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氷結の魔導戦士〜とある転生者の王道?物語〜  作者: 小心者の希望
一章 幼少期
4/14

眷属

読んで頂きありがとうございます!

「さて、早速やって行こうか。ここでやるのもなんだし近くの草原に行こうか。」


俺はカインさんの指示に従い草原に向かう。何気にこれが俺の初めての外出だ。一体外の世界はどうなっているのだろうか?期待で胸が膨らむ。



草原に着くとちらほらとモンスターもいた。しかし見たからに弱そうなスライムやウサギのモンスターしかいない。


「さっきは残念だったね。まあまだ初めてだし大丈夫だよ。とりあえずステータスを見せてもらおうかな。」


この時の俺は忘れていた。俺のステータスはこの世の2歳児にしては高過ぎることを。そしてレアスキルを何個ももらっていることを。俺は人にステータスを見せたことがなかったため知らなかったのだ。


「わかりました。」


名前 フレイム・シュヴァルツ・ショウ

レベル 1 性別 男 年齢3 職業 なし

体力 204 筋力 20 魔力 648

スキル 魔力操作2 鑑定1 剣術2 体術1

経験値増加1 未来予知1 魔物使役1 無詠唱

称号 転生者    精霊 なし

加護 魔神の加護3  武神の加護3


いくつかのスキルのレベルは上がっているし身体能力も上がっている。加護にもレベルが出ている。


「は????」

カインさんは困惑している。俺は思い出した。見せなかった方が良かっただろうか?


「どうかしましたか?俺は他の人のステータスを知らないからなんとも言えないんです。よければカインさんのステータスを見せてくれませんか?」


「ああ……まあ良いが……はっきり言ってお前は異常だと思うよ。」


名前 カイン・デルタ

レベル 57 性別 男 年齢 23 職業 魔道士

体力 514 筋力 258 魔力 1036

スキル 魔力操作2 拳術1 二重詠唱1 剣術1

称号 B級冒険者   精霊 ヴィント

加護 風神の加護1


「これが俺のステータスだ。これでも俺もB級冒険者でも強い方だったし、普通の人からしたらとても多い。レアスキルの二重詠唱も持っているしな。なのになんだよお前は?!レアスキル中のレアスキルの無詠唱から未来予知とか経験値増加とか?!普通の2歳児の魔力はあって150から200なんだよ?!なんでお前はその3倍近くあるんだ?」


「それは努力したからじゃないですかね。」


俺は1歳になってから毎日魔力を使い切っていた。だから魔力総量が増えているのだろう。


「まあいいだろう。これから軽々しくステータスを他人に見せるなよ!ていうかなんでそんなに魔力があってフレイムごときが使えないんだ?あれは最弱中の最弱だぞ?それに火に愛されしフレイム家なのに炎神の加護がねえじゃねえか?どういうことだ?」


ギクっ!カインさんは勘が鋭いようだ。


「まあいいじゃないですか。少し火にトラウマがありましてそれじゃないですかね?」


「確かに魔法はそういったことに左右されるからな。まあとりあえずお前の全力の魔法を撃ってみろ。見ないことには話が始まらない。」


「わかりました。少し下がっていてください。」


そういうと、俺は頭の中で氷のイメージを浮かべた。俺の最大の魔法でおどろかせてやる!息を整える。手に魔力を込める。


「氷結のブリザード!」


俺が魔法を放つと5メートル以上ある氷の嵐が巻き起こった。そしてそれに巻き込まれて凍ったモンスターが次々と魔核に変わっていった。


「は????」


またしてもカインさんは驚いている。不味いことをしてしまっただろうか?確かに少しやりすぎた感はある。十メートルぐらい氷の道ができてしまった。


「お前それ上級魔法じゃねえか?!やりすぎだよ!どうすんだよ!?」


知らなかった。これは上級魔法だったのか。この世界には下級、中級、上級、超級、魔級、聖級、絶級がある。まあオリジナル魔法もあるのでそれだけではないが。


「氷しかまだ上級魔法は使えませんよ。安心してください。それに中級も雷しか使えませんから。」


「それでも十分化け物だよ!お前まだ3歳なんだぞ!」


カインさんは少し疲れているようだ。どうしたものか……


「きゅう!きゅう!」


どこからか声が聞こえる。上か?下か?

上を見ても何もいない。下を見るとそこにはスライムがいた。スライムは俺に飛びついてきた。


「カインさん、これどうしたら良いんですか?」


そう言えば俺のスキルに魔物使役があった。それで懐いたのだろうか?


「眷属にしたら良いんじゃねえか?とりあえず今日は疲れたし訓練は明日からだしな。」


とりあえずスライムを鑑定してみる。


スライム

レベル 2 年齢 6カ月

体力 50 魔力 100

スキル 捕食者 念話


他のスライムに比べると強いようだ。それにスキルを二つも持っている。


「眷属化ってどうしたら良いんですか?」


「魔物に自分の血を与えて契約するだけさ。契約方法はなんでも良いんだよ。制限をつけることもできるぜ。」


俺は自分の指先を切って血を垂らす。


「契約しようか。我が名はフレイム・シュヴァルツ・ショウだ。スライムよ我が眷属となれ。」


「キュイ!」


無事に契約出来たようだ。俺はスライムに制限をつける気はない。



『よろしくね!僕はスライムだよ!』


ビコン!スキル(念話)を取得しました。


スライムと会話したことにより得たのだろうか?


『これからよろしくな!スライム! 名前がないと不便だな……そうだ!お前の名前はミズキだ!よろしくな!』


「キュイ!」


なんとなくでつけた名前だが良かったのだろうか?


「おい!もう帰るぞ!」


カインさんにそう言われて俺はミズキと一緒にカインさんの後を追った。








少し長くなってしまいました。


読んで頂きありがとうございます!


スライムの名前はスライム→スイ→水→ミズ

なんとなくでミズキっていう感じでつけました!


次話も頑張ります!

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