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俺とジジイと貧乏生活  作者: Mr.OKB
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part37異世界転生?と百科事典の謎

どうも、Mr.OKBです。

テスト期間前ですが異世界転生をした四人を書きました。

テスト前だからこそ書きたくなる気持ちはわかってもらえなくてもいいです。

異世界転生した四人はどのように未知の世界で生きるのでしょうか。

ではごゆっくり。

「あー、灰色?」

 目が覚めると、まるで全ての色が失われたような灰色の世界にいた。

「ここは家か?」

 みすぼらしいキッチンに、卓袱台、穴の開いたふすま。

俺がいるのは色のない自分の家だった。

 どういうことだろう、俺は学校にいたはずなのにいつの間にか家にいる。

「外に出るか?・・・危険だ。昔読んだ本では異世界に飛ばされた奴は必ず外に出て∩浮動を始めるが、そんなの現実では考えられない。慎重に対処せねば」

 カーテンを少し開いて外の様子をうかがうところから始めよう。

 安全だと認識出来たら外に出る。

「ん?モンスター?」

 外も灰色だったが、色は存在した。

 町中に様々な種類のモンスターが徘徊しているのだ。

 有名なゴブリンやミノタウロス、オークといわれるモンスターがそこらじゅうにいる。

「モンスターが灰色の俺達の世界に?・・・・・・思い出した」

 俺は爺さんのこの世界に来た目的を思い出した。

『わしはモンスターが消えるという異常現象を調査していたら自分が消えてこの世界にやって来たんじゃ』

 そうだ、爺さんがやって来たのも、俺が悪魔になったのもモンスターが俺達の世界に来たからだ。

 でも、俺が遭遇したモンスターは少ない。

 何故だ?

「あれは、グリーンなんとか!」

 白い羽、赤い目、尖った手足の生物。

爺さんとの出勤の時に見た緑色の植物人間。

 それが、俺に気づいたのかこちらに突進してきていた。

「キシェ!」

 窓が割られ、敵意むき出しの赤い目がこちらを睨む。

 なんだよ、最初に見たモンスターがまた襲い掛かって来るなんて俺はこいつに何か縁ががあるのか?

「人の家を壊すんじゃねえ!」

 明らかに別世界だが、それでも自分の家が壊されれば腹が立つ。

 植物人間はその鋭い手足で俺を突き刺そうとまたも突進する。

「デビルズ・フレイムショット!」

 俺の指先から赤黒い光線が発射され、無防備に突進してきた敵を貫通する。

「キャシャアアアアアア」

「脳みそあんのか?爺さんだけだよ、突進して勝てるのは」

 爺さんの突進に比べればあんなの月とすっぽんだ。

「俺の家を燃やすんじゃねえ」

燃える植物人間を掴んで外に投げ捨てた。

「さて、爺さんたちを見つけなければ」

 俺は悪魔の翼を広げ、空に飛びあがった。

 一方、鳥栖は・・・。

「くそっ何だこのゲル野郎!銃弾も棒も効かないじゃないか」

青いスライム相手に苦戦していた。

「・・・・・・」

 あれ、を使うか。

「ええい、銃はやめだ!新兵器を使ってやる」

 制服のポケットから水筒のようなものを取り出した。

「実戦はまだだが、組み立て式携帯用雷刀を使わせてもらおう」

 水筒から二枚の刃と握る部分を取り出し、数秒で組み立てる。

「・・・?」

「僕の組織の化学班が総力を挙げて作った最新式だ。これでお前を一刀両断にしてやる」

 銃をしまって両手で刀を持ち、一瞬で間合いを縮める。

「・・・!・・・!」

「節電の為に電気はなしだ」

 ゲル野郎は真っ二つになり、謎の液体と化した。

「ふむ、謎の物質だ。サンプルを持ち帰ろう」

 水筒に少し液体を入れ、しまう。

 でも、ここはどこだろうか?目覚めたら灰色の世界にいて、この場所がさっき見た標識から千葉県のド田舎だという事ぐらいだ。

 それしかわからないし、大量にいるバケモノを始末しなければならない。

 考えるのは後回しだ。

「しばらくは無いと思っていたが、ワクワクするよ。親父」

 僕に体術や語学などテロリストの技を教えてくれた親父の顔を思い浮かべる。

「あれ以来装備を増やしておいて正解だな」

 今あるのは、十連銃が二丁、四連銃が一丁、銃弾が合計五百発、スタンガン付き折り畳み式変形型鉄棒が一本、組み立て式携帯用雷刀が一本、小型手榴弾が六個、携帯食料が二つ、小型バッテリーが二つ、ガス管が二つ、仮面が一つか。

