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魔物図鑑(外部販売計画中)

 ハリネズミ


 攻撃 B(A)

 防御 C

 敏捷 D

 繁殖力B  

 雑食性 B

 会話適性 C

 優先順位 ?

 宝石 しましま (メノウ?)

 魔法 針飛ばし


 ハリネズミ、あるいはヤマアラシのように大量の針を持つ魔物。その針を飛ばす魔法を持つが、あまりにも針が多すぎるとコントロールが難しくなる。ただし、お互いにここに針を飛ばす、という打ち合わせを行っておくと数千以上の針があってもコントロール可能になる。

 ティラミスのルールにかみ合っていなかったのであまりいい所はなかったものの本来ならかなりの攻撃力を持つ。

 数千、あるいは数万のハリネズミが一斉に針を飛ばした場合防ぎきるのは困難。下手をすると軍勢が一瞬で溶けることになる。




 蛇蝎


 攻撃 B

 防御 C

 敏捷 D

 繁殖力  ?

 雑食性 D

 会話適性 D

 優先順位 ?

 宝石 ペリドット 緑色 


 サソリに蛇のような尻尾がついた魔物。

 やや会話が難しいので人となりはよくわからないが、機械的な印象を受ける。

 詳しい原理は不明なものの傷をつけた相手の心臓を破裂させるというとんでもない魔法を使う。

 一見すると即死魔法のように見えるものの意外に欠点は多い。

 例えば心臓から離れた場所を傷つけても不発になったり、一度使うとしばらく使用不能になり、そのくせに相手を傷つける前に魔法を使っても魔法そのものは不発するが魔法を使ったとカウントされてしまい、しばらく使用不能になる。

 とはいえそれらの欠点を差し引いてもタイマン向きの魔法ではあり、この高原でそれなりに繁栄している一因であるのだろう。




 鎧竜


 攻撃 B

 防御 A

 敏捷 D

 繁殖力  D

 雑食性 C

 会話適性 D

 優先順位 B

 宝石  緑がかった白 

 魔法 リアクト


 硬く分厚い皮と魔法に守られた非常に堅固な魔物。

 恐竜のアンキロサウルスなどに似ている。

 物質を弾く魔法を持ち、炎などにも強く生半可な攻撃では傷一つつけられない。

 短時間なら素早く動けて単純な力も強く、今まで見た中でもかなり強力な魔物。

 普段は草などを食べてのんびり過ごしているらしい。そもそもこいつらを襲おうというやつの方が少ないので当然だろう。

 反芻動物のように草を発酵させて栄養を吸収しており、あまり食料に不自由はない。しかし自分たちの土地に対してはややこだわりを見せる。




 カンガルー


 攻撃 C

 防御 B

 敏捷 B

 繁殖力  C

 雑食性 C

 会話適性 B

 優先順位 B

 宝石 イエロージャスパー? 黄色 

 魔法 スプリング


 カンガルー。

 そのまんま。

 実はアンティ最大級の勢力を持っており、オレたちが接触したのはティラミスに参加するために肉体を鍛え上げている集団だったりする。

 そのせいなのかやたらポージングにこだわり、とてもとても暑苦しい。いやマジで。あとヴェヴェヴェうるさい。ほんとに。

 決闘後も相手へのリスペクトを忘れないなどスポーツマンシップにあふれている。

 魔法は運動エネルギーを吸収、放出する魔法。

 防御、攻撃、移動にさえ使える万能の魔法。おまけに自分自身のエネルギーを使わないので持久力も高い。

 ただし吸収できるエネルギーはあまり多くない様子。




 ライガー


 攻撃 C

 防御 D

 敏捷 C

 繁殖力 D 

 雑食性 D

 会話適性 B

 優先順位 ?

 宝石 シトリン

 魔法 フラッシュ


 ライオンと虎のハイブリッド、ライガーのような魔物。

 かなり複雑な社会を持っており、多数の異なる種族の魔物を従える、アンティ同盟最大の勢力。

 恐ろしいことにライガー単体の戦闘力はそれほど高い方ではない。あるいは強者ではないことこそが他種族との共闘という戦略をとらせたのか。

 光を発生させる魔法を使い、極めて高度なコミュニケーションを行っている模様で、天体観測なども可能としている。

 何故か厨っぽい言動を好む。

 が、戦術や戦略においては極めてシビアな考えを持っており、勝つためには手段を択ばない。

 後図太い。いい根性してる。いやマジで。




 ムカデ


 攻撃 E

 防御 D

 敏捷 C

 繁殖力 B 

 雑食性 C

 会話適性 ?

 優先順位 ?

 宝石 ?

 魔法 ロケットアーム


 ライガーの配下の魔物の一種。地球の昆虫としては巨大だが、魔物としては小型の部類。

 ゲジやムカデのように多数の脚を持つ節足動物のような魔物。小回りが利き素早い。

 ライガーの社会形態では死体を食べるスカベンジャーとして生計をたてており、高原の掃除屋としての役割がある様子。

 分身を作り出す魔法……ではない。

 自切した肉体を動かし、その周囲にフィールドのようなものを形成させる、質量はないが運動量がある分身を生み出す魔法。

 見ただけだと切り離した脚が動くだけなので目視すればすぐに偽物だとわかる。ただしライガーと組み合わせた場合、視覚的にも見分けがつかない分身を生み出すことができる。




 フェネック


 攻撃 E

 防御 E

 敏捷 C

 繁殖力 B 

 雑食性 C

 会話適性 B

 優先順位 ?

 宝石 ?

 魔法 テレパススタン


 キツネの魔物。

 耳の形、体色などからフェネックと呼んでいる。

 テレパシーや探知能力の効果を無くす魔法。

 触れた魔物にだけ効果を発揮する。ちなみに毛などの体の一部でも魔法は発動する。味方を探知させなくさせたり、敵のテレパシーを通じなくさせたりとほとんど女王蟻を狙い撃ちしているかのような能力。

 オンオフの切り替えが可能で、自分だけを魔法の対象にすることも可能。ただし自分以外の対象を細かく指定することはできない。

 実はライガーがマーモットの探知を掻い潜るために雇っているのではないかと勘繰っているものの真相は不明。


お読みいただきありがとうございました。

四章前編終了です。

次の投稿は一週間ほど後を予定しています。

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うちの猫は液体です 新作です。時間があれば読んでみてください。
― 新着の感想 ―
[一言] やはりライガーとムカデはくそ強い
[良い点] これまでの章も面白かったですが、4章は特に好きです。 アンティ同盟の魔物達皆大好き。 ハリネズミは別種と組んで観測して貰えばメッチャ強そうですよね。 この先、共闘することはあるのだろうか?…
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