Mebius World Online 〜ゲーム初心者の真里姉と行くVRMMOのんびり体験記〜
作品名:Mebius World Online 〜ゲーム初心者の真里姉と行くVRMMOのんびり体験記〜
作者様:風雲 空 評価コース:有償
作品URL https://ncode.syosetu.com/n5539fz/
評価項目
キャラクター造形力B+
秋月真里 主人公 身長140センチ無いくらいの小柄な女性。プレイヤー名はマリア。ゲームは初体験とのことだが、戦闘における観察眼、発想を含めたセンスはとても初心者とは思えない。
秋月真希 主人公の妹 株のプロ 生活面はこの子のお陰で何とかなっている。
秋月真人 主人公の弟 姉のリハビリを手伝うために頑張っている。将来の夢は理学療法士。シスコン。
エステル 孤児院のシスター 若い。シスター、マジシスター。
ルレット 女性プレイヤー 裁縫が得意。戦闘時には無差別攻撃をするようになるけれど、その詳細は不明。PT内のダメージが通るようになるらしいので恐らくはスキル。
アレン ギルドの事務員をしている男性。エステルのことが好き。
グレアム マリアのことが大好きな妻子持ちのおっさん。おまわりさんこいつです。
印象度B
現実世界の描写やゲーム内の感動を誘う部分での印象強さはB+以上あっても良いように感じましたが、テンプレ要素の多さがネックとなりました。
共感度B-
これは主人公のキャラクター設定が悪いからB-というよりは主人公に都合よく物語が動きすぎているように感じたために共感しにくくなっていると感じた結果B-です。特にイベントです。詳しくは後述します。
文章力B+
読みやすい文章と誤字脱字等の少なさ、情に訴えかける文章力、お見事です。ここだけ見ればなろうから書籍化している作品とそこまで大差はないようにも思えます。
構成力B-
章分けをミスっているように感じます。1章の最後は起承転結の『結』ではなく『転』の部分で、2章終了時点がその『転』を回収したきりの良い『結』となっているように見受けられました。
また、オリジナリティを感じられる要素が出てくるのが遅い話の構成は個人的にちょっとまずいと感じたためB-
設定力B
キャラの作りこみがとても良く、そこはB+あっても良い点です。ただ、読まれやすい要素を入れすぎているという設定のバランスの悪さがマイナス要因となっているように感じました。
独創力B-
ご依頼いただいた57話時点では、この作品独自の確固たるオリジナリティが足りていないように感じます。そして、他の作品を見て持ってきたであろう要素が散見されるせいでそれが強調されていると感じます。ですが、MWOの謳い文句”このゲームは現実を凌駕する”というものの通り、片鱗は見えてきているので、これからに期待は持てると思っています。
総合評価:B
良い点
1話
それならと胸の大きさを変えようとしたら、”あなたはこのままで”という意味不明の文言と共に修正不可となっていた。
→自然に笑える要素を入れてくるのが上手いです。
感動の方向に感情へ訴えかける文書くのが上手いです。
読みやすい適度な改行、ルビ。
メインキャラたちの設定。かなり良く作りこまれています。幕間できちんとそれぞれの人生が見えるのが良いです。
気になったこと
プロローグ
当時はそれで随分と話題になったらしく、抽選に当たった人はそれだけで周囲から尊敬されたみたい
→尊敬というのは人格や行動が認められた結果、敬う行為なので誤り。恐らく作者様が言いたいのは 羨望を集める といった表現の方が近い気がします。
『新しい世界の名前を入力してください』
→現状、新しく生まれる“世界”の名前を入力するように言われているので、表現を工夫してプレイヤーネームを入力することを明確に伝えられると良いです。
プレイヤーネームが“マリア”とリアルだと重複の可能性が高そうな名前なので、このゲームだとプレイヤーネームの重複が良いのかを説明されているとゲームっぽさがより出るかなと感じました。ゲーマーの読者にあるあると思わせることができれば感情移入の促進に繋がります。
ゲーム知識が無い設定のマリアがSTR等のステータスの意味を初見で理解しています。ゲーム慣れしていて見落としてしまいがちだとは思いますが、初見の頃は恐らくそれぞれの意味が理解できていないのが一般的のはずです。
2話
迷うことなく本来武器として疑問のある“糸”を使いこなして戦闘をしているので本当にゲーム知識が無いのか疑わしく見えてしまいました。悩むシーンとかが入っていると初心者なりに頑張って考えたんだと読み手に納得させられるかもしれません。現状、若干初心者という設定の熟練プレイヤーみたいに思えます。
ただし、このままでも読めるレベルではあって、頭を空っぽにスラスラと読める小説を目指すのであればそのままにしておいた方が良いかもしれません。
3話
あれ、ひょっとして私、やっちゃった?
