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俺とジジイと貧乏生活  作者: Mr.OKB
19/58

part19天涯家の大晦日と新キャラ

この小説は不定期投稿です。

毎日更新したり、一週間に一度投稿するときもあるのでご了承ください。

作者がまだ中学生の為、文章がおかしいことがあるかもしれません。

感想や評価等をしてくれるととても嬉しいのでお願いします


 時は年が明ける四時間前にさかのぼる。

「ふっふっふ、大漁だ」

 両手に紙袋を下げた店長こと天涯勝彦が天涯家の玄関でにやりと笑っている。

「もう、お父さんったらまたこんなに買ってきて」

 玄関で待っていた久戸子が紙袋の中を見てあきれる。

 紙袋の中身は大量の薄い本、同人誌だった。

「趣味なんだからしょうがないじゃん」

「毎年毎年冬コミに行ってはたくさん買ってきて。よく飽きないわね」

 そう、彼はコミケ帰りなのである。

「もういいわ、早く年越しそば食べちゃいましょ。紅白でも見ながらね」

「いや、僕は早く中身を読みたいんだけど・・・」

「お・父・さ・ん?」

 振り向いて勝彦を見る久戸子の目は恐ろしいというレベルの物ではなかった。

「ごめんなさい」

「わかればいいのよ」

 二人はキッチンへ移動した。

「何てことだ・・・そばが黒い」

「見てみてお父さん、これ、私がゆでたの」

 黒いそばの入ったざるを久戸子が振り回す。

「振り回すな!どうやってゆでればそうなるんだ?」

「私は普通にゆでただけだよ」

 彼は知っていた。彼女の言う普通は普通ではないという事を・・・。

「久戸子、それを一口食べてみなさい」

「いいよー。もぐもぐ、おいしいよ」

 久戸子は箸で麺を掴み、食べた。

「え?ちょっと食べさせてくれ」

 勝彦も同じことをするが・・・。

「あれ、普通においしいな」

「でしょ、さ、麺が伸びちゃうから早く食べよ」

「そ、そうだな」

 そばを皿に盛りつけ、紅白を見ながら

「お父さん、明日はどこに初詣に行こうか?」 

と、久戸子は言った。

「うーん、どこにしようかな。出来るだけ混んでいないところがいいんだけどな」

「明治神宮とかどう?」

「いいな、じゃあ、そこに行くとするか」

 その後二人は初詣に行くことは出来なかった。

 理由はお察しであろう。

 三時間五十八分後、独田とセガンが行った神社の近くで・・・。

 東京の夜景が一望できるような空が歪み、亀裂が入った。

 亀裂は少しずつ大きくなり、人が一人通れるくらいの大きさになった。

 そして亀裂の中から一人の女の子がぴょこんと顔を出し、辺りを見渡した。

「うわぁー綺麗な景色!今日からはここで絵を描くぞー!」

 女の子はだんだん亀裂を通り抜け、全身が通ると、亀裂が消えた。

「よーっし、ミレー・キュビは頑張っちゃいますよー」

 ミレー・キュビはベレー帽をかぶり、オーバーオールにエプロンを着て、腰に大量の筆や絵の具を付けてリュックを背負った画家風の少女だった。

「最初は、このキラキラした景色を描こうかな」

しかし、少女は普通の画家とは違うことがあった。

 それは両腕が無く、宙に浮き、太くて長いふわふわのしっぽが生えていることだった。

「さーってと。まずは鉛筆で下書きをして・・・」

 その時、異常なまでに大きな鐘の音がゴ~ッンと鳴り響いた。

「うわ!?何この音?うるさぁぁい」

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