part35テロリストVS悪魔
どうも、Mr.OKBです。
今回は主人公とその友人の戦いを書きました。
何故主人公は友人に挑んだのか?
そんなところに注意して読んでみると主人公の性格が分かるかもしれません。
ではごゆっくり。
二分後、俺達は雲に囲まれた変な場所にいた。
「爺さん、ここはどこだ?」
まるで闘技場のように大きな円形の地面の上に俺達は立っている。
「ダシュトが作った空間じゃ、そこにわしがテレポートした」
「へぇ、流石僕の組織を壊滅させた老人の仲間だ。こんな空間を一瞬で作るとは」
「これ作るの大変だったんだよ。無理矢理でかい雲作ってそこに地面作って浮かせてるんだから」
悪魔化したダシュトがぐったりとしている。
雲の隙間から青空と雲海が見えからここは上空なのだろう。
「わしらは上から見とるからはよ戦え」
爺さんはダシュトを持ち上げ、飛んで行ってしまった。
それを見届けた俺は鳥栖から少し距離を取り、悪魔化する。
「俺の初陣は勝利にしてやるよ」
槍を出現させ、鳥栖に向けた。
「それが悪魔か、少しは強そうだね」
鳥栖は対抗するように俺に持っていた棒を向ける。
「ダークネスショット!」
「くらえ!」
俺は指を銃の形にして紫色の魔力弾を発射し、鳥栖は銃を連射する。
両者が放った初撃はぶつかりあって銃弾はその場に落ちた。
「最初から汚い事をするじゃないか!」
「お互い様だよ!」
俺は空に飛びあがって一気に加速し、鳥栖に襲い掛かる。
ガキッと激しい音がして両者の武器がぶつかり合う。
俺が攻撃側になって鋭い突きを繰り出すが、相手はその棒を振り回して応戦する。
「くそっ」
空へ飛びあがって呼吸を整えて一度体勢を立て直す。
先ほどまであまり動けなかった鳥栖はフェアじゃないという理由で爺さんが完全回復させ、かなり強かった。
しかし、空を飛べるという点で俺は圧倒的に有利だ。
ん?あいつ何やってるんだ?棒を変形させ、着ていた服を取り付けている。
しかし、背を向けている以上攻撃しない理由は無い。
「おらぁっ」
俺が槍で攻撃しようとすると、鳥栖はなんとこちらを見ずに銃を発砲する。
「どうだ?隙を着こうとして攻撃された気分は」
発射された四つの銃弾は腹部に着弾したようでズキズキと腹が痛む。
「何故一発で四発も打てるんだ」
「これぞ四連銃だ。四つの銃口から弾が出るからだよ」
手元でくるくると銃を回し、鳥栖は勝ち誇ったように笑う。
「ならば!」
また俺は空中に飛びあがり頭上で槍を回転させ、魔力を貯める。
「僕の銃はその程度じゃ避けられないよ」
一つ、二つと少しずつ俺の腕や腹の皮がめくれていく。
当たった場所の防御力が低下しているのだ。
「ダークネストライデントシャワー!」
呪文を唱えると槍が何十本も出現し、下にいる鳥栖に襲い掛かる。
「甘い!」
鳥栖は下に置いてあった変形させた棒に捕まり、空中に飛びあがった。
目標物をが無くなったところに槍は突き刺さる。
「何だその棒?!」
「これぞ科学者に作らせた武器だ、内臓の超強力バーナーで三分だけ飛び回ることが出来る」
言うと共に片腕だけで捕まって俺目掛けて銃を発砲する
「うっっ!」
飛び回って避けていたが、ついに弱い翼の部分に命中し、俺は地面へと落下する。
落下の衝撃で足をひねったようで俺は倒れたまま起き上がれなくなった。
「やはり僕の方が強いな」
気球のような物でゆっくりと鳥栖は降りてくる。
「馬鹿め!」
俺は残った少しの魔力を使って集中攻撃し、槍を杖代わりに何とか立ち上がった。
「くそが、銃なら残り弾数がわかるのに魔法だと全然わからん」
攻撃がすべて当たったのか鳥栖はまたぼろぼろになっていた。
「だが、僕の方がまだ有利だ、お前はもうふらふらじゃないか」
鳥栖は俺に二丁の銃を向ける。
