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氷結の魔導戦士〜とある転生者の王道?物語〜  作者: 小心者の希望
一章 幼少期
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転生

読んで頂けると嬉しいです!これからよろしくお願いします!更新ペースは1日一回予定です!

目を覚ますとそこは真っ白な空間だった。

ここは何処なのだろうか? 


「ようこそ。山本翔大さんですね。」


どうして俺の名を?!この女性は誰なのだろうか?どうなっているのだろうか?理解が追いつかない。

これは何かの撮影だろうか?


「これは撮影なんかではありませんよ。あなたは火事で死んだんですよ。覚えていませんか?」


俺が死んだ?俺はまだ高校生だぞ?これはもしかして夢なのか?にしてもタチの悪い夢だ。夢なら早く覚めてくれ。


「これは夢でもありませんよ。仕方ないですね。早く思い出してくださいっ!えいっ!」


「がああああああああアァァァァァァッッッ!!」


突如として頭痛に襲われる。あの人は何をしたのだろうかっ!すると少しずつ思い出してきた。俺の家に悪夢が襲ったんだ。身もよだつような悪夢が……


抗いきれずに意識が暗闇に落ちていく……




   



「はっ!」


目が覚める。身体が動かない。何が起こるのだろうか?


「どうなっているんだ!」


頭の中に画面が映し出される。もしかしてこれは俺の家ではないだろうか?部屋では俺が寝ていた。


「ドンッ!!!」



爆発音が鳴り響く。やはりこれは俺が死んだ時の映像だ。いやまだ死んでいないと信じたい。これは夢だ。


「なんだ?事故でも起こったのか?もう少ししたら見に行くか。」


画面の中の俺は呑気にベッドから起き上がった。


「早く逃げろ!聞こえねえのか!」


俺がいくら叫ぼうと画面の俺は気づきもしない。このままでは俺が死んでしまう!どうにかできないか必死に考える。必死に叫ぶ声がかすれてきた。それでも叫び続ける。


しかし努力虚しく俺の家には火の手が上がってしまう。部屋にも煙が入ってきた。


音を立てて燃えている。画面の俺もようやく気がついたようだ。しかしもう遅すぎた。


「なんでうちに火の手が上がってんだよ!どういう事だ?!うちには俺しかいねえのに!」


確かに何故火が上がったのだろうか?全くと言って良いほど身に覚えがない。


画面の俺は逃げ出そうとするも既に周りを火に囲まれていて脱出など不可能だと見てわかった。


「くそっ、こんなところで死ぬのかな、俺はっ……

死にたくねえよ……夢なら覚めてくれよ……

15年間生きてきて彼女の1人もいねえ…どこで間違えてしまったんだろうな?無理して入った高校で授業について行けずにいじめられてこの有様さ……

ただのゲーム好きの男だったのに……

俺に来世があるのならば……


『その時はこんなことにはなりませんように……』」


画面の俺はそういうと倒れ込んでしまった。一酸化炭素中毒だろう。気分が悪くなる。俺の死体は燃え尽きてしまった。自分が死ぬところなんて見たくなかった。


「思い出していただけたでしょうか?」


視界が鮮明になった瞬間、先ほどの女性の声が聞こえてきた。


「俺が死んだのは理解した。まだ信じられないがな。まあ未練がないと言えば嘘になるがあんな腐った世界にいるよりマシだ。それでここは一体どこなんだ?」


「簡潔に言います。貴方は本来死ぬ予定ではなかったのです。貴方はあの日学校を初めてサボりましたね?本来ならば学校に行っていて火事に合わず貴方は死ななかったのです。まあこれに関しては私たちのミスとも言えるでしょう。」


驚いてしまった。しかしラッキーだったのでは無いだろうか?あの地獄から抜け出せたのだから。俺を虐めていた奴達は賢かった。だから出来るだけ俺が苦しむように虐めてきた。それから抜け出せたのだ。やっと解放される。


「貴方は予想外の死だったので地球の輪廻から外れてしまったのです。なので異世界に転生する事となりました。死なせてしまったお詫びとしていくつかのレアスキルも与えております。なお転生しても貴方の記憶は残るのでご安心を。」


なんということでしょう!俺は地獄から抜け出せただけでなく望んでいた異世界転生までできるとは!前言撤回だ!夢であっても覚めないでくれ!


「転生先は魔法と剣の世界です。こちらで言うと中世ぐらいの発展度です。」


ザ テンプレのような世界だ。ハーレムとかつくりてぇな……とりあえず今世のようにならないように努力するべきだろう。


「最後に一言です。神のご加護があらんことを。」


結局最後まであの女性が誰か分からなかった。まあいいだろう。これからのことを思うとワクワクする。

彼女の微笑む顔を見ながら俺の記憶は薄れていった。




読んで頂きありがとうございました!


下にある星を黒に変えていただけると嬉しいです!


これからよろしくお願いします!


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