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序章 〜はじめの舞〜
2次創作ではないです‼︎間違えました‼︎
あの日、僕は、夢を見ていたようだった。
目の前にいるのは、人ではないのではないかと。
躍動感。迫力。風。その全てが僕の体を伝って流れて行った。
その面を着けた男は、二つの『光る棒』を持ち
『舞って』いた。
周りの人は、蔑む目で通りすぎている。
しかし、僕は足を止めて魅入ってしまった。
だってその男は、
自分自信を見つめ、生きているように見えたから。
僕は、その男に話しかけた。なんてことない内容だった。何故、あなたはこんな事してるの?と。
そしたらその男は、
『いずれ君にも分かるさ』
幼いがどこか、寂しげな声をしていた。
まるで、誰かを待っているかのように…
その男は自らを【閃光ジャックナイフ】と名乗り
持っていた二本の棒を僕に渡した。
『いつか君にも……これで…舞ってほしいな』
そう言うと、男は去って行った。
夕方の秋葉原。
帰りの電車でも、その美しい舞は、僕の頭から離れることはなかった。
気づいたら二本の棒はもう光ってなかった。