺意を持っている方が俺としてもやりやすくて良い。


「死ねぇ!クソガキ!」


俺は何の魔法を使うべきだろうか?とりあえず氷弾でも打ってみようか?


「氷弾!」


打つと盗賊は氷漬けになって死んでしまった。やはり魔法の方がいい。剣と違って人を殺した感覚が残らない。人を1人殺したと言うのに俺はそこまで動揺していなかった。


「こいつやりやがった!許さねえ!」


「氷弾!氷弾!氷弾!氷弾!氷弾!氷弾!」


次々と盗賊は氷漬けになっていく。横を見るとカインさんも盗賊をなぎ倒していた。見ていると、たのしそうにみえてきてしまうなー……まるでストレス発散しているようだ。少し盗賊が不憫だなと思う。まあ自業自得だろ。罪なき人を襲うことは赦される行為ではない。



ちなみに俺が打った氷弾では死んでない奴も少しいる。しかし既に手足歯凍っているので後でアジトでも吐かせて終わりだ。



そんなこんなしているうちに相手はもう頭領らしき1人だけになっていた。


「おい!お前たちは一体何者なんだよ!俺の部下を皆殺しにしやがって!お前らだけは絶対に許さねえ……本気で殺してやる……」


「出でよ!身体強化の精霊!」


すると俺たちの前に小さい精霊が現れた。


「俺の精霊はCランクだ!降参するなら今のうちだぜ?クソガキ!お前は許さねえけどな!」


なぜ俺なのだろう。カインさんの方が殺しているはずなのに???


すると精霊が詠唱を始めた。しかし精霊を攻撃することは出来ない。カインさん曰く、精霊に攻撃できるのは、精霊殺しと言われるダークエルフと魔族だけらしい。



詠唱が終わると頭領の身体が薄く光っていた。精霊に力を貸してもらったのだろう。精霊がいるだけで少しは強くなるらしいが精霊の力を借りるとさらに強くなるらしい。


「残念だったな!俺のこの姿を見て生きて帰ったものはいねえ!この俺に会ってしまった自分の運でも呪うんだな!」


確かに俺は運が良くない。せっかくの異世界転生なのにこんな家に生まれて厄介ごとに巻き込まれている。そりゃあ呪いたくもなる。


「ふん!ふん!なぜ当たらない?!」


頭領は必死に斧を振り回している。しかしフリが大き過ぎるのでかわすのは簡単だ。


「何故?!何故?!」


少し盗賊は混乱している。眠くなってきたしさっさと終わらせて寝るとしよう。


「すまない。お遊びはここらで終いだ。なあに、一撃で終わるから安心しろ。「「氷結の剣乱!!」」


俺が創り出した魔法の一つだ。見ると盗賊の身体には20本以上の氷の剣が刺さっていた。



「ショウ!初めてにしては上出来だが最後のはやり過ぎだ!話しが聞けないだろうが!それになんなんだあの魔法は?!」


「すみません…どうしても許せなくて…歯止めが効きませんでした。」


「一ついい言葉を教えてやる。「「怒りは人を強くしてくれる。しかし怒りは味方ではない。その先にあるのは絶望だけだ」」




どういう意味で言ったのだろうか?怒りに飲み込まれると言うことか?それとも怒りは何も生まないと言うことだろうか。まあ復習なども一種の怒りだからな。良いことなどひとつもないのだろう。


「肝に命じておきます。」


「あの…すみません…もしかしてあの盗賊たちを退治してくれたんですか?」


「「???」」


!もしかして馬車に乗っていた人か。確かに助けるのを忘れていた。無事そうでよかった。


「私はウォード公爵家の長女、シルク・ウォードと申します!お助けいただきありがとうございましゅ!小さいのに強いんですね!」


可愛い!これは運命の出会いではなかろうか?青色のポニーテールの天真爛漫な女の子だ。俺と同い年ぐらいだろうか?間違いない。この子は将来的に絶対に美女になるだろう。楽しみだ。


「すみません!私は王都から父の元へ帰る予定だったのでしゅ!もし良ければ一緒についてきてくれませんか?」


所々で噛んでいるのがまた可愛らしい。とにかく断る理由もないだろう。


「わかりました!私はフレイム辺境伯家の次男、フレイム・シュヴァルツ・ショウと申します。これから宜しくお願いします!」


カインさんは死んだと思われる護衛の馬に乗ってついてきてくれるようだ。俺はシルクに言われて馬車に乗ることになった。しかし疲れていたためすぐに眠ってしまった。これから愉快な旅がやっと始まろうとしていた。



読んで頂きありがとうございました!


次回はシルクサイドで少しやろうかなと思っています。なので少し短いかも?しれません!


次話もよろしくお願いします!

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