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俺とジジイと貧乏生活  作者: Mr.OKB
46/58

part46テロリストという名の超人

どうも、Mr.OKBです。

最近宿題やら課題やらが多くて更新が遅れていましたが問題ありません。

全て消したので更新を早められると思います。

さて、今回はテロリストが主体の話です。

親と子のどちらも登場しますが、どちらもえげつない行為をしますのでそれらが苦手な方は読むのをお控えください。

ではごゆっくり。

「セガンとあの少女、やばいな」

 同時刻、東京のとある場所では鳥栖がセガンとミレーの無双っぷりをモニターで確認していた。

「よし、皆の姿も確認したし暴れに行くか」

 ここは、新宿駅構内のどこかから入れる簡易基地である。

 そして、横には電車が止まっている。

「最初は少し手間取ったが地下鉄の運転も僕にできないわけなかったな」

 彼は地下鉄を運転してここまで来たのである。

「あのバリアが下まで無いならこれ使って中に侵入してやる」

 ちなみに中にはヘリ同様大量の爆薬や武器が詰め込まれている。

「まずは、テストだな」

 こじ開けた扉を開いて鳥栖は運転席に座る。

「動け」

 運転台を操作すると電車は動き出す。

「壁が無い。よし、通れたぞ。流石僕だ」

 数分後、都庁前駅に到着した鳥栖は自分の仮説が正しかったことがわかり、にやりと笑った。

「では一度戻るか」

「侵入者だ!」

「そんな馬鹿な!ここには結界があるはずなのに・・・とりあえず捕まえろ!」

 二体の化け物が剣を片手に向かってくる。

「遅い」

 ババアァッン

「ぬぐっ」

「がはっ」

 二体の化け物は一瞬で鳥栖に頭を打ち抜かれ、倒れた。

「ちっ、殺すんじゃなかった。情報を聞きだせなくなってしまった」

 イライラした鳥栖は死体を線路上に転がし、電車を発車させて死体を轢くというえげつない行為で憂さ晴らしをしながら新宿駅に戻った。


「ここは、どこだ?」

 一面が灰色の世界に僕はいた。

「一面灰色ですね」

 後ろには苫木と六万人の武装した人々。

「ダシュト殿、どこかわかりますか?」

 そしてその親玉の鳥栖素代。

「わからない。でも、通常の世界と似ている」

 大きな広場に僕達はいた。少し遠くにビルが見える。

 でも、見えるものは全て灰色だ。

「そうですか。苫木!」

「はっ」

 呼ばれた苫木がすぐに走って来る。

「一万人をお前にやるから情報収集をして来い。他の五万人はここで待機だ」

「了解しました」

「ダシュト殿、お茶でもどうですか?」

「いただきます」

 とても異世界に来たとは思えない反応だ。あまりにも落ち着きすぎている。

「すぐに用意をしますので」

 そう言うと鳥栖は戦車やらヘリやら見慣れない道具が並んでいる場所に走って行った。

「ボス、そんなことしなくても俺達がやりますから」

「ボスはあっちで待っていてください」

「いや、このぐらいできなければ」

「いいですから、あちらへ」

 戻って来た。

「自分たちがやるから良いと追い返されてしまったよ。うれしいがなんとなくさびしいな」

 後ろから三人ぐらいの武装した男たちが何かを持ってきてセットし始めた。

「それくらい人望があるってことだよ」

「「「お茶の用意、完了しました!」」」

「ありがとう、ご苦労さん」