「ここは、拠点に向かって兵器を調達するしかないな。ま、拠点があればの話だけどね」

 顔を守るために新調した仮面を付け、僕は歩き出した。

 一方、ミレーは

「アハハ、新しい世界に来ちゃった。楽しくお絵かきしよ!」

いつもと変わらず、絵を描くことを楽しんでいた。

「えーっと、変なのがたくさんいるから色がたくさん必要ね」

 ポケットから大量の絵の具を取り出しているミレーは後ろからピンク色のゴリラっぽいモンスターが近づいているのに気づかない。

「ウホッハハハヒハ」

 押しつぶそうと叫びながらジャンプをする。

それがゴリラの致命的なミスだった。

「うるさい」

「ウハッ」

 黄金色に輝いたミレーのしっぽによって串刺しにされ、

「また?絵を描くのを邪魔しないで欲しいな」

 ミレーの後ろの大量のモンスターの死骸の山に投げ捨てられた。

 一方、セガンは・・・。

「ぬおぉぉぉ!東はこっちじゃな」

 百科事典を片手に富士山のふもとの森をなぎ倒しながら走っていた。

「待て、止まっ」

 人語をしゃべるモンスターが前に立ちふさがろうとも、それを蹴り飛ばし、ただひたすらに森を駆ける。

「この百科事典は万能じゃな。東京の場所までわかるとは」

 わしとしたことが、東京から随分と離れてしまった。

 ここが有名な富士の山という事ぐらいしかわからなかったが、わしの行くべき場所はわかる。

 我が孫の場所へ急がなければ、あの子がモンスターの餌食になってしまう。

「ここが高速道路じゃな、ここを走れば東京に着くようじゃ」

 高速道路には動かない車が所々にあるが、わしにはそんなこと関係ない。

 未知の場所なのでテレポートが使えないのは厄介じゃった。

 空を飛ぶにも、魔力消費を考えれば走った方がよいじゃろう。

「グガガガガガガガガガガガガガ」

「どけい!」

 トンネルに入ろうとすると、中にいたゴーレムがわしの行く手を阻む。

 灰色の世界にも光はあるようでトンネル内は明るかった。

「バーニングフィスト!」

 わしの拳で石の巨人は砕け、動かなくなる。

 モンスターが孫の世界では少ないと思っていたが、まさかこの世界にいたとは考えられなかった。

 しかし何故人がいない?ここが人がいない世界だとしたらモンスターにやられる者がいなくて逆に好都合じゃが、何故人がいない世界が存在する?

「まあいい、百科事典に載ってるじゃろう」

 走りながら百科事典を開くと答えがあった。

「この○界は早良宇○真が絶○して○○○○きに○られた世○である?」

 百科事典のページが虫に食われたように穴だらけになって読めない。

「わしの百科事典に調べられん物などないはずじゃ」

 一度閉じてもう一度開くと、大量の写真が出て来ては消えていく。

「写真か?」

孫と同じような制服を着た目つきの悪い少年、美少女、優しそうな緑髪の少年の集合写真。

顔の怖い男に刺される目つきの悪い男。

灰色の寺の境内にたたずむ目つきの悪い男。

巨大な大穴から大量に出現するモンスター達と、派手な装いで、大剣と巨大な弓を持った女と傍に立つ老人と大柄な悪魔。

「これは、魔王軍幹部の・・・誰だっけ」

 我が孫にとどめを刺さんばかりに拳を振り上げる老人。

「孫、どうしたんじゃ?」

 そして、派手な女と対峙している自分の写真を最後に百科事典は全てのページが真っ黒に染まり、何も見えなくなってしまった。

「まるでわしにはもう教えられないと言われた気分じゃ」

 預言書とでもいったところじゃろうか。

わしは、トンネルの出口に向かってスピードを上げた。

こんな未来にならないように、我が孫を助けるために。

「あんのくそジジイ、わしの孫に傷一つ付けてみろ、本気で潰してやる」

 セガンが懐に百科事典をしまうとき、裏表紙には文字が出現し、消えた。

『済まない、これが限界だ』

 当然セガンが気付くはずが無かったが。


 


最後まで読んで頂きありがとうございました。

この物語はフィクションです。

この小説は不定期投稿です。

毎日投稿したり、同日投稿したり、一週間に一度しか投稿しないこともあります。

ご了承ください。

評価や感想をくれると私のみが喜びます。

ご意見ご要望等ございましたら連絡してください。

ではまた次回お会いしましょう。



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