→このセリフ、恐らく某作品のネタだとは思うのですが、この類のセリフがあるだけで読み手が離れる可能性が高いので、使う際は良く考えて使う方が良いと思います。考えた結果であれば良いです。
5話
文章中の感嘆符、疑問符の後に全角スペースが入っている場合と入っていない場合があります。全体的に読み返してみても良いかもしれません。
何だこれ!すげえでけえ肉!!
実はブラッディーボアの解体で手に入れた枝肉を使って、豚?の丸焼きを作っているんです。
11話
お礼をして歩き去っていくお爺さんの後ろ姿を見ていると、その前から複数の犬を連れた家族連れがやってきて、挨拶をしてすれ違っていった。
→この一文だとお礼をしたのがお爺さんだと錯覚してしまいます。分かりやすい文章というのは前後の文を読んだうえで理解ができるものではなく、その文単体で意味が理解できるものです。会話等、前の文を受けてそれに返す形で書く文章以外は可能な限りその文単体で意味が理解できるようにすると良いと思います。今回の場合は赤字部分が問題で、原因は主語が無いことです。それによって別の意味に捉えられる分になってしまっているので、その場合は主語を入れることで読み手に伝える意味を確定させると良いと思います。
12話
【操糸】でDEX特化は相性がいいらしく、MID以外は絶対上げるなと言われてしまった。
→赤字部分、DEXの間違い?もしMIDであっているなら、なぜDEXのほかにMIDは上げていいのかの補足説明が前後に無いとおかしいと思います。
13話
ネームドについて。
→1匹目はブラッディボア、2匹目はジャイアントスパイダー。個人的にはネームド、つまり名付きは上位個体っぽい名前ではなく固有の名前であればネームドらしくて嬉しいなと思いました。
17話
マレウスちゃんに『俺と相槌してくれないか?』って意味不明の告白されて怖がり
→この時点で読み手はマレウスが鍛冶職だという事を知らないので相槌と言われたら会話の方で使う相槌が出てくることが予想されます。なので、できればこの前に補足説明としてマレウスが鍛冶職だという事を伝える文があれば良いと思います。
あと、鍛冶職なのであれば相槌してくれないか?よりは俺の隣で相槌を打ってくれないか?の方が本職っぽい気がします。
18話
「マリアちゃんの得た情報はそれだけの価値があるわ。それでいいかしら?」
→こういっておきながら対価として提示したのは1M。それ以前に
「生産していたらぁ、1Mなんて稼ぐのも使うのもあっという間なんですよぉ。私達3人だけで数十Mあるくらいですからねぇ」
というルレットセリフがあったのも相まって価値があると言っておきながら実際に支払う金額はすぐに稼げる程度の金額という違和感があります。
19話
顎おとがいに人差し指を当て
→顎におとがいというルビを振った理由。こういう単純にあごと呼んでも問題が無いものに特殊なルビを振る場合は、きちんと作者がどういう意図でそのルビを振ったのかという意味が大切だと私は思います。例えばなんとなくかっこいいからという理由で振ったのであれば、それは作品の色と喧嘩をしてしまう可能性が出てくると思いますし、作品の古風な色に合わせるためにあえてそういうルビにしたというのであればとても素晴らしいと思います。可能であれば読み手に意図の伝わるルビの振り方ができると良いと思います。
20話
全部とはいかないけれど、3本目が発動した頃にはほとんどの注意を引きつけることができ、投石を空撃させていた。
→12話からクラウンの説明、騎士の【挑発】程、敵意を集める力はなく効果範囲も狭い。
投石という攻撃手段を取るレベルで離れているのにもクラウンが使えるのは、騎士の必要性を感じないです。騎士は肉体でダメージを受けますが、クラウンは武具で発動でき、マリアの場合は糸で使用します。プレイヤーから離れた場所で使用可能なうえ、ダメージを受けないのはヤバいですね。あまりにも強すぎるスキルというのはそれがあるだけで様々なバランスが崩壊しますので、そのあたりの管理をきちんとできるとご都合主義的作品、チート系作品という印象を受けられにくくなると思います。
22話
初めて見る料理だが、良い匂だな。
→匂でも間違いではないですが送り仮名を付けた方が一般的でわかりやすいと思います。
26話
第2エリアのモンスが強い モンス この略し方は聞いたことが無いので恐らく脱字
30話
「羊皮紙は、皮膚が再生するリカバリーシープってモンスターを飼育して作られてるからね。大して高いもんじゃないよ。だからその分を売り上げから引いても、収支は十分黒字だよ」