「「「光栄です。戻ります」」」

男たちは元居た場所に戻っていく。

「注いでやろう」

 彼はティーポットを持って僕のカップに茶を注ぎ、自分のものにも注いだ。

「ありがとう」

 カップを受け取った僕は一口すする。

「で、その恰好は何?」

「これか?これは自分で考えた戦闘服だ」

 彼は真っ黒なベストに白いシャツ、白いズボンを履いて両腰には刀をぶら下げており、おまけに真っ赤なマントを羽織っていた。

「それ動きにくくない?」

「いや、これは伸び縮みしやすい特性の素材で出来ていてな。とっても動きやすいんだ」

 それを証明するかのように、カップを持ったままジャンプして机の上に立つ。

「なるほどね、結構動きやすいってわけだ。でも汚いから降りてくれない?」

「そうだな、降りよう」

「今見たけど君は銃なんてものは使わないのかい?」

「上の息子は銃のスペシャリストだし、下の息子もかなり強い。でも、我は飛び道具よりもこっちの方がやりやすくてね」

 彼は茶をすすって机に置き、刀を抜いた。

「ふーん。君と戦いたくなってきたよ」

 机が真っ二つに切れる。

「我もだ。我が息子を負かした悪魔の実力を見てみたい」

「その一瞬で机を切った剣術で僕に勝てるかな?」

 僕は右手の中に悪魔の槍を出現させる。

「三秒でスタートだ」

「OK」

「三」

 僕と彼の間に火花が散る。

「二」

 正直僕には勝ち目しかない。

「一」

 何故なら僕は人間を超えているからだ。

「お待ちください!」

「「ああぁん?」」

 誰だよ、人の勝負に水を差してくるなんて。

「化け物です、バケモノが出ました」

 苫木だった。

「苫木、我の邪魔をするとは言い度胸だな」

「君はもっと気遣いが出来る人だと思ってたんだけどね」

「勝負なんてしてる場合ではありません、とりあえずこちらへ」

 慌てた様子で苫木は鳥栖素代を誘導する。

「いつも冷静なお前が珍しい、仕方ない。勝負はまた今度という事にしよう」

 彼は残念そうには刀を鞘に納めた。

「で、バケモノはどこだい?」

 せっかく盛り上がってたのに・・・バケモノで憂さ晴らしをしよう。

「偵察隊があのビルの屋上で周りを双眼鏡で見渡したところ、約二キロ離れたところに巨大な生物が二体も確認されました」


 苫木に案内され、ビルの屋上に来た。

「どうぞ、双眼鏡です」

「うん・・・・・・・・・・・・ほう、でかいな」

 双眼鏡を覗き、鳥栖素代は静かに驚く。

「あれはロクチャートドラゴンと、ゴリアテだね」

 悪魔の力の一つ、「遠視」を使って見るとはっきりとその化け物の正体が分かった。

 一匹目はロクチャートドラゴン。

地を這い、どこかを目指すドラゴンらしいのだが、目の前の物を全てなぎ倒し、草食だが一回の食事で木を十数本食うのでかなり迷惑なモンスター。

 体色は赤茶色で、ドラゴンのくせに羽が無い、横幅二十メートルくらいの巨体、地を這うその姿から判別できる。

 二匹目はゴリアテ。

 普通の世界でも有名なモンスターで、僕らの世界では人を食う、暴れる等の事からとても危険なモンスターとして認知されている。

 身長は二十五メートルで珍しく剣と盾を持つことから判別はたやすい。

 師匠が本気を出したとか言ってた強敵らしい。

「双眼鏡も無いのにわかるんですか?」

「うん、遠視って技があるんだ」

 でも、何故僕らの世界のモンスターがこんなところに?

