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俺とジジイと貧乏生活  作者: Mr.OKB
48/58

part48鳥栖の機転という名のミス

どうも、Mr.OKBです。

最近調子が良いので良いペースで投稿できています。

そんな訳で今回は前回同様都庁での戦いを書きました。

相変わらずセガンは強いです。敵の親玉との戦いをどう書こうか悩んでしまいます。

ではごゆっくりお読みください。

 俺達は物陰に隠れて敵から身を隠しながら都庁前広場に来ていた。

 まだ俺達が侵入しているのはばれていないようで、入り口前には門番が二人しかいない。

「あの牛を見ろ、首に笛をぶら下げている」

 その門番は鳥栖の言う通り首に笛をぶら下げ、牛の顔を持った巨人、すなわちミノタウロスだった。

「そうだね」

「俺達のような侵入者を見つけたらすぐに仲間を呼べるようにするためだろ」

 鳥栖はうなずく。

「独田、敵は都庁の中にいるのは知ってるよな」

「ああ、知っている」

「あの門番を対処するより僕は都庁の下部分を爆破して敵ごと葬る方が楽だと思って大量の爆薬を持って来たんだ」

 また効果的だが恐ろしいことを考える奴だ。

「でも地下鉄内に爆薬とか武器とか全て忘れて来た」

「お兄ちゃん・・・」

「鳥栖、やらかしたな」

「すまない、そんなわけで僕は武器が少ない」

 鳥栖は懐から銃を取り出した。

「この銃、発砲音がでかいのが悩みなんだよね」

 さらに携帯を取り出す。

「携帯なんかどうする気だ?」

「こうするのさ」

 鳥栖は携帯を素早く操作すると、爆発音がした。

「お前、何やってんの?こんな爆発音がしたらばれるじゃん!」

「お兄ちゃん、馬鹿なの?」

「何だ今の爆発音?!」

「とりあえず援軍を呼ぼう!」

 ミノタウロスが笛を吹くと、都庁内から十数人の武装したミノタウロスが出てくる。

「さっきの爆発音こっちからじゃないか?」

「例の地下鉄の方だ、行くぞ!」

 ミノタウロス達はこっちへ走って来る。

「ちょっと、こっち来るんですけど」

「こっちだ、隠れろ」

 いつの間にか少し離れたところの茂みに移動した二人が手招きしている。

「危なかった、感謝するぞ」

 目の前をミノタウロスの集団が通り過ぎる。

「逆に考えるんだ、爆発させればいいさと。これで侵入しやすくなったな」

 鳥栖は銃に弾を装填する。

「それ弾入ってなかったのね」

「ちょっと待て、地下鉄に爺さんいるじゃん」


 二分前。

「わしに勝てるかのう?」

 セガンはクルトガと対峙している。

「仲間を逃がされましたがあなただけは逃がしません」

「どうかな?」

 セガンはクルトガの後ろに一瞬で移動した。

「フン!」

 クルトガは振り向きざまに剣を横に一閃した。

「お主では力不足じゃのう」

 しかし、剣を掴まれ奪い取られる。

「あなた、一体何者ですか?」

 セガンは奪った剣を放り投げ、突進してクルトガをホームの壁に叩きつけた。

「この手を離せ!」

 セガンはクルトガの首を掴んで持ち上げている。

「わしはただの優しい老人じゃ、じゃからなんか情報を話せ」

「嫌です、私はボスに忠誠を誓った。情報を話すことは裏切ることです。絶対に裏切るわけには行きません」

 クルトガはセガンの手を外そうとしながら苦しそうに断った。

「それは部下としてか?それとも剣士としてか?」

「それはどういう意味ですか?」

「答えるんじゃ」

「剣士としてです。剣士として一度した約束を破るわけには行かない」

 セガンは手を放し、クルトガはホームに落ちた。

「その言葉を聞ければ満足じゃ、情報は他の奴から聞くとしよう」

「待って下さい」

 セガンが立ち去ろうとすると、クルトガが呼び止めた。

「何じゃ」

「何でとどめを刺さないんですか?」

「お主の剣士としての心意気に敬意を表しただけじゃ」

「・・・」

「じゃあな」

 セガンは地上への階段を上がっていく。

 それを見ながらクルトガは呟いた。

「やっぱり敵わなかった。一人で魔王様の息子を殴りに行った肉体派魔法使いには・・・。シルビア様、お気をつけ下さい。死んでしまいます」

 階段を上がるセガンは嫌な予感がした。

「ハッ、嫌な予感がする。昔から戦ってきたわしにはわかる、何かまずいことが起きる気がする」

 セガンは身構えるが、何も起こらない。

「わしの思い違いじゃったか」

 また歩き出したその時、予感は的中した。

「ぬおぉ!?」

爆発音と共に地下鉄が崩落し、セガンはそれに巻き込まれる。


「あー、これはもう入れないな」

 爆発音を聞きつけて駆け付けたミノタウロスが入り口どころか周辺まで破壊された地下鉄の入り口を見ながら呟く。

「これじゃ誰も生きてないだろうな。報告して戻ろう」

 ミノタウロス達が戻ろうとすると瓦礫が動き始めた。

「「「「「「「「「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」」」」」」」」」」

「動いてるぞ!」

「また爆発するのか?!」

「うろたえるんじゃない!落ち着いて退避しろ!」

 ミノタウロス達は全力で後退すると、瓦礫が吹き飛んだ。

「ヌリィー・・・、ヌリィー・・・」

「何者だ!」

「死ぬかと思った・・・わしの予感は当たりやすい」

 瓦礫から現れたのは全身がダイヤモンドのように光り輝くセガンだった。

「うーむ、流石にきつかったか。ひび割れておるのう」

 大量の爆薬の爆発には無傷とはいかなかったようで所々にひびが入っている。

「ま、変身解けば治るのじゃが」

 セガンが身震いするとダイヤモンドのような部分がはがれて消えていく。

「さて、孫の所へ向かわなければ」

 セガンは都庁へと歩き始めた。

「ちょっと待て、侵入者は通すわけには行かない」

「囲め!」

 ミノタウロス達がセガンを取り囲む。

「降伏しろ、お前に勝ち目などない」

「うっさい、吹き飛べ。フレアフィスト!」

 セガンが地面を殴りつけると殴った部分を中心に白い爆発が起こりミノタウロス達は吹っ飛ぶ。

「今度こそ孫の所へ迎えるな」

 吹っ飛んだミノタウロス達を無視してセガンは走り出した。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

ここで発表があります。

あと十話ほどで今作が終わるので次回作を書くことにしました。

タイトルは「探偵と吸血鬼と異世界転生」です。

まだプロット段階ですが今作の要素も少しだけ取り入れる予定です。

掲載は七月中旬予定ですので気長にお待ちください。

それではいつものように後書きを。

この物語はフィクションです。

この小説は不定期投稿です。

毎日投稿したり、同日投稿したり、一週間に一度しか投稿しないこともあります。

ご了承ください。

評価や感想をくれると私のみが喜びます。

ご意見ご要望等ございましたら連絡してください。

ではまた次回お会いしましょう。




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