→羊皮紙が高い理由は皮が希少というだけでなく作業工程が半端なく面倒で時間がかかるものだからという事があるので、さすがにこの舞台設定でここまで気軽に使えるのはおかしい気がします。とはいえ、気にしない人は気にしないラインではあると思いますし、VRMMO物にそこまでリアリティを求めないという考えも普通に理解できるので作者様の好みで良いラインかもしれません。
31話
スキルベルによって思念強度は強化される。
脱字 スキルレベル
32話
その言葉は、確か小説だったと思う。
→このままだとその言葉というものがさしているのが確か “小説”になっています。後の文を読むと、実際に“その言葉”がさしているのは『風になったみたいだ』という言葉なので、表現的に間違っている可能性が高いです。後の文から推測すると作者様が言いたいのは恐らく、その言葉を見たのは、確か小説だったと思う。といったニュアンスだと思われますので、もう少しだけ表現を補完しても良いように思われます。
『ステータス特化のカンスト組みに迫る感じの数値ね』
→ここは動詞ではないので組に送り仮名は必要が無い部分だと思います。
35話
エステルたちNPCがイベントに向かうマリアを見送っているが、NPCはこの世界がゲームだと認識できないのではなかったか、何かしら言いくるめたのであればその描写が欲しいように感じました。
諍い ルビが欲しいです。
39話
到る ルビが欲しいです。ライトノベルだとあまり見ないので念のため。
「ファーストアタックは俺…」
→ここから3連続セリフで3点リーダーが単独で使われています。展開的に分からなくはないですが、3点リーダーを偶数個セットで使う方が良いと思います。理由としては3点リーダー以外の部分で既に目的である会話が途切れているという事は十分に読み手に伝わっていて、3点リーダーはそれを補強するためのものなので、最大の目的が達成されている状態であれば、ルールに3点リーダーは偶数個セットで使用というルールを破る必要性はあまり感じないからです。
43話
ここでマリアが月の秘密に気づきかけますが、できればイベント開始時に月の描写をした後からここに至るまでの間に1度、さり気無く月の欠け具合に関して描写を入れることで、読み手が作者に明確に示されてから伏線に気づくのではなく、自分から気付くチャンスができ、そこで気づいた読み手には自分で気づけた充実感が得られて面白いと思います。
47話
「あっ…」
→3点リーダーの単独使用。
51話
「「「やっぱりこれがマリア(さんですねぇ)(だな)(ちゃんよね)」」
→お決まりの展開ではありますが、さすがに頻度が高い気がして、またか。と思えてきましたので1章に1回くらい、最後の〆として使うくらいの頻度であればちょうどいいのかなと思いました。あとは文章の締めの 」 が一つ足りていません。
後程疑問にお答する時間
→脱字 お答え
ポイントについて。
→最終ランキング発表の際に100万ポイントという数字が出てきましたが、それがどれだけ膨大で法外なポイントなのか、それ以前に獲得したポイントが分からないせいで若干分かりにくいです。その前のランキングでレオンたちがどれだけポイントを稼いで1位だったのかを示しておくと比較ができて良いかもしれません。
重要:ギミックに関して。
かなり長くなります。また、言語化が難しい部分でニュアンスだけでも伝われば幸いです。
イベント開始時にNPC達からの好感度が高い主人公達にしかイベントをクリアできそうにないギミックは個人的にはどうなのかなと思いました。
イベント開始時点で全員が平等にクリアできる可能性が無いゲームというのはそれだけでゲームの楽しみ方が制限される可能性があって、例えば悪人ロールプレイができなくなる可能性です。
こういったゲームって普段は出来ない悪い行動、PK等を楽しむプレイヤーと、それを許せないPKKみたいなものが出てきて妙なバランスが生まれるのも一つの面白さだと私は思っています。ですが、作中でAIが言っている、我々はイベントの開催日時はお伝えしましたが、イベントに影響する要素がいつから出るかまでは明言しておりません。
というものを言われてしまうとPKがいることによる楽しみ方ができなくなってしまう訳です。もしくはイベントに参加しないという意思を持ったうえでやるか。日本人はPKのような悪人プレイが嫌いな人が大多数で、PKができるMMOが減っていったという今までの現実の歴史を鑑みればアリと言えばアリの気もしますが、いずれにせよ、今回は初のイベントで、そういう仕様、NPCからの好感度が低いとイベントにかなり不利になるという事が具体的に皆が理解できていない状況(意図的に理解させていないようにも見える)でイベントに参加してしまった人たちには結構同情の余地があるように思えます。