「弾切れだぞ」
「え、マジで?」
俺の一言で鳥栖は銃を開けて確認する瞬間を狙い、攻撃を仕掛けた。
「だから甘いと言ってあつっ」
「甘いのはお前だよ」
鳥栖は俺の遠距離攻撃を避けたが、そこを狙って投げた槍が足に刺さっていた。
「俺の槍の特殊能力を教えてやろう」
鳥栖は足から槍を取り、投げた。
槍は消え、上半身が人間のものに戻っていくのを感じる。
「激痛を与える能力だ、それが刺さると誰でも痛みを感じる」
俺はダシュトとの修行で悪魔の槍は特殊能力を持つことを知り、試したのだ。
すると、ダシュトは激痛を感じると言ったのだ。
「もう僕は痛くないんだが」
「そうだろうな、だが俺にもう攻撃手段が無いとでも?」
「ああ、無いだろうな」
「ご名答、俺にはもう素手しかない。だが、俺は俺の為に負けるわけにはいかない」
仕事がさらにきつくなったら俺は過労死してしまうかもしれない。
過労死したら爺さんとダシュトを養えなくなってしまう。
だから何としてもこいつを行かせるわけにはいかないのだ。
俺は最後の攻撃を仕掛けるため、拳を構えた。
足は痛いし、飛べないので小細工が一切できない本当に最後の攻撃だ。
「なんという自己中心的な奴だ。店長の見ているアニメのクズな主人公でもそんなこと言わんぞ」
「俺はアニメの主人公ではないんでな。自分の事を第一に考える」
「そうか、僕ももう手段が無いんだ。弾がもう無いし棒はあんな遠くにある。素手でお前を倒し、棒でとどめを刺してやる」
鳥栖は二丁の銃を投げ捨て、最初のように俺に対抗するかのように拳を構えた。
ほぼ同時に走り出し、ぶつかる寸前のところで俺は殴った。
寸前のところで鳥栖は顔を下にずらし、避ける。
終わった、俺の負けだ。
そう確信した瞬間、運命のいたずらとも言える奇跡が起こった。
まだ悪魔のものだった俺の固い膝が鳥栖のあごにヒットしたのだ。
「「っ?!」」
膝に激痛が走り、膝を抑えてうずくまる。
しかし、前では鳥栖が口から血を流して倒れていた。
「勝った、のか?」
完全に偶然だった。
「流石わしの孫じゃ!」
上から爺さんが飛び降りてきて俺を抱きかかえた。
そして頭をぐわしぐわしとその大きな手で撫でまわす。
「ちょ、爺さん痛いって」
「いや、完全に偶然でしょ今の」
ダシュトが気絶した鳥栖を肩に乗せて俺を見て言う。
「ダシュト、どのような形であれわしの孫が勝ったのじゃ。勝てばよかろうなのじゃ」
またどこからか覚えて来たセリフを言って俺の頭を撫で続ける。
「ま、途中までは良かったけどね。でも大技をあんなときに出しちゃだめだよ」
「そうだよなぁ、焦って勝負を早く終わらせようとしてしまった」
ダシュトの言う通りだった。
あそこで大技を使わずに様子を見ていればまぐれではない勝利を掴めたかもしれない。
「もういい、僕の負けだよ」
鳥栖は早くも意識を取り戻した。
「あそこで無駄にカウンターを狙って負けたんだ。自分のミスだ」
「じゃあ、店を辞めないのか?」
「僕はテログループのリーダーだ。リーダーとして自分の言ったことは守る」
ダシュトの肩から降りた鳥栖は地面に落ちている銃を拾って空砲を撃ち、宣言する。
「僕は日本に残る」
最後まで読んで頂きありがとうございました。
この物語はフィクションです。
この小説は不定期投稿です。
毎日投稿したり、同日投稿したり、一週間に一度しか投稿しないこともあります。
ご了承ください。
評価や感想をくれると私のみが喜びます。
ご意見ご要望等ございましたら連絡してください。
次回は昔作って放置したキャラを出します。
ヒント「絵描き」
ここからラストに向けて大きく話を動かします。
最後までお付き合いいただきたく存じます。。
ではまた次回でお話ししましょう。