 ますますわからなくなってきた。

「ダシュト殿、ここは我が巨人の方を倒します。そちらはドラゴンの方を」

「一人で倒すの?その刀で?無茶言うんじゃないよ。僕ならまだしも君じゃ無理だよ」

「まあ見ているがいい。貴殿に我が剣術を見せてあげよう。苫木、ヘリを」

 また彼は刀を抜いた。

「はっ」


 三分後、ヘリに乗った彼を僕は空を飛んで追いかけていた。

「!」

 ヘリの音で気づいたのかゴリアテがこちらを見る。

「目標までの距離二十メートルです」

「ゴリアテと言ったか。そんな剣と盾で我に勝てるか?」

 ヘリの扉を開け、彼はゴリアテを挑発する。

 聞こえているはずが無いが。

「やめとけって、ほんと死ぬよ」

「我が死んだときは組織を妻に任せる」

「グォォォ」

「目標、武器を振りかぶりました!」

 操縦士が大声で警告する。

「問題ない、加速して突っ込め」

「そんな無茶な!」

「やってくれ、我が飛び降りたらすぐに旋回しろ」

「了解です」

 いきなりヘリが加速する。

「今だ!」

彼は加速したヘリから飛び降りた。

「ボス!」

 ヘリは旋回し、全力で振り下ろされた剣から逃げる。

「馬鹿なことするなあ。まあ、助けてあげるか」

 両手を合わせ、中に魔力を注ぎ込む。

「デビルズ・ライトニングフィールド」

 これで手を相手に向けて開けば相手に黒い雷が落ちる。

「別にあいつの為じゃないが、強そうな奴が死ぬのは面白くないからなあ」

 僕はゴリアテに向けて合わせた手を向けた。

「グォォォァァァァァ」

 次の瞬間ゴリアテの首から大量の血が噴き出し、体が揺れ始めた。

「あれ、おかしいな?ゴリアテってあんな人間一人にやられるような奴じゃなかった気がするんだけど」

 そしてその揺らめくゴリアテの顔に僕の後ろから発射された砲弾が命中し、その威力により頭から後ろに倒れた。

「えいっ」

 必要のなくなった魔法をロクチャートドラゴンに向けて放つ。

 前進していたロクチャートドラゴンに黒い雷が轟音と共に落ち、動かなくなった。

「鳥栖素代はどこかな」

 前進して倒れたゴリアテの周辺に移動すると、彼の姿が確認できた。

 原形のなくなったゴリアテの顔の上に立っているのだ。

あの後、パラシュートで落下したのか傍にパラシュートが見える。

「おぉ、ダシュト殿。どうでしたか?」

「君、何やったんだい?これを一瞬で血だらけにするなんて」

「なあに、首筋に大きくて太い血管が見えたんであそこを斬れば一発だとわかったんだよ」

 そんな弱点があったなんて知らなかった・・・。

 てっきりあの巨体を丸ごと消し飛ばせばいいと思っていたんだけど。

「でもあの砲撃は何?剣術ですらないじゃん」

「ダシュト殿、貴殿に良い事を教えてあげよう」

彼は刀を抜き、天に掲げる。

「我が持つ刀は三本。一本目は右手の刀、二本目は左手の刀、三本目は背中の刀。我の背中には六万の部下がいる。三本目の刀こそ我の真の刀だ。この三本の刀を使いこなすのが我の剣術よ」

 言い終わると、刀をしまった。

「仲間の刀ねぇ。無茶苦茶言ってるようにしか聞こえないけど確かに良い考え方だね」

「さてと、拠点に戻りたいんだが乗せてくれないか」

「ほらどうぞ」

 背中を向けると重く、鍛え上げられた肉体がのしかかってきた。

 

 あれだけの剣術を使うのだから、相当鍛錬しているのだろう。

「戻ったぞ!」

 僕の背中から降りて彼叫んだ。

 その場にいた全員が拍手喝采し、歓声も上がる。

「素代様、よくぞご無事で!」

 苫木が駆け寄って来る。

「ありがとう苫木、でも今すぐに科学者を化け物がいたところに送ってくれ。未知の生物だ。資源を探せ」

「はっ」

 来たばかりなのに苫木は走って行ってしまった。

「さてと、やっぱりこれが無くっちゃな」

 彼は懐から煙草を取り出し、火をつけて咥えた。

「ダシュト殿、運んでくれてありがとう」

「いいってことだよ」

「これから会議だ、一緒に来てくれ」

「じゃあ行こうか」

 少しだけこいつの部下になってもいいと思ってしまった。

 


最後まで読んで頂きありがとうございました。

この物語はフィクションです。

この小説は不定期投稿です。

毎日投稿したり、同日投稿したり、一週間に一度しか投稿しないこともあります。

ご了承ください。

評価や感想をくれると私のみが喜びます。

ご意見ご要望等ございましたら連絡してください。

ではまた次回お会いしましょう。

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