なぜなら、今回のイベントは初イベントにもかかわらず、100通りのプレイスタイルがあるはずのゲームにおいて、その内の1割のプレイスタイルをしている(主人公たちのようにNPCからの好感度を稼いでいる)人間用のイベントが開催され、その他のプレイスタイルの人間も含めた10割が参加したようなものだったからです。クリアできるイベントだと思っていたら一部が優遇された超難易度イベントだったと、イベント終了後に知らされたら良い気持ちはしないと思います。
結構長文になりましたが、私がプレイヤーとしてプレイしていたらこういう不満を覚えてもおかしくはないなというものです。ただ、一つだけ引っかかっている部分があって、このイベントを企画したのがAIだという部分です。AIが企画したのであれば確かに今回のように主人公たち以外が不利な状態からイベントがスタートするというのも理解はできて、難しい部分だなと。ただ、この難しい部分は上手くやればこの作品のオリジナリティとして評価できる部分になり得るとも思いますので、作者様には是非一度この部分に関して詳しく扱いを考えていただけると嬉しいです。良い方向に転ぶ可能性がかなりあると思います。
53話
掲示板の最大レス数について。
→1,000レス以上書き込めるのであればどこで終わるのか。また、1,000レスまでという慣れ親しまれた掲示板らしさを捨ててまですることなのかが気になりました。勿論、あくまで意見の一つで、考えた上で1000を超える書き込みができるように設定してあるのであれば問題がありませんが、そうでないのであれば一考してみても良いと思います。
キャラリセットについて。
→作中で
それだけじゃないぞ。フレとかに預けておいて、それをキャラリセ後に受け取ることも出来ないんだぜ。アイテムにはそんな事一切書かれていないのにだ。おまけにわざと落としてもらって、それを拾うってことも出来ない。マスクデータが刻まれてるんだろうが、運営はキャラリセに恨みでもあるのかと言いたい。
とありますが、取引ができるのになぜキャラリセ後の受け取りができないのか、仕様に純粋な疑問を持ちました。IPアドレスを参照して個人の特定というのも考えましたが、IPアドレスの変更は出来ますし、脳波か何かで判断しているのでしょうか?また、それだと一時的な貸し借りもできないのかが気になります。
オリジナリティが足りていないように感じる。
→やっていることはほぼ『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』※以下防振り と同じように思います。VRMMO物でゲーム初心者が不遇ジョブでステータスを極振り、極振りなのに一人で色々な役割ができるようになっていく。という感じでさすがに被っている要素が主要のもので、更に数が多すぎるように思います。できれば防振りとはここが違うのだという部分が序盤から欲しいです。また、セリフに関しても、
あれ、ひょっとして私、やっちゃった?
「「「やっぱりこれがマリア(さんですねぇ)(だな)(ちゃんよね)」」
といった、お約束的文言が頻発するというのもオリジナリティが足りていないと思える要因となっているように思えます。ただ、見方を変えれば読まれる要素を取り入れているとも考えられます。読まれる要素といえば、この他にも婚約破棄、ざまぁ系といった要素も入っていて、読まれやすくなる工夫は出来ているようにも見えますが、そういう要素を入れすぎて、ツギハギだらけの作品にも見えます。なので、今後は先述したAIに関する部分をこの作品としての確固たるオリジナリティとして据えつつ、ツギハギだらけで読まれやすい要素が乱雑な状況をうまい具合に整理する方向性もアリだと思います。※57話以降からオリジナリティを出していくにしても、それまでのオリジナリティが無いように感じるので何かしらのテコ入れは欲しいという事です。
総評
依頼にあった、57話までの評価です。
よくある不遇職扱いだけど中身は最強職モノです。ですが、人の情に関する描写、そこを際立たせる設定や演出の上手さはとても良いと思えるレベルです。しかしその反面、オリジナリティが足りていないとも思える、長所と短所がはっきりした作品でもあります。つまり、かなり惜しいと感じる作品ですね。
現在のWEB小説らしいVRMMO物としてはとても良くできているように思います。現時点でも、ある程度の人に読まれやすい水準には十分達していると思っていますが、個人的にはもう一押しが欲しいと感じます。そしてそれは先述している通り、片鱗が見えている為、今後に十分期待して良い作品であるともいえます。
読んだ限り、どうやら一番面白くなってくるであろう場所で依頼部分が終わってしまったので(AI的な要素が強くなってくるであろうという事も含め)個人的に展開が気になるのでこれ以降の話も読んでみようと思いました。
最後に、この度はご依頼いただき、ありがとうございました。
↑ここまでがtwitter公開の客観的に見た評価。
↓ここからが追記分。バリバリ主観。
この作品を評価した際に私がすごいと思ったのは作品の内容よりも作者様の熱意に対してでした。
私がこの小説を読み終えたのは2020/04/03で、確かPV数は約6,000ほど。この時に上記の指摘+twitterのDMでWEB小説が読まれやすくなるコツを教えたら、作者様はその中ですぐに修正、実行できるものを同日中に即座に動いて修正や実行をされていったんですね。
これって、評価活動をやって、指摘点をあげる私からするとすごくすごく嬉しいことで、単純な誤字修正を指摘しても1か月経っても修正しない人もいる中で即座に動いてくれたときは本当に感動しました。
その甲斐もあって翌日にはPV数が17,244まで上がり、2020/04/09のPV数は10万を超えました。累計ではなく1日のPV数です。現在のPV数は是非ともこれを読んでいるあなたの目で確認していただきたいです。PCだと小説情報にあるQRコードの下にあるアクセス解析というリンクから確認できます。スマホでは下部にある広告の上アクセス解析というリンクがあるはずです。
動こうと思ってすぐに動ける人は本当に強いです。こういった、本来誰にでもできるれけれど、全員は出来ない努力をできる人は伸びます。できている人は誇ってください。
しゅごい。
さて、ここまで数字を交えて私の活動を露骨に宣伝したところで、これを読んだ皆様に周知していただきたいことがあります。Twitter上でも言っていることですが、この結果は驚くほど読まれるようになる材料が揃っていつつ、時期もすごく良かったという偶然がいろいろ重なった結果の特別な成功例です。私に読まれたからと、確実にここまで飛躍的に伸びるという事はございません。私は現在120以上の作品を評価してTwitter上で公開していますが、ここまで飛躍的に伸びたものは初めてです。1パーセント未満です。そこだけはお間違えの無いようにお願いします。伸びたのは99.9パーセント作者様の今までの努力であって、私の活動は最後の0.1パーセントを後押しする程度の物です。
もし、現在の修正されたこの作品を読んだら総合評価も1つか2つくらいは上がるかもしれません。
宣伝と注意喚起が終わったところで、ここからは主観MAXの感想を。
評価の文章量を見ていただけるとわかる通り、評価としては恐ろしく長く、過去一番で評価の難しい作品でした。
というのも、評価項目の一つ一つが単純なプラス要素やマイナス要素だけで決まらなかったからです。
1つの評価項目に影響を及ぼすプラス要素とマイナス要素が複数存在し、それらを加味したうえで、最終的な項目ごとの評価を下すという事は実は今まであまりなく、新鮮な経験でした。
と、ここまでが評価をしての簡単な感想。詳細に書くとここまででも1万字を超えそうなのにさらにヤバいことになるので割愛。
ここからは作品自体の感想です。
私はこの作品、VRの世界よりも、現実世界での登場人物たちの人生が好きです。VRでの楽しい時間というのは見ていて気持ちの良いものですが、その裏には現実という辛いことや悲しいことがあり、それぞれの登場人物が生きていると実感できる、そんな描写が好きです。これがある事によって、VRゲーム内での行動に明確な動機があり、動機がある事によってリアリティが増してキャラが生きているように感じ、感情移入がしやすくなるわけですね。全ては繋がっています。
評価にも書いてありますが、この作品のオリジナリティとなり得る部分、AI主導で運営するゲームという強みが今後どうなっていくのか、とても楽しみになっている作品です。まだ読んだことのない方は是非読んでみると良いと思います。
作品URL https://ncode.syosetu.com/n5539fz/
私の評価にある指摘点は、必ずこれを修正するのが正解という訳ではなく、あくまで可能性の提示に過ぎません。なので、最終的に修正するのか、修正するにしてもどの方向性で行くのかという判断は全て作者様に委ねております。
小説の評価依頼は、私がTwitter上で募集をかけたときにお願いします。
メモリア @MEMORIA_yomu